桃ばーちゃんの婚活記

西瓜頭

第1話「結婚とはおっぱい揉み放題のサブスクである」(脚本)

桃ばーちゃんの婚活記

西瓜頭

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〇おしゃれな食堂
  婚活会場
司会者「只今より回転式自己紹介タイム⋯」
司会者「スタートです」

〇おしゃれな食堂
  OPたった72
  フッ、ゴミめ
  ほう
  OP85 これは中々⋯
  だが、理想のOPには
  程遠い
  俺の求めるOPは、存在しないのか⋯
  ⋯
  この反応は!?
  OP89、90、91
  まだまだ上昇しやがる
  OPカウンターの故障か!?
  来る!

〇黒
「ウワーッ」

〇おしゃれな食堂
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「畜生、目がやられた」
???「ふふっ」
???「眼鏡が落ちただけじゃ」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「ありが⋯」
???「面白い男じゃ」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「貴方は⋯?」
???「わしは彩田桃江」
???「孫は桃ばーちゃんと呼ぶのう」
桃ばーちゃん「99歳」
桃ばーちゃん「独身じゃあ〜」

〇おしゃれな食堂
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)(巡り会えた)
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「理想のOPPAIに」
桃ばーちゃん「おぱ?」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「貴方は俺の天使だ」
桃ばーちゃん「情熱的じゃあ〜」
桃ばーちゃん「ところで」
桃ばーちゃん「食ってええ?」
桃ばーちゃん「胡椒をおくれ♪」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「どうぞ」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「あっ」
桃ばーちゃん「ふぁっ?」
桃ばーちゃん「ふぁっ」
桃ばーちゃん「ぶぁっくし!」
桃ばーちゃん「ふぁ〜」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「⋯」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「俺の天使が⋯」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「萎れたピクルスに!」

〇火葬場
  1ヶ月前

〇葬儀場
草治郎「母さん」
草治郎「うぅ⋯」

〇幻想空間
桃ばーちゃん「ここは⋯」
???「桃江⋯」
玄一郎「80年ぶりじゃ」
桃ばーちゃん「誰?」
玄一郎「儂じゃ、桃江」
玄一郎「婚約者の玄一郎じゃ」
桃ばーちゃん「玄さん?」
玄一郎「そうじゃ」
桃ばーちゃん「あぁ」
桃ばーちゃん「わしを絶対幸せにするとほざきながら」
桃ばーちゃん「勝手に死んだ玄さんかぁあ」
玄一郎「そうじゃああ」
玄一郎「すまなんだ」
桃ばーちゃん「顔と土下座の威勢だけはええな」
玄一郎「お前を待っとったんじゃ」
桃ばーちゃん「孫も大きくなったし」
桃ばーちゃん「未練ももうないわ」
玄一郎「今度こそ、2人で」
インドラー「玄ちゃん、その人だあれ?」
玄一郎「⋯」
桃ばーちゃん「⋯」
玄一郎「⋯」
玄一郎「違うんじゃ」
桃ばーちゃん「あ?」

〇火葬場

〇葬儀場
スミレ「ん?」
茶太郎「なんか今⋯」

〇幻想空間
桃ばーちゃん「このスケコマシ」
インドラー「何するのよお婆ちゃん!」
桃ばーちゃん「はぁ〜?」
桃ばーちゃん「アンタに婆呼ばわりされる筋合いないわ」
桃ばーちゃん「年上じゃろ糞ババァ」
インドラー「なんですってぇ」

〇火葬場

〇葬儀場
スミレ「なんか⋯」
茶太郎「雷が⋯」

〇幻想空間
桃ばーちゃん「やるのうババァ」
インドラー「お前もなババァ」
玄一郎「やめてくれ桃江」
玄一郎「ほっとけなかったんじゃ⋯寂しそうなおなごを」
桃ばーちゃん「わしの時と同じか⋯」
桃ばーちゃん「変わっとらんのう」
インドラー「⋯」
インドラー「私一人じゃないわよ?」
玄一郎「ちょ」
インドラー「この男」

〇幻想空間
  寂しい女を捕まえては
  遊びまくってるわよ?

