第三話「歪んだ揺り篭に子守唄は響く」(脚本)
〇荒廃したセンター街
・・・・・・始まりは、なんだったか。
第三次世界大戦が終わってもなお燻り続けた戦火は、その日・・・
よりによって、私の誕生日に再び燃え上がった。
ホーク将軍「警備隊応答しろ!警備隊!」
ホーク将軍「くそっ!どことも繋がらん・・・!」
ボーゲン王妃「将軍・・・デカルトとの連絡は・・・」
ホーク将軍「現在王宮とも連絡が取れません・・・公王様も無事かどうか・・・」
アルミリア・ボーゲン「おかあさま・・・」
ボーゲン王妃「大丈夫よ、アルミリア・・・何も心配することはないの」
ボーゲン王妃「今日はあなたの誕生日なんだから、きっといい日で終わるわ、きっと・・・」
アルミリア・ボーゲン「・・・うん」
ホーク将軍「とにかく、ここは危険です。早く離れましょ・・・」
反政府ゲリラ「見つけたぞ王族!!」
ホーク将軍「まずい!!」
反政府ゲリラ「うおおおっ!!国民の怒りを受けてみろォ!!!!」
ボーゲン王妃「!!!!!!」
ボーゲン王妃「逃げてアルミリア!!!!」
アルミリア・ボーゲン「!!!!!!」
ボーゲン王妃「・・・・・・・・・・・・」
ボーゲン王妃「アルミリア・・・・・・」
ボーゲン王妃「どうか・・・・・・」
ボーゲン王妃「どうか、優しい子に・・・・・・・・・」
ホーク将軍「!!!!」
ホーク将軍「王妃様ッ!!!!」
アルミリア・ボーゲン「おかあさまああああーーーーっ!!!!!!」
・・・・・・・・・
こうして私は、最愛の母を喪い、今の今まで続く自国の内戦状態という、最悪の誕生日プレゼントを突きつけられた。
そして・・・・・・・・・
〇黒
第三話
「歪んだ揺り篭に子守唄は響く」
〇城の会議室
ホーク将軍「────以上が、現在解っている反政府勢力についてのデータです」
リサ・パトリケエヴナ「・・・・・うーん」
リサ・パトリケエヴナ「・・・最初に断っておきますが、あなた方の能力を疑っているわけではありません」
リサ・パトリケエヴナ「しかし、それを差し置いても・・・得られる情報が何もない」
ホーク将軍「人員、装備、それを得るための資金や人脈。その全ての入手先、が見事なまでにバラバラ」
ホーク将軍「裏で誰かが糸を引いているのはそうでしょうが、そのバラバラの点を繋いで手繰り寄せなければなりません・・・」
リサ・パトリケエヴナ「こちらも、国連本部の方に調べるよう頼んでおきます」
リサ・パトリケエヴナ「・・・こちらの、ナノマシンについても」
ホーク将軍「・・・ナノマシンによって身体を構成する機神、ですか」
ホーク将軍「反政府勢力はそんなものを何処で・・・」
リサ・パトリケエヴナ「今じゃ当然ロストテクノロジー。古戦場を漁るにしてもそうそう見つかるものじゃない」
リサ・パトリケエヴナ「ましてや、それを運用するためのサイボーグ兵士だって、どこから・・・」
カゲロウ・パトリケエヴナ「・・・・まあ、とりあえず現状は専守防衛につとめるしかありませんね」
ホーク将軍「悔しいですが、その通りです・・・」
ホーク将軍「では、新しい情報が入り次第後ほど・・・」
リサ・パトリケエヴナ「・・・・・・」
リサ・パトリケエヴナ「・・・・・・♡♡」
カゲロウ・パトリケエヴナ「・・・♡」
〇要塞の廊下
NEST兵士「死体が見つからない?どういう事です?」
ボーゲン軍兵「はい、あの後崩壊したストリンガーの残骸を調査していたんですが・・・」
