読切(脚本)
〇線路沿いの道
「暗がりの中一人で歩いていく。 後ろからヒタヒタと足音が聞こえてくる」
「彼女が立ち止まると、少しずれて足音も止まる。 彼女が歩き出すと、少し遅れて足音が始まる」
明里「駅を出てからずっとずっと音がしている。 明るいところを歩いている時でさえ、振り返っても誰もいなかったのに・・・・・・」
「足を早めると、足音も早くなる。 足を緩めると、足音も遅くなる」
明里「私の後を一定の間隔でつけてくる」
「数週間前から始まって、足音の距離が少しずつ狭くなっている」
「数週間前は、微かに聞こえる、気のせいかと思う程の距離だった」
明里「今はもう、真後ろにいる」
明里「こんなの、振り返らなくったって、居るのがわかるはずなのに・・・・・・」
明里「周りも変だと気付くはずなのにっ・・・」
「耳元で息を吐く音がする」
明里「怖くて、恐くて、こわくてこわくてこわくてっ!!!!!!」
「耐えきれずに、走り出す。 足音と息遣いは、離れることなく付いてくる」
〇二階建てアパート
「やっとのところで、家に帰り着く」
明里「おかしい・・・・・・」
明里「いつもなら、アパートの階段を登ると消えるのにっ!」
「『やっと捕まえた、、、、、。』」
「耳元で声がした」
明里「私の意識は闇へ落ちていく・・・・・・」
深夜に読んでますww
夜中に読むのを後悔するほど怖いですね~💦
意外と最後はギャグオチかなと想像しましたが、マジでした😱
正体がわからないのも怖いなと感じました!!
不穏な空気感が立ち込めていて、話が進むにつれて緊張感が高まります。その正体や真相が明かされないところに一層恐怖を感じますね。