〇幻想空間
玄一郎「お前が1番じゃよ?」
桃ばーちゃん「クズが」
桃ばーちゃん「アホくっさ」
桃ばーちゃん「80年操を立てたわしが1番アホじゃわ」
インドラー「なんなら力を貸すわよん?」
インドラー「現世で男漁りしてくればいいじゃない」
桃ばーちゃん「⋯」
桃ばーちゃん「いいかもじゃ〜」
インドラー(これでライバルが減るわん)
桃ばーちゃん「舶来の女神さんは気前がええの」
インドラー「善は急げね」
桃ばーちゃん「おうさ」
玄一郎「ちょ、ま⋯」
インドラー「せーの」

〇火葬場

〇葬儀場
スミレ「ヤバくない?」
茶太郎「弔辞読んでる場合じゃ⋯」
草治郎「母さんを弔うより大事があるか」

〇黒

〇葬儀場
スミレ「桃ばーちゃんに」
茶太郎「雷が」
草治郎「⋯本当にありがとう」
スミレ「まだ弔辞読んでる」
草治郎「安らかにお眠り下さい⋯」
「いやじゃあ〜」
「わしは」
桃ばーちゃん「生きる」
桃ばーちゃん「生きて婚活じゃあ〜」
「誰ぇ!?」
草治郎「か⋯」
草治郎「母さん」
草治郎「良かった〜」

〇昔ながらの一軒家

〇広い畳部屋
スミレ「父さん、婆ちゃんは?」
草治郎「お出かけじゃない?」
草治郎「元気で僕嬉しい」
スミレ「1回死んでるけどね」
茶太郎「小遣いくれるし俺も嬉しい」
スミレ「お前はマジメに働け」
スミレ「そういえば婚活、本気なのかな?」
草治郎「まさか⋯」

〇広い玄関(絵画無し)
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「こんにちは」
スミレ「は~い!って」
スミレ「杯乙じゃん」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「ここ彩田んち?」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「大学以来だなぁ」
桃ばーちゃん「ただいまじゃ〜」
スミレ「ばーちゃんと一緒⋯?」
桃ばーちゃん「わし」
桃ばーちゃん「求婚されたんじゃ〜」

〇広い畳部屋
草治郎「ええと⋯」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「杯乙です」
草治郎「⋯」
草治郎「母さんとの馴れ初めは?」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「パーティーで一目惚れでした」
スミレ「ちょっと父さん」
スミレ「相手してないで追い返してよ!」
草治郎「僕だって実母の相手とこんなん想定外過ぎるよ!」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「桃江さんは素晴らしい人ですね」
草治郎「そうそう!」
草治郎「僕の母さんは凄いでしょ」
草治郎「綺麗で優しくてちょっと抜けた所もめちゃくちゃイイでしょ?」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「仰る通りです」
スミレ(ダメだこりゃ)
草治郎「で」
草治郎「母のどこに惚れたの?」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「それはもちろん」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「おっぱいです」
草治郎「⋯」
茶太郎「⋯」
スミレ「だから言ったじゃん」

〇広い畳部屋
草治郎「じゃあ」
草治郎「乳のデカさで選んだって事?」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「違う」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「色、艶、形、柔らかさ そして味!」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「桃江さんのOPは全て完璧なんだ」
草治郎「味だと貴様ァ」
草治郎「吸ったのか!」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「服の上からわかりますよ」
草治郎「⋯」
草治郎「吸っては、ないのか」
草治郎「ならよし」
スミレ「よくねーよ」
草治郎「そうだ、よくないぞ」
草治郎「君の結婚観はどうなってるんだ」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「結婚とは⋯」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「おっぱい揉み放題のサブスクです!」
(クズだコイツ!)

〇広い畳部屋
草治郎「緊急会議〜」
草治郎「大切な母さんをあんなクズにやれようはずもない⋯」
草治郎「だが」
草治郎「あの様子だ」
草治郎「僕達が止めるしかない」
スミレ「アレが祖父になるのは無理だわ〜」
茶太郎「面倒いし別に良くない?」
草治郎「母さん一緒にパチンコ行ってくれなくなっちゃうぞ?」
茶太郎「⋯ヤダ」
草治郎「家族一丸、この結婚を阻止するぞ」

〇広い畳部屋
草治郎「好夫君」
草治郎「2人の事に関してはいい」
草治郎「だが結婚は別だ」
草治郎「君が家族として相応しいか」
草治郎「試させてもらう」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「いいでしょう」
茶太郎「最初は俺が行くぜ、勝負は」
茶太郎「これだ」

〇格闘技リング
  対戦格闘ゲーム
  デッド&アライブ!

