アングラ☆リーガル

杜若ゆうき

エピソード6(脚本)

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杜若ゆうき

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〇ファンシーな部屋
松山紫苑「♪」
松山百合江「あら、楽しそうね」
松山紫苑「わ!」
松山紫苑「いや、別に・・・」
松山百合江「自己採点があがった?」
松山紫苑「ううん」
松山百合江「模試が良かった?」
松山紫苑「ううん」
松山百合江「照れなくてもいいわよ」
松山紫苑「・・・・・・」
松山百合江「まぁ、でも、今の時期からA判定って、上を狙うなら当然のことだから」
松山百合江「気を引き締めて頑張るのよ」
松山紫苑「・・・え? あ・・・うん」
松山紫苑「私、頑張る」
松山百合江「ふふ、紫苑は良い子ね。 期待してるから」
  百合江は除菌ジェルを取り出すと、手のひらにプッシュして手を拭き始める。
松山百合江「紫苑も使う?」
松山紫苑「ううん、大丈夫」
松山百合江「ちゃんと除菌しなきゃだめよ」
松山紫苑「大丈夫、言われた通りいつもやってる」
松山紫苑「全部、言われた通りにやってる」

〇寂れた雑居ビル

〇稽古場
  紫苑は楽しそうに歌いながら、軽快なステップを踏む。
ハッピィ山田「魔法使いにでも会ったの?」
松山紫苑「えっ?」
ハッピィ山田「びっくりしちゃった。 あまりに上達してるから」
ハッピィ山田「この調子で頑張ってね、期待してるわ」
松山紫苑「ありがとうございます!」
大野菜々美「なんか最近頑張ってるみたいじゃん」
松山紫苑「え?」
大野菜々美「いい? 紫苑はターンの後グラつくの」
松山紫苑「あ、そうかも」
大野菜々美「ターンするときは、首を残して先に身体をねじって最後に首!」
  菜々美がくるりと回転して踊ってみせる。
松山紫苑「こう?」
大野菜々美「そう! うまいうまい!」
北澤瑛士「あれ? ずいぶん仲良くなった?」
大野菜々美「見兼ねて教えてただけ!」
北澤瑛士「そう? でも、ずいぶん上達したね」
松山紫苑「だって楽しいですもん」
北澤瑛士「こういうタイプが一番バケるって、社長も言ってたからな」
北澤瑛士「見た目もちょっと垢抜けたんじゃない?」
松山紫苑「えへへ」
北澤瑛士「はい! ここで、二人に重大な発表! 」
北澤瑛士「来月の事務所のライブでお披露目することになりました!」
松山紫苑「ライブ!? 早速ですね!」
北澤瑛士「菜々美が直談判してくれたんだ」
北澤瑛士「自分が紫苑に教えるから、とにかく早く舞台に立たせてくれって」
大野菜々美「やったぁ、久しぶりのステージ!」
北澤瑛士「はい、これが衣装でーす!」
北澤瑛士「まだ確定ではないから、幾つか試してみよう」
松山紫苑「うわぁ〜!」
  紫苑と菜々美は、それぞれ嬉しそうに衣装を身体に当ててみる。
松山紫苑「・・・・・・」
北澤瑛士「あれ? 紫苑? お気に召さなかった?」
松山紫苑「あ・・・いや、そういうわけでは」
北澤瑛士「そう? じゃあさ、ちょっと着てみなよ」
松山紫苑「あ、それはまだちょっと」
北澤瑛士「でも、サイズ違ったら直しておけって言われてるんだ」
大野菜々美「実際アイドルになりたい子って細めに申請する子多いから、ステージで破けたりとか、けっこうあるんだよね」
松山紫苑「でも・・・これ、スカート短くないですか?」
大野菜々美「そう? ニーハイ履くと、バランスは丁度いいよ」
松山紫苑「あー・・・」
北澤瑛士「寒いのはすぐに慣れるし」
松山紫苑「あの、そういうことでは・・・」

〇稽古場
北澤瑛士「二人とも似合ってるじゃないか!」
松山紫苑「露出度が・・・カーディガン着たい」
大野菜々美「何かモノ足りない・・・」
北澤瑛士「うーん、じゃあこれは?」
  北澤が衣装の段ボールから、ピカピカのリボンを取り出す。
大野菜々美「違うなあ」
北澤瑛士「じゃあこれは?」
  そう言って、今度はシャワーキャップのような帽子を取り出す北澤。

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