ボーゲン軍兵「ナノマシンはあるんです、しかし肝心のサイボーグ兵士の死体は見つからなかった」
ボーゲン軍兵「機神サイズのパイルバンカーに潰されたにしても、肉片ぐらいは見つかるハズです、おそらく・・・」
NEST兵士「・・・生きて逃げ延びた、か」
ボーゲン軍兵「王宮の警備を破って姫様の寝室まで侵入するようなヤツです」
ボーゲン軍兵「何もなければ・・・というワケにもいかないでしょうね。ヤツはまた来ます、きっと・・・」
ボーゲン軍兵「・・・・・・おっ?」
リサ・パトリケエヴナ「・・・・・・♡」
カゲロウ・パトリケエヴナ「・・・・・・♡」
ボーゲン軍兵「あの二人、最近よく一緒にいますよね」
NEST兵士「最近って言うか、基本あの二人はコンビ行動だから・・・」
ボーゲン軍兵「親子で仲良しなんていいですね!」
ボーゲン軍兵「ウチの妹とか、反抗期だからかよく両親と喧嘩ばかりで・・・」
ボーゲン軍兵「カゲロウ君を見習ってほしいですよ、ほんと」
NEST兵士「・・・・・・・・・」
ボーゲン軍兵「どうかしました?」
NEST兵士「い、いえ、何も・・・」
ボーゲン軍兵「?」
NEST兵士(・・・・・・・・・・・・)
NEST兵士(・・・身内の権力者に摘発されてない性犯罪者がいる人の気持ちって、こんななんだろうな・・・・・)
〇宮殿の部屋
────アルミリア自室。
アルミリア・ボーゲン「すごいですね・・・もう直ってる」
近衛兵「ストリンガーが壊したのが運良く窓まわりだけでしたからね。完全に腕が入ってたらアウトでしたよ」
近衛兵「では、私はこれで」
アルミリア・ボーゲン「・・・・・・・・・」
アルミリア・ボーゲン(・・・・・・まあ、たしかに)
アルミリア・ボーゲン(イイにおいなんて言われるのは、まあ女性に対する扱いというにはアレですが・・・)
アルミリア・ボーゲン(殴るのは・・・違いますよね)
アルミリア・ボーゲン(・・・・・・・・・謝ろう)
誤解を与えぬように言うが、アルミリアは決して女性性を軽視しているワケではない。
そしてカゲロウもセクハラ目的ではなく、経験の少なさから、本気であれが褒め言葉になると思っていただけだ。
アルミリアが優しすぎて、カゲロウがバカすぎただけだ。そこに悪意はない。
まあそれでも、ビンタされるのは妥当だろうが・・・
〇要塞の廊下
アルミリア・ボーゲン(ええと、たしか二人の寝泊まりしてる部屋は・・・)
アルミリア・ボーゲン(あ、ありましたありました、 この部屋ですね)
「────────ッ──────ッ──」
アルミリア・ボーゲン(なんでしょう?何かうめき声のようなものが・・・・・・)
ふと、昔見た古い映画を思い出したアルミリアは、軽い気持ちで部屋の鍵穴を覗いてみた。
アルミリア・ボーゲン「!?!?!?!?!?!?!?!?」
・・・・その軽率さの報いは、間も無くすぐに受ける事になった。
〇貴族の部屋
リサ・パトリケエヴナ「こらこらぁ♡着たままなんて我慢弱いなぁボクちゃん♡♡」
カゲロウ・パトリケエヴナ「だって♡だってぇ♡♡ママのおっぱいほしいんだもん♡♡」
カゲロウ・パトリケエヴナ「我慢なんてできないっ♡♡おっぱい!おっぱいいいいいっ♡♡♡」
リサ・パトリケエヴナ「やぁん♡♡服の上から甘えるのいいっ♡♡」
リサ・パトリケエヴナ「もっとバブバブするんだっ♡♡ママに甘えん坊の赤ちゃんになるんだぁ♡♡♡」
〇要塞の廊下
アルミリア・ボーゲン(・・・・・・・・・・・・え?)
