斬刀怪獣ガマイラー

情無合成獣スフィアマザコンザウルス

チャプター2(脚本)

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〇山並み
  ────翌日。
金子ススム(嵐は過ぎ去ってくれた。施設にダメージもない)
金子ススム(それはいい、それはいいんだ。 だが・・・)
ヒカル「若!!アレです!!ほら、排水地に!!」

〇湖のある公園

〇山並み
ヒカル「あれが落ちてきたってのか・・・」
ショウマ「隕石・・・いや、宇宙船・・・?」
ヒカル「SF映画的には、あれ自体が生き物って可能性もあるぜ」
金子ススム「宇宙怪獣、ってやつか」
ヒカル「おっ、若様も解ってんじゃないですか」
金子ススム「茶化してる場合か、これじゃ工事はできないぞ」
金子ススム「原発自体も止める必要が出てくるかもしれん・・・何より、マスコミに見つかる前に早急な対策を・・・」
ヒカル「・・・・若、それは無理かも知れませんぜ」
金子ススム「え・・・?」
野次馬A「おい、なんだあれ!!」
野次馬B「隕石か!?いや、UFOだ!!そうに違いない!!」
マスコミ「スクープだ!!本社に連絡!!」
金子ススム「・・・・・・」
ヒカル「・・・若、腹括りましょう」
金子ススム「・・・・・・クソが!!」

〇山並み
キャスター「今我々は隕石の落下した原発付近に来ています!!」
キャスター「落下したのはあちらの排水地のある方向です!!あっ、見てください!!」
反対派「原発はいらない!!即刻解体せよ!!」
反対派「お前たちはまだわからないのか!?原発は人間には過ぎた力だ!!」
反対派「利権目的の科学の暴走を許すな!!被災者の気持ちを考えろ!!」
キャスター「えー、ご覧の通り原発周辺には原発に反対する市民の皆様も集まっております!!」
キャスター「評論家の木便云蔵氏によれば、原発が隕石を呼び寄せたという意見もあり・・・」
ヒカル「あんたら何してんだ!!ここは立入禁止だって警察に言われてんだろ!!」
反対派「ええい黙れ利権の犬め!!少しは原爆で犠牲になった人達の事を考えろ!!」
キャスター「我々にも報道の使命があります!!それとも見られたくないものでもあるんですか!!」
反対派「そうだ!!そうに違いない!!原発に隠蔽はつきものだからな!!」
反対派「ヤクザからいくら貰ってんだこの外道が!!貴様ら全員殺してやりたいわ!!」
ヒカル「・・・・・・ああクソッ!!」

〇事務所
川先「・・・何なんだねあの騒ぎは。これでは調査所ではないぞ」
  川先博士。日本科学省に属する科学者。
  宇宙生物学、すなわち地球外生命体の研究を勧めているが、研究を財務省から取り潰されかけている。
金子ススム「すいません博士・・・折角来てもらったのに」
川先「なあに、悪いのはあなた方ではないじゃないか。気を落とすことはない」
川先「それに、あの手の愚かな民衆については、私もその恐ろしさは知っているからね!!ははは」
ショウマ「はは・・・」
金子ススム「・・・で、早速ですがあの隕石について、何か解りましたか?」
川先「ふむ・・・」
川先「まず結論から言うと、あの隕石は”クロ”だ」
ショウマ「クロ?」
金子ススム「生きてる、って事だよ。俺達の予想通りだ」
川先「それでだが・・・っと」
川先「排水池の監視カメラの映像は?」
ショウマ「はい、こちらに」

〇湖のある公園

〇事務所
ショウマ「現在、排水池周辺の気温は10度を下回ってます」
金子ススム「今は真夏だぞ・・・!?どうして・・・」
川先「あの隕石・・・ひいては、中にいる宇宙生物が原因だよ」
ショウマ「中に?」
川先「あの隕石は、いわば保護粘膜のような物だろう。丁度ハイギョが干ばつを乗り切るためのな」
川先「中身の大きさは、推定でも60m前後と言った所か・・・」
ショウマ「・・・ヒカルさんの予想が当たってしまいましたね」
金子ススム「ああ・・・マジモンの宇宙怪獣だ」
川先「この異常な冷気は、あの隕石の表面から発せられている」
川先「おそらく我々とは逆に、ヤツは冷たい環境ほど生命活動が活発になるんだろう。あの保護膜は宇宙を渡るための船と同時に──」
川先「──周囲の環境を自分に合うものに変える、いわばテラフォーミング装置というワケだ」
金子ススム「・・・まさに、侵略者か」
川先「今が真夏日で、落下したのが冷却水の排水池でよかったな・・・」
川先「金子さん、原発の稼働は?」
金子ススム「指示通り、上の方には稼働するよう連絡しました。炉心は全て正常に動いてます」
川先「ふむ、それでいい。とにかく温まった冷却水を送り続けて、ヤツの覚醒を遅らせる必要がある」
ショウマ「マスコミ各社には理由を通達してますが・・・」
川先「結果はアレ、と・・・」
金子ススム「いつもの”報道しない自由”か・・・クソッタレめ!!」
金子ススム「誰からだこんな時に・・・」
金子ススム「・・・はいもしもし、こちら──」
金子ススム「・・・え?」
川先「?」
ショウマ「?」
金子ススム「こんな時になんだ・・・えっ、こっち来る!?」
金子ススム「何言って・・・は!?いや、ちょっと・・・おい!!」
ショウマ「誰からだったんです?」
金子ススム「・・・・・・」

〇飛行機内
アナウンス「間もなく、日本に到着いたします」
???「・・・ふふっ」
???「待っててね、”ダーリン”♡」

〇事務所
金子ススム「・・・・・・”援軍”だよ」

次のエピソード:チャプター3

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