脱獄

相園菜乃花

導入(🔞)(脚本)

脱獄

相園菜乃花

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〇血しぶき
  この作品には過激な暴力とエロ描写がございます
  苦手な方は読まないようにしてください
  実際の事件・人物・団体とは何も関係ありません

〇血まみれの部屋
  ◯月×日
  とある一軒家で死体が発見された
  調べた結果、リーク・レイスという名前の男性であることが判明した
警察「死体があるな。誰がやったと思うかね?」
警察「誰でしょうか?全く分かりませんね」
警察「イかれた殺人犯に違いない」
警察「見てみろよ!」
  年老いた方の警察が白い液体を指差した
  丸見えの内臓付近が白い液体まみれになっている
警察「恐らくイかれた殺人鬼が男性を殺して内臓S◯Xをしたんだ」
警察「人間がやったとは思えないほど、凄まじいな」
警察「こうなっちゃいられない!解剖分析を担当する人に調べてもらおう!」
警察「分かりました」

〇警察署の資料室
  白い液体を調べた結果──
  アルマ・テイラーという男であることが判明した
  そいつを探すために、色々な人から聞き込み情報を入手しようとしたのだが──
  情報がほとんどなかった
  今どこにいるのかも明白ではないらしい
  ただ空港付近にいた人物に、怪しい人がいるという情報をついに嗅ぎつけた
  警察官の一人が駆けつけた

〇ヨーロッパの空港
警察「ちょっとそこのお兄さん、話だけでもいいですか?」
?「・・・なに?」
警察「今何をしているんですか?」
?「別に・・・知り合いを待ってるだけ。悪い?」
警察「こんな夜中にですか!!」
?「この時間に待ち合わせしたからね。それで俺に何のよう?」
警察「あなた、アルマ・テイラーさんですか?」
?「何の話?俺はノルア・テリーですけど」
警察「それは失礼しました」
警察「ではノルアさん、少しお話ししませんか?」
?「・・・!まあいいけど」
警察「じゃあ近くの交番に行きましょう!」
?「はい」

〇交番の中
警察「どうした?そんなに慌てて」
警察「大変なんですよ!怪しいやつを捕まえました!」
警察「そうか、ご苦労。もう下がったいいよ」
警察「はい!」
警察「で、君名前は?」
?「ノルア・テリー」
警察「なるほど、ノルアくんね。さあ腰を下ろして」
?「・・・」
警察「それで君。何故あんな夜中に空港にいたんだ?もしかして観光か?それとも帰宅したいのか?」
?「友達と待ち合わせしただけ。それが何か?」
警察「いや、何でもない」
警察「それで友達の名前はなんていうんだい?住所とか知ってる?知ってたら教えて欲しいんだけど」
?「友達の名前は知らない。彼から直接聞いてなくて、電話の声からして男性だと思いました」
警察「おかしいね」
警察「友達なら名前くらい知ってても当然だと思うけど。もしかして最初から友達なんていないんじゃないの?」
?「いえ、携帯でも確認する?」
警察「そうさせていただきます」
警察「なるほど、ほとんど非通知だね。これが友達かい?」
?「そうだけど」
警察「それは友達よりも知り合いの方がいいんじゃない?それに非通知とか怖くないのか?」
?「別に・・・非通知はいつものことだから」
警察「それで君。最近起きた連続殺人事件について知っているか?」
?「知らない」
警察「そうか!」
警察「念の為、DNA鑑定をするから指紋の提供を」
?「分かった」

〇警察署の資料室
  DNA鑑定の結果、怪しい人物はアルマ・テイラーではなかった
  そのため彼は解放されたのだが、一部の警察は彼の意見に矛盾があると確信
  その後も彼の調査が独断で進められた
  囮を使ってでも仕留めてやる!

〇商店街の飲食店
  警察の1人がフードの男を見つけて観察していると、彼は喫茶店に入っていく様子
  どうやら一週間に一回だけ、この店に出入りしているようだ
  囮作戦開始!

