私の学校には主人公がいる

檸檬桃緑茶

1-1.始まり(脚本)

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〇教室
  ・・・ふと気づくと。
  【王滝 杏菜《おうたき あんな》】
  高校1年生の女性として日々を生活していることに気がついた。
  特に階段から落ちたとか、体育の時に頭にボールが当たったとか、そういう変化があったわけではない。
  ある授業中、急に体調不良で保健室に行くと出ていったクラスの人たちを見ていると・・・。
  急に何か違和感を感じたのである。
  私は『王滝杏菜』とは別の人として生きていたような気がするのだ。
  ただ細かいことはわからない。
  老後まで生きたのか、もう死んだのか。
  男だったのか女だったのか・・・・・・。
  そしてなにより、別の人として生きていたときは魔法なんてものは存在しなかった。
  いや。
  今も表向きは存在はしていないのだが・・・。
  裏では存在しているようなのだ。
  なぜなら・・・・・・。
  先ほど体調不良で保健室に行くといった人達が運動場で何やら炎やら水やらを出して化け物と戦っているからだ。
  杏菜はそれを窓際の席から見ていた。
  なぜ周りの人達は気づかないのかと思ったら、結界のようなものがはられており普通は見えないようだ。
  なぜ・・・。
  みんなには見えていない結界の中の様子を杏菜は見えてしまったのか。
  わけが分からなかった。
先生「杏菜さん。友人たちが気になるのは分かりますが授業に集中してください!!」
王滝 杏菜「あ、はい!!」
  あぁ・・・。
王滝 杏菜「・・・」
  体調不良で飛び出して行ったクラスメイトたちは、確かに杏菜の友人だったな!!

〇田舎の学校
  そして、外を見ると・・・・・・
  【火神 竜也《ひがみ りゅうや》】
  火を操り、ガンガン化物に殴りかかっている。
  彼は、杏菜の幼なじみである。

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コメント

  • 表紙がかっこいいですね!
    いきなりバトルが始まって興味を惹きます。
    2分の短さも読みやすくていいです👍

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