へそジャングルに妖精を宿す女

咲良綾

恋の障壁は、おへそ(脚本)

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〇体育倉庫
辺利 牡丹「こんなところに連れてきて、ごめんね」
平 壮太「ううん、でもどうして、体育倉庫?」
辺利 牡丹「他の誰にも見られたくなかったから」
平 壮太「それで、告白の返事は・・・?」
辺利 牡丹「わたし」
辺利 牡丹「壮太くんのこと、好きだよ」
平 壮太「じゃあ・・・!」
辺利 牡丹「でも、付き合う前に知って欲しいことが」
平 壮太「何?」
辺利 牡丹「無理だったら、そう言ってね?」
辺利 牡丹「わたし」
辺利 牡丹「ギャランドゥがジャングルなの」
平 壮太「・・・え?」
辺利 牡丹「おへそが、毛深いの」
平 壮太「あ、ああ、そういう・・・」
平 壮太「僕は別に、気にしないよ」
辺利 牡丹「お手入れすればいいと思ってるでしょ」
辺利 牡丹「でも、できないの」
平 壮太「なんで?」
辺利 牡丹「おへそに」
辺利 牡丹「妖精が住んでるの・・・!」
平 壮太「なんて?」
ネーブル「はーい、はじめましてじゃ!」
ネーブル「牡丹のへそに住んでるネーブルでーす!」
平 壮太「はい!?!?」
ネーブル「わしの種族はへそ毛の霊力が糧でな」
ネーブル「おなごのへそ毛の霊力は、男に比べて段違いなんじゃよ」
ネーブル「わしこう見えて高齢なんで、もはやへそ毛豊かなおなごの霊力でしか生きられぬのじゃ」
ネーブル「3分離れると具合が悪くなるレベルでな」
辺利 牡丹「だから付き合っても、二人きりになれるのは」
辺利 牡丹「3分・・・なの」
辺利 牡丹「こんなわたしでも、いいかな?」
  あんなことやこんなことを
  3分で・・・?
  でも、負けない
平 壮太「僕は、愛のウルトラヒーローになる!」
辺利 牡丹「壮太くん・・・!」
ネーブル「ふぉふぉふぉ、はっぴーえんどじゃー!」
ネーブル「わしの前でいちゃついても良いんじゃぞ?」

コメント

  • とてもギャランドゥの立派な同僚さん(♂)を思いだしました🤤
    最近子供が出来た彼も、きっとこの様な葛藤を夫婦で乗り越えたのか…と思い、出産祝いを多めに包もうと思います(*´ω`*)

  • スピード感があって楽しい!

    昔、ギャランドゥという言葉自体には全く意味がないということを知って衝撃でしたが、意味のない言葉があのあたりの毛を意味するようになるってのは、言葉というものの面白さを感じます。

  • たとえギャランドゥが濃くてもそこに妖精が住んでても受け入れられるとは😭愛ゆえに。……性癖🤔

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