〇パチンコ店
  俺が爺さんに求めるものは
桃ばーちゃん「ま〜たボウズかい」
桃ばーちゃん「博打が下手クソじゃの〜」
桃ばーちゃん「婆ちゃんの持ってきな」

〇広い畳部屋
茶太郎「本気で遊び相手になってくれる事」
茶太郎「2本先取の3Rだ」
茶太郎「負けたらきっぱり諦めてもらうぜ」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「のぞむところだ」

〇格闘技リング
  ROUND1
茶太郎「先手必勝」
茶太郎「楽勝ォ」

〇広い畳部屋
茶太郎「おっぱいばっか追いかけてる奴に負けるかよ」
草治郎「いいぞ茶太郎」
スミレ「流石ゲーマーね」
桃ばーちゃん「⋯」
桃ばーちゃん「コォオオオ」
草治郎「あっ! 母さんが」
茶太郎「ピチピチに戻った」
桃ばーちゃん「好夫さーん負けるなじゃー」
桃ばーちゃん「わしが応援しとるでな」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「見てて下さい」

〇格闘技リング
  ROUND2
茶太郎「終わりだッ」
茶太郎「何ッ!?」
茶太郎「動きが⋯」

〇広い畳部屋
茶太郎「強ッ⋯」
桃ばーちゃん「ひゅーひゅー」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「おっぱいばかり追いかけてる その通りだ」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「その俺が未履修だと何故思った?」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「おっぱいが揺れまくる、このゲームを」
茶太郎「次は勝つ」

〇広い畳部屋
桃ばーちゃん「好夫さんの勝ちじゃ〜」
茶太郎「最初は手加減を⋯?」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「やられて暴れるおっぱいが見たかっただけさ⋯」
茶太郎「遊び心まで⋯」
茶太郎「負けたぜ」

〇広い畳部屋
スミレ「次は私よ」
スミレ「私が祖父に求めるのは」

〇大きな箪笥のある和室
スミレ(幼少期)「またお下がり」
母「勿体ないでしょ?まだ着られるんだから」
桃ばーちゃん「スミレや」
桃ばーちゃん「一緒にでぱあとへ行こう」
桃ばーちゃん「下の子だからって、我慢しなくていいんじゃ」
桃ばーちゃん「母さんには内緒じゃぞ?」

〇広い畳部屋
スミレ「ズバリ、財力」
スミレ「私達を安心させられる稼ぎを⋯」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「ほい、源泉徴収」
スミレ「これは」
スミレ「年収888万?」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「常にその数値に調整している」
スミレ「な、何故」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「8を90℃傾ければわかるだろ?」
スミレ「⋯」
スミレ「∞(無限大)?」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「違ぁう」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「2つのおっぱいでしょうがッ」
スミレ「意味はわからないけど」
スミレ「普通に年収で負けた」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「おっぱいの為に残業しまくるぜ」
桃ばーちゃん「⋯」

〇田舎の空き地
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「最後は外ですか」
草治郎「勝負はコレ」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「野球?」
草治郎「キャッチボールさ」
草治郎「父がいない僕は、これが夢だったんだ」
草治郎「3球投げて1回でも取れれば君の勝ち」
草治郎「どう?」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「認めてもらえるなら⋯」
草治郎「決まりだね、じゃあ」
草治郎「死ねぇ」
草治郎「どんどん行くぞ父さん(仮)」
スミレ「きったね」
茶太郎「何あの豪速球」
スミレ「それはね」

〇トレーニングルーム
  桃ばーちゃんの介護に備えて
草治郎「憤怒ァ」
  めっちゃ鍛えてるのよ

〇田舎の空き地
桃ばーちゃん「あ、眼鏡が」
草治郎「残り一発だ」
桃ばーちゃん「こりゃ草治!も少し手心を⋯」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「いりません」
草治郎「⋯」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「次は捕ります」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「心配しないで」
草治郎「これで終わりだ」

〇黒
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「乱視でボールがブレる!」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「ブレて2つに──2つ!?」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「これだ」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「2つの白球をおっぱいとして捉える! イメージしろ⋯」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「うおおおお」

〇田舎の空き地
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「俺はブラジャーだあああ」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「⋯」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「やりましたよ⋯桃江さん」
草治郎「⋯負けたよ」
草治郎「父さん」
桃ばーちゃん「流石」
桃ばーちゃん「わしの見込んだ男じゃ」

〇空

〇テーブル席
桃ばーちゃん「ん?」
桃ばーちゃん「好夫さん、それだけかえ?」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「医師に止められてるんです」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「高血圧で⋯」
桃ばーちゃん「⋯」

〇テーブル席
???「⋯」

〇川沿いの公園
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「少し歩きましょう」
桃ばーちゃん「ふぁ⋯」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「大丈夫ですか?」
桃ばーちゃん「平気じゃ」
桃ばーちゃん「この季節はあれるぎ〜がの」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「免疫が活発な証拠だ」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「お若いんですね」
???「今⋯」
???「危なかったわね」