アルミリア・ボーゲン(なにこれ・・・・・・・・・)
アルミリア・ボーゲン(私は・・・・・・・・・ 私は何を見ているの・・・・・・・・・?)
・・・Tapnovelの規約の都合上、直接的な表現は抑えた。
が、何が起きているかわからない読者諸君ではないだろう。
アルミリアもまた、お姫様とはいえ14歳。子供がキャベツ畑で収穫されぬ事ぐらい知っている。
アルミリア・ボーゲン「・・・・・・・・・・・・!?!?!?!?」
アルミリアは思わず駆け出した。
例え知識があろうとなかろうと、直視し続けるには耐えられなかったからだ。
〇洋館のバルコニー
アルミリア・ボーゲン(え・・・・・・何・・・・・・!?)
アルミリア・ボーゲン(何なんですの!?アレ・・・!?)
しばらくは、初めて直視してしまった男女の情事に頭が混乱していたアルミリア。
しかし時間が経ち衝撃が薄れると同時に、次の感情が襲ってきた。
アルミリア・ボーゲン(・・・・・・カゲロウさんは、確か15歳)
アルミリア・ボーゲン(リサさんはたしか・・・35・・・)
アルミリア・ボーゲン(つまりあの人・・・・・・)
嫌悪感である。
そりゃあそうだ。まともな倫理観の中で育ったアルミリアが、未成年に股を開いて艶声を漏らすリサを認めるワケがない。
普通に考えれば、カゲロウが性的虐待を受けている。と考えるのが普通だろう。
リサ・パトリケエヴナ「こんにちは、お姫様」
アルミリア・ボーゲン「────ッ!!」
・・・噂をすれば影が差す。
そんな、古いことわざがあったと、アルミリアは思い出した。
アルミリア・ボーゲン「あ、はい・・・どうも」
リサ・パトリケエヴナ「・・・・・・」
リサ・パトリケエヴナ「・・・・・興味があるのはわかりますが 盗み見というのは、ちょっと関心しませんよ?」
アルミリア・ボーゲン「!!!!」
障子に目あり、とも。
リサ・パトリケエヴナ「で、姫様は私をどうするおつもりで?」
アルミリア・ボーゲン「どうするって・・・」
アルミリア・ボーゲン「・・・・・・」
アルミリア・ボーゲン「・・・・・・何も言いません」
アルミリア・ボーゲン「今の私達はあなた方に守ってもらう立場です。いくら倫理や正義に反していても、今は何も言えません」
リサ・パトリケエヴナ「なるほど、賢い判断だ」
アルミリア・ボーゲン「・・・・・・でも」
アルミリア・ボーゲン「あなたの事は・・・正直嫌悪します」
リサ・パトリケエヴナ「なるほど、それも公女として正しい判断だ」
リサ・パトリケエヴナ「国家の代表が未成年淫行を認めてはいけないからな」
リサの態度は自信に満ちていた。
立場が立場だ、ある程度の不正はもみ消せると知っているのだろう。
リサ・パトリケエヴナ「・・・・・・・・・けれど」
アルミリア・ボーゲン「?」
リサ・パトリケエヴナ「・・・こちらも一方的に弾劾されるのは嫌だからな」
リサ・パトリケエヴナ「せめて私の言い分を聞いてほしい。私を国連に告発するのは、その後でもいいだろう?」
〇荒廃した街
・・・・・・知っているとは思うがカゲロウは、日本の生まれだ。
先の大戦で米中の戦いに巻き込まれ、激戦区となった・・・
・・・そして、滅びた国だ。
私は当時、ユーラシア連合の軍人として日本で戦っていた。
そして終戦が訪れ、日本を後にするとなった時、私は日本人の子供を見つけた。
驚いたよ。そこは東京で、敵の絨毯爆撃による大破壊を受けた場所だ。
そんな中運良く助かったのだろうが、無事とは言い難い状態だった。
空腹と恐怖で精神が追い詰められていた彼は、既にジュニアハイスクールに行くような年齢でありながら幼児のような言動を見せた。
