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隍沸喰(隍沸かゆ/おかゆ喰)

1話(5/5)探し物(脚本)

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〇大会議室
  助けてくれ!
  中庭が大変なことに!
奈酉 良明 ナトリ リョウメイ「何度言えば分かるのですか 今は会議中で・・・」
奈酉 良明 ナトリ リョウメイ「・・・って 志染先生!?」
奈酉 良明 ナトリ リョウメイ(白杜って確か・・・)
志染 宇陽 シセン ウヨウ「お願いだ白杜くん! 頼れるのは君しかいないんだ! 止められるのは白杜くんしかいない!」
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「え・・・俺ですか?」
奈酉 良明 ナトリ リョウメイ「せ・・・先生困ります・・・ 今は会議中で・・・」
奈酉 良明 ナトリ リョウメイ(まあこんな奴どこに行こうがどうでもいいが)
芭登 卓真 バトウ タクマ「志染先生 あの 聞き間違いでなければ今 中庭と言いませんでしたか?」
芭登 卓真 バトウ タクマ(さっきの生徒も確か中庭と言っていたが・・・)
志染 宇陽 シセン ウヨウ「頼む芭登くん! 止められるのは白杜くんしかいないんだ!」
芭登 卓真 バトウ タクマ「・・・分かりました 俺が行きましょう」
志染 宇陽 シセン ウヨウ「いやいや白杜くんじゃなきゃ困る! 白杜くんしかいないんだ!」
八尾 十寺 ヤオ トウジ(何だと? 今先生は何と言った?)
的伊 アヤメ マトイ(かいちょぉがダメでこのもっさりじゃなきゃダメえ?)
奈酉 良明 ナトリ リョウメイ(卓真様はどんなことでもすべて解決なさる この失礼な教師 我々の手で解雇してくれよう)
芭登 卓真 バトウ タクマ(俺がこのもっさり以下だぁ・・・?)
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「・・・・・・」
志染 宇陽 シセン ウヨウ「はっはやく白杜くん! はやくしないと噴水が──・・・」
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「噴水?」
志染 宇陽 シセン ウヨウ(いや・・・しかし 白杜くんは生徒会役員になったと聞いたし 知らせない方がいい)
志染 宇陽 シセン ウヨウ(いくら相手がアレでも頼っちゃダメだ むしろ守ってあげなくては)
志染 宇陽 シセン ウヨウ(この子は一生徒だ 負担を掛けるのは良くない ここは私がなんとか・・・)
白杜 陽介 シラト ヨウスケ(先生・・・)
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「先生 俺でよければ」
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「どこへでも行きますよ」
志染 宇陽 シセン ウヨウ「・・・・・・い・・・いや 大丈夫・・・」
志染 宇陽 シセン ウヨウ「彼は私が止めてみせる」
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「彼・・・?」
志染 宇陽 シセン ウヨウ「気にしないでくれ。邪魔してごめんね 生徒会役員になれたんだって? おめでとう」
志染 宇陽 シセン ウヨウ(生徒会役員から外されかねないもんな・・・)
志染 宇陽 シセン ウヨウ(大御堂くんが噴水を運び出そうとしてるなんて話したらこの子飛び出して行っちゃ──・・・)

〇学校の廊下
志染 宇陽 シセン ウヨウ「え・・・ あ・・・し 白杜・・・くん?」
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「いやぁ先生 天気がいいですね・・・ 思わず窓の外を覗いてしまいたくなるくらい・・・」
志染 宇陽 シセン ウヨウ「そ・・・そうだね! 空が・・・やば──美しいね! 中庭なんか気にもならないね!」
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「はい とても美しいですね 中庭も・・・」
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「あの余計な者さえいなければ・・・」
芭登 卓真 バトウ タクマ「おいお前 今大御堂の声が──・・・」
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「だあいみどおおおおおおおおおおおおおおう!! 貴様あああああああああああッ!?」
志染 宇陽 シセン ウヨウ「うわああああああ 白杜くん! ここ4階 !」
奈酉 良明 ナトリ リョウメイ「卓真様の腕を払うなど・・・!」
奈酉 良明 ナトリ リョウメイ「卓真様?」
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「お前は俺の手で安らかに眠りにつかせてくれる!」
志染 宇陽 シセン ウヨウ「白杜くん!」

〇空
  !!!!

〇学校の廊下
「・・・!?」
芭登 卓真 バトウ タクマ「・・・・・・」

〇モールの休憩所
大御堂 春羅 ダイミドウ シュンラ「・・・し・・・白」
大御堂 春羅 ダイミドウ シュンラ「し・・・白杜くん・・・ 君はなんてことを」
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「アンタはどれだけ非常識なんだ ええ? 先生の手を煩わせるなとあれほど・・・」
大御堂 春羅 ダイミドウ シュンラ「君も充分非常識だと思うな」
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「誰がどう考えたら噴水を持ち出そうと考えるんだ、どこへ持っていこうとしていた、いや言わなくてもわかってる」
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「アンタの住処の旧部室棟から見える庭にでも持って行こうとしていたんだろう」
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「アンタはあの野暮ったい庭も美容するだのなんだの言って手入れしていたらしいからな──」
大御堂 春羅 ダイミドウ シュンラ「えい!」
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「・・・・・・」
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「貴様あああああああああああッ!!」
大御堂 春羅 ダイミドウ シュンラ「やっぱりその髪切らない?」
大御堂 春羅 ダイミドウ シュンラ「・・・」
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「・・・?」

〇学校の廊下
芭登 卓真 バトウ タクマ「・・・・・・」
奈酉 良明 ナトリ リョウメイ「卓真様?」
芭登 卓真 バトウ タクマ「見つけた・・・」
奈酉 良明 ナトリ リョウメイ「え?」
志染 宇陽 シセン ウヨウ「え・・・」
志染 宇陽 シセン ウヨウ「芭登くん!? まさか君まで」

〇空
  芭登くうううん!?
  卓真様ッ!?

〇モールの休憩所
大御堂 春羅 ダイミドウ シュンラ「──ぶべッ!?」
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「か・・・会長 いったい な・・・何を・・・」
白杜 陽介 シラト ヨウスケ(この人 大御堂先輩のこと好きだったんじゃ・・・ 踏み台にするとは・・・)
芭登 卓真 バトウ タクマ「白杜陽介ッ!!」
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「は・・・はいっ!」
白杜 陽介 シラト ヨウスケ(あれ・・・)
白杜 陽介 シラト ヨウスケ(会長の・・・)
白杜 陽介 シラト ヨウスケ(心の声が聞こえない・・・!?)
芭登 卓真 バトウ タクマ「見間違いじゃなかった・・・」
白杜 陽介 シラト ヨウスケ「え・・・」
白杜 陽介 シラト ヨウスケ(ん?)
白杜 陽介 シラト ヨウスケ(は?)
白杜 陽介 シラト ヨウスケ(何だこの状況 な・・・)
白杜 陽介 シラト ヨウスケ(何より会長の考えていることが分からない・・・)
白杜 陽介 シラト ヨウスケ(だ・・・ 大問題だ・・・!)
白杜 陽介 シラト ヨウスケ(だって俺はこの人を参考に学園を支配しようと──・・・)

次のエピソード:2話(1/7)部活動申請書

コメント

  • わー!!✨スチルてんこ盛りですね!!✨☺️

    心の声が聞こえないのは相手が好意を持ってると聞こえないんですかねー??🤔✨そこの部分も面白いですね✨☺️

    今後どんな展開になるか楽しみです!!✨

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