天才の俺が半分だけ異世界転生しちゃった時の話聞く??

こわし

実力テスト編(脚本)

天才の俺が半分だけ異世界転生しちゃった時の話聞く??

こわし

今すぐ読む

天才の俺が半分だけ異世界転生しちゃった時の話聞く??
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇一人部屋
(なるほどな・・・夢の世界で寝たら現実に戻るわけだ)
愛「お兄ちゃんおはよ!!」
「ああ、おはよう」
愛「覚えてる?昨日の夢!!」
「なるほどな・・・やっぱりあれはただの夢ではなかったわけだ」
愛「てことは・・・私たちまた学校だよね・・・」
「そう・・・だな」
(果たして心が休まることはあるのだろうか)
(そんなことを考えながら僕らは学校へ行くのだった)

〇学校の校舎
友達「おはよ碧!!」
「ああおはよう」
友達「なんかいい事あったか?」
「え?」
友達「いつもより顔が楽しそうだぞ?」
「そんな出てるか?」
友達「いや・・・テレパシーだ」
友達「俺たちは心が通じあってるからな」
(そんなこいつの言葉をスルーしつつ)
友達「っておいスルーすんなよ」
(そんなこんなでつまらない学校生活が始まる)
「はぁ・・・」

〇教室
(そんなこんなで授業中)
(脳内にはあの告白のことしか無かった・・・)
「集中出来なかったな・・・」
(と呟くのだった)

〇華やかな寮
(現実で眠るとやはりここへ来るようだ)
リリー「ねぇねぇ!今日は実力テストの日だよ!!」
「なんだ?それ」
リリー「あれ?知らなかった?年に4回実力を図るためのテストをするの!」
リリー「碧くんは転校生だから昨日のようないい待遇だったけどテスト結果次第では酷い待遇になるよー?」
「そうなのか・・・」
(そんなことになるのは嫌なので全力で挑むことにしよう)

〇田舎の学校
(そんなこんなでテストの時間になった)
グリーン「今回の時間はテストをする。それぞれ能力を使い最大限の力を発揮すること」
グリーン「テストは5種目に分けてする」
グリーン「まずは短距離走次にハンドボール投げをする」
グリーン「座学のテストは国語・数学・英語の3教科だ」
(なるほど・・・座学もあるのか)
グリーン「SからEまでの評価がある。Sを目標とし、真剣に取り組むように・・・」
(はぁ・・・がんばるか・・・)
(色々な人が順番にテストをしていく)
「お?」
(各々能力を使いながらテストをしていたが中でも凄い奴がいた)
(100m2秒ってイカれてんだろ・・・)
(そうして・・・)
(リリーの番になった)
「は??」
「リリーは100mを1秒で走り抜けた」
「なになにどういうこと??」
「ここにはイカれてるやつしか居ないらしい」
(そんなこんなで僕の番が近づいている訳だが)
(僕は完全に自信を無くしていた)
「まあ、全力でやるか!」
「と、僕は本気で地を蹴った・・・」
(0.2秒だそうだ)
「はは」

〇城の廊下
(後日、テストの結果が貼りだされたのでアーリーと見に行ってみると)
アーリー「わ!!」
(と、アーリーが声を上げた)
アーリー「見てみて!!私1位だよっ!!」
アーリー「わぁ!!碧くん2位じゃん!!能力覚醒したばっかりで力引き出せてないはずなのに・・・」
「うわお」
アーリー「すごいね!碧くんはやっぱり・・・私の・・・」
「え?」
アーリー「あ、いや!なんにもない!!忘れてっ!」
(忘れてと言われても・・・そんな意味深な事を言われて忘れられるわけがないのだが・・・)
(おっと・・・気づいたらいなくなっていた どんだけ速いんだよ)
メリッサ「ねぇ?」
「どうしたんだ?」
(いきなり話しかけられるのにはもう慣れてしまったな)
メリッサ「貴方・・・何者なの?」
メリッサ「今までリリーという子が2位だった・・・ その2人を抜ける人はいなかった」
メリッサ「なのにどうして・・・貴方が」
「なんでなんだろうな・・・」
「僕にも分からないよ」
メリッサ「そう。今はそうでもいつか私が1位になってみせるわ」
「応援するよ」
(心にもないことをいって僕は自室へ戻るのだった)

〇古い図書室
(そしてそのまた後日・・・僕はエミリー先生のところへ相談をしに来ていた)
「あの・・・僕は2位だったのにどうして評価無しなんですか?」
エミリー「今まで現実からきた転校生がそこまでの実力を発揮することがなかったからね・・・」
エミリー「今はどういう対処をするのか検討中なのよ・・・ごめんなさいね」
「なるほどそういう事ですか」
「あと1つ気になったのでいいですか?」
(と、僕は質問を繰り出す)
エミリー「ええ。なんでも聞いてちょうだい」
「僕の能力は完全に発揮できている訳では無いと聞いたのですが、どういう事なんでしょうか?」
エミリー「あぁ、なるほどね」
エミリー「現実から来た人のほとんどが能力の制御ができないのよ」
エミリー「だからまだ貴方は3%程度のちからしか出せていない状況よ」
「じゃあ、いつか本来の力を出せるようになれば・・・」
エミリー「ええ。貴方はこの世界での最強となる。言わば貴方は最強の器なのよ」
「は・・・はぁ・・・」
(僕は別に力なんていらないんだけどなぁ・・・とそんなことを考えながら図書室を後にするのだった)

次のエピソード:私の過去の話 アーリー編

成分キーワード

ページTOPへ