昼間の肝試し(脚本)
〇校長室
僕の名前は吉田礼一。私立探偵だ。
よく物探しや何故か怪奇現象・事件の依頼をされる。
〇外国の田舎町
今日はここ、静村で調査することになった。
この村は、5か月後にダム建設によって廃村になることになったそうだ。
村に着くと広場には20人ほど人が多くいた。主婦の人や学生、おじいさんなど、いろいろな人がいた。
???「おーい!吉田さーん!」
〇外国の田舎町
吉田礼一「あっ、村田さん!」
彼の名前は村田正一。今回の依頼者だ。
村田さんからの依頼で僕はここに来た。
村では今、不思議な事が起こっているらしい。
それは・・・
この村で幽霊が出るかを調査してほしいとの事だった。
〇農村
ダム建設が決定された時、村の住民の一人が家に帰る時、草むらで白い人影を見つけた。しかし、数秒後には何もなかったらしい。
また別の日、昼に木こりが森を歩いていた時、木から縄で首をつっていた人を見つけた。しかし、その場所に行くと何もなかった。
その後も、幽霊らしきものを見たとの噂が絶たなかった。そのため、捜索することになったとの事。
〇外国の田舎町
村田正一「今日はよろしくお願いいたします」
吉田礼一「はい!それにしても人が多いですね。なんですか?」
村田正一「今日は、村の人たちが皆で捜索すると集まってくれたのです」
吉田礼一「そうなんですか!心強いです。皆で一緒に頑張りましょう!」
「それでは、皆さん!捜索開始しまーす!」
こうして、村の捜索が今、始まりました。
しかし、まさか驚きの出来事を僕を含めて体験するとはまだ思いませんでした。
〇けもの道
最初は森を歩いた。
昼なのにとても暗かった。薄気味悪い。
「きゃああああああああああ!」
歩いて5分で悲鳴が上がった。
悲鳴の主はこの村に住む主婦の一人だった。
吉田礼一「どうしましたか!?」
青井朋美「い、今・・・、あそこの木に・・・、首吊りが・・・」
僕たちは、主婦の人が指をさした木を見た。
しかし、その木には何もなかった。
吉田礼一「何もありませんよ?」
青井朋美「でも、あったんだよ!首を縄で吊っていた影がぁ!」
僕たちは主婦の青井さんを落ち着かせ、影があったとされる木に向かった。
その木には異常が無かった。
〇田舎の公園
不穏な森を出た後、次は公園に向かった。
公園が遠めに見えたところ、地球儀がくるくる回っているのが見えた。
子供が先ほどまで回して遊んでいたのだろうか?
黒田将司「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
すぐに悲鳴が上がった・・・。
村田正一「どうしましたか!?黒田さん!」
黒田将司「今・・・、地球儀に大人3人が回っていた。 そして、今消えた・・・」
吉田礼一「まじかよ!」
地球儀を見た。最初に見た時よりも回転の勢いは下がっていた。しかし・・・
他の参加者「そんなの嘘だろ!」
「そうだそうだ!」
誰も信じてくれなかった。
黒田将司「いや!本当に見たんだよ!」
青井朋美「私は信じますよ!」
見た人と見ていない人たちで言い争いになった。
争いの途中、僕は急に便意が来たので公園にあったトイレに向かった。
〇公衆トイレ
俺はトイレに入り、大きいほうをするため、個室のトイレのドアを開けた。
ドアを開けるとそこには・・・。
・・・・・・
首のない白いフードを被った細い体が便器の前に立っていた。
吉田礼一「うわぁぁあああああぁぁあぁぁぁぁぁぁ!」
俺は悲鳴を上げた。だってこんなのいたんだよ?びっくりして、出すものが引っ込んだり、悲鳴がビブラートになったんだよ。
トイレを後にして、捜索隊の皆に叫んだ。
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廃村になる村での出来事…ってだけで、怖さが上がります。
幽霊は見た人しか信じないものですが、さて本当に幽霊だったのか?と思いました。
確かに幽霊は信じる人と信じない人の意見が分かれますねー。テンポ感も良くサクサクと楽しく読めたので続きもとても気になります!
ダムに沈む村といタイトルから、それに反対する先祖の魂が騒ぎ出しているのかと想像しながら読みました。人を陥れようとしている幽霊ではないでしょうから、見えたり見えなかったするのでしょうね。今後の展開にわくわくしています。