そして・・・私を「ママ」と呼んだ。
極限状態で精神が破壊され、一途の望みとして私を母親だと思い込み、救いを求めたんだろうな。
そして私は、それを受け入れた。
この子がこんな目に遭っているのは、日本を守りきれなかった自分のせいでもある。その罪悪感・・・
・・・そして、私の中の女の部分。
失ったハズの「母親」の部分が、そうさせたんだろう。
私は、彼を連れて本国に帰還した。
養子手続の書類と、彼に与えた「カゲロウ」という名前と一緒に。
〇宇宙船の部屋
本国に戻って、親も身分証明の手段のないカゲロウの身柄は、一旦国連が預かる事になった。
そして私が養子手続きを進めていた時・・・事件は起きた。
リサ・パトリケエヴナ「通せ!ここにカゲロウが連れてこられたのは知っている!」
国連軍兵士「お、落ち着いてください!パトリケエヴナ中佐!」
リサ・パトリケエヴナ「子供を・・・それも戦災孤児を使って、貴様ら科学部は何をしようというのだ!?」
リサ・パトリケエヴナ「それが平和の守護者たる軍人のする事か!? いいから通せ!!あの子は私の子供だ!!」
国連軍兵士「主任から通すなと言われているんです!」
リサ・パトリケエヴナ「なら命令だ!!私は中佐だぞ!!」
???「それなら私は、技術特佐だ」
リサ・パトリケエヴナ「!!」
ウィッグ・ウッド「階級上は少将並みの扱いだが・・・それでも文句はあるかね」
・・・ウィッグ・ウッド。国連技術局局長にして、軍に協力している技術特佐。
そして、かのグリモワールの解析に携わった科学者の一人でもある。
ウィッグ・ウッド「久しいな中佐、パイロット適正検査以来か」
リサ・パトリケエヴナ「挨拶などどうでもいい!!カゲロウを出せ!!」
ウィッグ・ウッド「今は出せん、何故なら彼には「戦闘訓練」を受けてもらっているからね」
リサ・パトリケエヴナ「なんだと・・・!?」
ウィッグ・ウッド「ああ待ってくれ、別に洗脳だとか脳改造みたいな事をしているワケじゃない」
ウィッグ・ウッド「シミュレーション装置と睡眠学習を組み合わせた短期訓練装置に入ってもらってるのさ。君も訓練でやっただろう」
リサ・パトリケエヴナ「そういう問題じゃない!!何故カゲロウがそんな事をする必要があるんだ!?」
リサ・パトリケエヴナ「ただの子供だぞ!? それを少年兵のように・・・!」
ウィッグ・ウッド「・・・・・・平和のために必要だからだ」
リサ・パトリケエヴナ「何だと・・・!?」
〇兵器の倉庫
ウィッグ・ウッド「知っての通り、戦争は終わった。だがその”遺物”は世界各地に眠っている」
ウィッグ・ウッド「歩くだけで街を破壊する機神、巨大怪獣のような生物兵器・・・どれもこれも、世界の平和を脅かす危険な存在だ」
ウィッグ・ウッド「それらに対抗するため、国連軍内部に対遺物用の独立治安維持組織を立ち上げる計画が、今進んでいる」
〇宇宙船の部屋
リサ・パトリケエヴナ「・・・NEST計画、か」
ウィッグ・ウッド「そこまで知っているなら、計画が今暗礁に乗り上げているのは知っているね?」
NEST計画・・・NESTを立ち上げるに至って一番最初に出た問題は、人員不足だった
大戦により国連も酷くダメージを受けたが為に、軍事力に回す人員が圧倒的に足りていなかった。
・・・・・・これに対処するために、国連は世界の平和のためという免罪符と共に、非道な選択を取った。
リサ・パトリケエヴナ「じゃあ、まさかカゲロウを・・・!!」
ウィッグ・ウッド「・・・最初見た時、私もびっくりしたよ。彼の持つ才能は君以上だ」
