〇生徒会室
芭登 卓真　ﾊﾞﾄｳ ﾀｸﾏ「いっそ金箔まぶしたり、電子パネルで表示するか？」
白杜 陽介　ｼﾗﾄ ﾖｳｽｹ（ただの部活のポスターに金かけすぎなんだよ）
芭登 卓真　ﾊﾞﾄｳ ﾀｸﾏ「そうだ。垂れ幕使ってもいいぞ」
白杜 陽介　ｼﾗﾄ ﾖｳｽｹ「うわあやだ。美容部員だと思われたくない」
芭登 卓真　ﾊﾞﾄｳ ﾀｸﾏ「んだよ、目立つのが嫌なのか？ なら俺たちのポスター垂れ幕に貼ろうぜ」
白杜 陽介　ｼﾗﾄ ﾖｳｽｹ「そうなったらもう家から１歩も出たくないです。恥ずかしすぎる」
白杜 陽介　ｼﾗﾄ ﾖｳｽｹ「先輩の見てから考えましょう。もしダメなら仕方ないです 今出てるポスターのままにしましょう」
大御堂 春羅　ﾀﾞｲﾐﾄﾞｳ ｼｭﾝﾗ「えーやっぱ見せなきゃだめ？」
白杜 陽介　ｼﾗﾄ ﾖｳｽｹ「観念してください」
白杜 陽介　ｼﾗﾄ ﾖｳｽｹ「いいじゃないですか！」
芭登 卓真　ﾊﾞﾄｳ ﾀｸﾏ「おー、こういうの貼ってあるよな」
大御堂 春羅　ﾀﾞｲﾐﾄﾞｳ ｼｭﾝﾗ「いや、でもデザイン性がないし──・・・ 素人すぎて恥ずかしいじゃないか」
白杜 陽介　ｼﾗﾄ ﾖｳｽｹ「高校生なんですからこれでいいんですよ こっちの方が親しみやすいし」
芭登 卓真　ﾊﾞﾄｳ ﾀｸﾏ「じゃ、これで決まりってことだな 俺が印鑑押してコピー機で刷っとくぜ」
芭登 卓真　ﾊﾞﾄｳ ﾀｸﾏ「明日の昼休みは部員探し、放課後はポスター貼りな」
白杜 陽介　ｼﾗﾄ ﾖｳｽｹ（おお、さすが会長 こっちの方が部長っぽい）
芭登 卓真　ﾊﾞﾄｳ ﾀｸﾏ「んじゃ今日は暗くなってきたし、部活の時間もそろそろ終わるし帰ろうぜ」
白杜 陽介　ｼﾗﾄ ﾖｳｽｹ「そうですね」
大御堂 春羅　ﾀﾞｲﾐﾄﾞｳ ｼｭﾝﾗ「ねえ、本当に貼るの？ やだよ。ずるいよ みんなのも貼ってよ」
芭登 卓真　ﾊﾞﾄｳ ﾀｸﾏ「・・・これを貼るのか？」
大御堂 春羅　ﾀﾞｲﾐﾄﾞｳ ｼｭﾝﾗ「みんなが貼らないならそれ今すぐ廃棄する どんな手を使ってでも」
白杜 陽介　ｼﾗﾄ ﾖｳｽｹ（どんだけ必死なんだよ）
大御堂 春羅　ﾀﾞｲﾐﾄﾞｳ ｼｭﾝﾗ（あーあー 絶対に嫌だー公開処刑だー嫌がらせみたいなものだー）
白杜 陽介　ｼﾗﾄ ﾖｳｽｹ（本当に嫌なんだな）
芭登 卓真　ﾊﾞﾄｳ ﾀｸﾏ（わがままいいやがって、おぼっちゃまはこれだから困るぜ）
白杜 陽介　ｼﾗﾄ ﾖｳｽｹ（アンタもわがままおぼっちゃまだろ）
白杜 陽介　ｼﾗﾄ ﾖｳｽｹ「わかりました、この中からマシなのを選んで貼りましょう」
芭登 卓真　ﾊﾞﾄｳ ﾀｸﾏ「お前の絵どれも変わんねえだろ」
白杜 陽介　ｼﾗﾄ ﾖｳｽｹ「会長のはこれですね」
芭登 卓真　ﾊﾞﾄｳ ﾀｸﾏ「なんでだ！　ラブラ部がいちおしだぞ！」
白杜 陽介　ｼﾗﾄ ﾖｳｽｹ「取り敢えず美容部ってことは書いとかないと」