〇カフェのレジ
ルル「ふふ、お客さんまた来たの?」
?「うん、そうだけど」
?「この店すごく心地が良くて、落ち着くんだ」
?「特にジャズが流れている雰囲気とか、結構好きかな?」
ルル「それは嬉しいね!いつも褒めてくれてありがとう!頑張ってる甲斐があるよ!」
ルル「ミーナ、案内してあげて」
ミーナ「はーい!」
ミーナ「こっちよ」
?「・・・二人とも仲良いね。付き合ってるの?」
ミーナ「どうしてわかったの?」
?「ずっと通ってるからね。そりゃあ、見れば分かるよ」
ミーナ「そ、そ、そのことは内緒よ!さあ席に着く、着く!」

〇テーブル席
ミーナ「ちゅ、注文が決まったら呼んでね。他の人が来るかもしれないけど」
?「わかった」
?「ねえ、今日は誰も店にいないからさ。これあげるよ」
  持っていたカバンからお金を取り出した
ミーナ「お、お金!?」
?「お金欲しいでしょ?」
ミーナ「キャァァァァー!お金だわ?くれるの?」
?「うん。でも条件があるよ?」
ミーナ「何かしら?」
?「君の彼氏くん、ちょうだい」
ミーナ「いやです!」
?「じゃあさ、三人で住もうよ。俺たくさんお金持ってるんだ。苦しくなる心配もないよ」
ミーナ「そ、それは・・・」
ルル「二人して何やってるの?」
ミーナ「見て見て、大量のお金よ!」
ミーナ「私、この人と暮らすことにする!だからルルくんも来て」
ルル「何を言ってるんだ!そんな意味わからないお金受け取っちゃダメ」
ルル「・・・!」
  突然フードの男がキスをしてきた
  舌が絡み合うとても長いキス
  ルルの体から力が抜けていく
ルル「はあ・・・はあ・・・気持ちいい・・・」
ルル「わかった、三人で暮らそうよ」
  二人はお金と欲にくらみ、三人で暮らすこととなった

〇部屋のベッド
  喫茶店で合意したことをきっかけに、三人で暮らすことになった
  現在どうなっているのかというと──
ルル「きょ、今日もするんだよね?」
?「ああ、するぜ」
ミーナ「もう、私のことも忘れてないでしょうね!」
?「ふふ・・・・・・二人ともまとめて気持ち良くしてあげるよ」
  ルルとミーナは両方とも男とセッ◯スをし始めた
  もちろんルルもミーナもネコである
?「すごく気持ちよかったよ」
?「お疲れ様」
ルル「はぁ・・・はぁ・・・もっとちょうだいよ♡」
ミーナ「私も未だ足りないの〜♡」
?「しょうがないネコちゃんたちだ。じゃあ・・・・・・」
?「お前のこと、殺してやるよ」
ルル「ぐっ・・・」
ミーナ「ルルくん!」
ミーナ「なんてひどいことを・・・・・・」
ミーナ「許さない・・・」
?「俺を殺すつもり?」
?「やめとけよ、力がないくせに」
  ミーナは男に殴りかかったが、圧倒的な力の差で椅子にくくりつけられてしまった
  口も塞がれる
ミーナ「んん・・・・・・!ん・・・!」
  泣きながら助けを求めても男はニンマリと笑うだけだ
  ベッドに横たわっている死体の腹をナイフで切り始めた
?「俺だけのルル、これでずっと一緒にいられるよ♡」
  ナイフで切り終えて、自分のものを入れようとした瞬間──

〇部屋のベッド
警察「動くな!警察だ!」
  銃を構える警察官の姿があった
警察「お前の言動は全て録音ししてもらった。これを聞け!」
  「お兄さんの名前は?」
  「アルマ・テイラーだけど」
  「アルマっていうのか。僕たち三人は今度から恋人だね」
  「そうだね。でも俺はルルしか見えてないよ。かわいいな」
  「そ、そんなこと言うなよ//」
  少し時間を置き──
  グチュ(ナイフで刺す音)
  「お前のこと、殺してやるよ」
警察「これはお前の声だろ!言い訳はできないぞ」
警察「それに今のこの状況を見れば一目瞭然だ!お前を逮捕する!」
アルマ(この女・・・嵌めやがったな、クソッ)
アルマ(油断した・・・)
  アルマはとんでもないミスをやらかし
  逮捕されてしまった
  服を着せられて、刑務所に運ばれてしまう

〇殺風景な部屋
看守「No. 403336。お前が今日から住む場所だ」
アルマ「何もないけど?」
看守「ごちゃごちゃ言うな!さっさと座れ!」
アルマ「わかったよ」
  アルマは看守の言った通り、ベッドの上に座る
看守「俺は今回からおまえの担当になった者だ」

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コメント

  • アルマの特異なキャラクターは、過去どのような場面で形成(発覚?)したのか気になります。これから明かされるのか、楽しみになります。

  • きっと彼なら題名にあるように脱獄に成功しそうだなあと思いました。人には色々な性癖があるものだけど、内蔵・・・とは、そんな悪趣味なタイプにはゾッとします。

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