ウィッグ・ウッド「まさに、機神に乗るために生まれてきたと言っていい逸材だ。彼こそ、この世界に平和を齎す救世主に・・・」
リサ・パトリケエヴナ「・・・・・・ざけるな」
ウィッグ・ウッド「・・・」
リサ・パトリケエヴナ「ふざけるなァ!!!!!!!!」
ウィッグ・ウッド「・・・・・・上官に手を・・・いや、厳密には上官ではないな」
リサ・パトリケエヴナ「何が救世主だマッドサイエンティストめ!!!!貴様らのやろうとしている事は少年兵を洗脳して戦わせるテロリストと同じだ!!」
ウィッグ・ウッド「・・・百も承知だそんな事」
ウィッグ・ウッド「それでも、平和のためならやるしかない。私はその為なら悪魔にでもテロリストにでもなる」
ウィッグ・ウッド「私はその覚悟を持って国連軍にいる・・・君もそうだろう」
リサ・パトリケエヴナ「カゲロウは民間人だろうが!?いくら手段が無いとしても・・・!!」
リサ・パトリケエヴナ「私はあの子の母親だ!!子供を死地に送って喜ぶ母親がどこにいる!?」
ウィッグ・ウッド「母親を気取るなよ”おままごとおばさん”」
リサ・パトリケエヴナ「なん・・・・・・ッ!?」
ウィッグ・ウッド「君の身体がどうなっているかは、機神パイロットのバイタルを研究している私は知っている」
ウィッグ・ウッド「戦闘中の事故により、乗っていた機神から漏れた放射線を浴びた君は、一命を取り留めたが女性としての機能を──」
ウィッグ・ウッド「───妊娠の機能を失った、違うか?」
リサ・パトリケエヴナ「それは・・・・・・」
ウィッグ・ウッド「よくある話だ、子供を作れなくなった、あるいは同性愛者故に子供が作れない女性が──」
ウィッグ・ウッド「自分が母親になる事への未練を捨てられず、パートナーや養子を相手にして育児欲求を満たそうとする」
ウィッグ・ウッド「君は私にふざけるなと言ったが、その言葉はそっくりそのまま返そう」
ウィッグ・ウッド「母親をやりたいなら自分で子供を産んでそれでやれ!!関係ない子供を巻き込むな!!」
ウィッグ・ウッド「それが出来ないなら貝のように口を閉じて自分ひとりだけでドン底にいろ!!」
ウィッグ・ウッド「・・・それができん時点でお前に私を糾弾する資格はないし、お前は母親になる資格もない」
ウィッグ・ウッド「どこまでいっても君は私の同類、哀れで醜い”おままごとおばさん”なんだよ」
リサ・パトリケエヴナ「・・・・・・」
言い返せなかった。
私もどこかでそう思っていた。そして見ないフリをしていたものを、面と向かって突きつけられたからだ。
結局・・・子供を欲のために利用している時点で、私もこの男の同類なのだ。
ウィッグ・ウッド「・・・・・っと、訓練は終わったようだ」
ウィッグ・ウッド「愛する我が子を迎えてやれよ、 ”お母さん”?」
そう皮肉るように吐き捨てたウィッグの背後から顔を出したカゲロウは、私の知る春の日差しのような笑顔で・・・
カゲロウ・パトリケエヴナ「あっ、ママ!!聞いて聞いてっ!!」
カゲロウ・パトリケエヴナ「今日、ハカセにキシンのパイロットになるためのトックンさせてもらったんだ!」
カゲロウ・パトリケエヴナ「それでねっ、いっぱい敵をやっつけたんだ!」
カゲロウ・パトリケエヴナ「ハカセはこれでママのお手伝いができるって・・・」
・・・人殺しの練習をしたと、まるで学校の事を話す子供のように報告してきた。
カゲロウ・パトリケエヴナ「・・・ママ?どうしたの?」
リサ・パトリケエヴナ「・・・・・・!!」
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