〇結婚式場の前
「う〜」
草治郎「母さんとイチャつきやがって」
スミレ「趣味と往生際悪すぎない?」
茶太郎「姉ちゃんも来てんじゃん」
スミレ「それはほら、やっぱり」
スミレ「桃ばーちゃんが心配じゃん?」
草治郎「追うぞ」

〇見晴らしのいい公園
草治郎「こ、ここは」
草治郎「やる気だな⋯」
スミレ「何を?」
草治郎「決まってるだろ」
草治郎「夜景に誘う男は、100%おっぱいが目的なんだよ」
スミレ「なわけねーだろエロ親父」
スミレ「茶太郎もなんか言ってやれ」
茶太郎「へ?」
茶太郎「違うの⋯?」
スミレ「クズの系譜」
草治郎「しっ!静かに」

〇見晴らしのいい公園
桃ばーちゃん「綺麗じゃ」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「桃江πの方が綺麗です」
桃ばーちゃん「パイ?」
桃ばーちゃん「やっぱ、面白い男じゃ」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「パーティーの時も言ってくれましたね」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「あれ、嬉しかったんです」
桃ばーちゃん「⋯」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「俺」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「本当は全然自信ないんです」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「おっぱいだって実は」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「触った事なんてない」
桃ばーちゃん「好夫さんは」
桃ばーちゃん「一途な男じゃな」
桃ばーちゃん「わしは好きじゃぞ?」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「俺、身を粉にして働きます」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「幸せにします」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「だからッ」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「結婚して下さい」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「貴方の専属ブラジャーになりたいッ」
桃ばーちゃん「⋯」
桃ばーちゃん「いやじゃ〜」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「⋯」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「ごはっ」
茶太郎「完全に行ける流れだったのに」
スミレ「なんでっ!?」
桃ばーちゃん「⋯」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「俺みたいな」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「おっぱい星人は、ダメ、ですか」
桃ばーちゃん「いやその前じゃろ」
桃ばーちゃん「なんじゃ身を粉にって」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「⋯」
桃ばーちゃん「わしは」
桃ばーちゃん「わしはなっ」

〇古い畳部屋

〇田舎駅の改札

〇広い玄関(絵画無し)

〇見晴らしのいい公園
桃ばーちゃん「先に逝っちまう相手なんて」
桃ばーちゃん「もう嫌じゃ」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「⋯」
桃ばーちゃん「血圧も高すぎじゃあ」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「そんなに俺の、健康を⋯」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「スリムになって出直します」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「でも、やっぱり」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「悔しいです⋯」
桃ばーちゃん「⋯おいで?」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)(まさかの)
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)(脱OPDTチャンス!?)
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「桃江さぁん」
「あっ」
スミレ「これはッ」
スミレ「花粉をふんだんに孕んだ 春の夜風ッ!」
桃ばーちゃん「ふぁっ!?」
桃ばーちゃん「ふぁっ⋯!」

〇宇宙空間
「ぶあっくしょ〜い!」

〇黒

〇格闘技リング
  K.O!

〇昔ながらの一軒家
「だーっ また負けた」

〇広い畳部屋
茶太郎「好夫さん強すぎだろ」
スミレ「なんでまたいるのよ」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「だって桃江さんが」

〇見晴らしのいい公園
桃ばーちゃん「友達からならええぞ」

〇広い畳部屋
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「って」
杯乙 好夫(ぱいおつ よしお)「よろしく未来の孫娘」
スミレ「イヤー!」
茶太郎「いっそ俺と結婚しない?」
草治郎「ふざけるな」
草治郎「どう考えても僕が先だろぉ!?」
スミレ「アホかこいつら!」
桃ばーちゃん「玄さんや⋯」
桃ばーちゃん「今日も彩田家は平和じゃぞ」

コメント

  • 風邪で寝こみながら読んでいたのですが元気がでた気がします。
    コメント欄にopiが溢れていて素晴らしいですね。私が言いたいこと全部言ってくれていました。萎びなたピクルスは秀逸でした。ありがとうございました。

  • 3本目……読了しましたが、いや、3本とも凄いクオリティでしょう!攻めすぎですが(褒め言葉)😅

    気づきたくなかったですよ、OPクズ男の杯乙の活躍に、応援したくなる気持ちが湧いたなんて!
    桃おばあちゃんのクズ男好き疑惑に、ちゃんと理路整然とした返答をされてらっしゃる😅

    ……自分も某ゲームパロに気づいてしまった人間です。

  • 面白かったですー!!!!!
    桃おばあちゃん!!!!!そのままも可愛いし、若い頃も可愛くて癒されました♡♡

    あと好夫!!!!!わら
    おっぱいサブスクという単語が頭から離れません、、、わら

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