脱獄

相園菜乃花

一章 出会い(🔞)(脚本)

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〇黒
  一章
  出会い

〇通学路
  あれは夕方の頃だった
母「ヒロヤ!」
ヒロヤ「お母さん、どうしたの?」
母「ゲーム買ったからって、はしゃぎすぎるのは良くないのよ」
ヒロヤ「大丈夫だよ!」
ヒロヤ「何にも起きないから!」
母「そう。それならいいわ」
ヒロヤ「もう!母さんは心配性だね」
母「あなたのことを思って言ってるのよ」
ヒロヤ「あっ!」
  僕は小さな花を見つけて、歩み寄った
ヒロヤ「すごく綺麗!母さん、見て」
ヒロヤ「・・・・・・!」
  母親が通り魔に殺されていた
  刃物を持った犯人が母親のカバンを盗み、去っていく
ヒロヤ「か、母さん・・・・・・誰か、誰か・・・」
  周りには人がおらず、誰も助けてくれなかった

〇病院の廊下
  奇跡的に救急車が来て助かったが、かなり時間が経っている
父「妻は助かるんですよね?」
医者「助かるはずです!もう少しだけ辛抱してください!」
  数時間後──
医者「残念ながら亡くなりました」
父「うそだろ・・・そんな・・・」

〇病院の待合室
ヒロヤ「母さんはどうだった?生きてた?」
父「ふざけんな!てめえのせいで由希子を亡くしたじゃねえか!!」
ヒロヤ「ご、ごめんなさい・・・」
父「帰ったらお仕置きだ!」
ヒロヤ「それだけは嫌だ・・・」
父「つべこべ言うな!クソガキ!」

〇明るいリビング
  家に帰ってきたが、父親に何度も殴られ蹴られた
  身体中はあざだらけ
  こんな家に帰っても意味がないからと、僕は家を出て友達の家に泊まることになった
  そこで高校2年生まで暮らし、色々あって社会人となった
  今でも母親を殺した犯罪者が憎いと感じている
  あいつが母親を殺さなければ三人で暮らせたのに・・・
  後悔してももう遅い
  そして現在、僕はその犯罪者の男に──

〇刑務所の牢屋
アルマ「ねえ、気持ちいい?」
ヒロヤ「あっ・・・やっ・・・♡気持ちいい♡」
  犯罪者の男に犯されていました
  パンパンパンパンパンパン
  淫猥で湿った音を立てながら男が腰を動かす
  僕もそれに揺られて、脳を突きつけられる快感が襲った
ヒロヤ「あっ・・・待って。壊れるっ♡あっ・・・あっ・・・・・・イくっ♡」
アルマ「ほら、イけよ」
ヒロヤ「あぁ・・・・・・・・・・・・////♡♡♡♡」
  ピュルピュル
  ペ◯スから精液が吹き出て、下腹部を汚す
  ああ・・・・・・もう何も考えれない。気持ちいい
ヒロヤ「もっとちょうだいよ♡」
  尻を掴んで股を広げ、肛門を押し開く
  白い液体が溢れる
アルマ「そんなに良かったの?いっぱい犯して俺だけの女にしてあげるよ」
  その後、向きを何度も変えてたくさんセッ◯ス
  相手が百人以上殺している犯罪者であることを忘れて、ただ気持ちいい快感によがっていた
  筋肉のついた腹を触りながら自分で動く
  長い肉棒を挿入して腰を動かし、丸い尻を腹に擦り付ける
アルマ「あんたと相性ぴったりだったみたい。持っていかれそう」
ヒロヤ「あっ・・・あっん・・・もっと♡」
  ピュルルルル
  4回目なのにまた射精した

〇刑務所の牢屋
アルマ「綺麗に洗わないと」
  ぐったりとなった僕を起こしてトイレまで連れて行き、トイレットペーパーを使って尻の中にある液体を取り出す
  途中感じそうになったけど、声を我慢する
アルマ「これで終わりだ。服着ろよ」
ヒロヤ「う、うん・・・」
  僕はまだ慣れない囚人服を着て、薄い布団の中に潜る
  実際は看守としてきたのだが、なぜこうなったのかというと──

〇ハローワーク(看板無し)
  二日前──
ヒロヤ「はあ・・・就職先を選ぶの大変だな・・・」
ヒロヤ「高卒だけじゃ無理かな・・・」
  僕の名前は野沢ヒロヤ
  バイトとパートしかしたことがない22歳だ
  今日は就職先を探すために、ハローワークに来ていた
ヒロヤ「なんか、楽しくてやりがいのある・・・英語の使える会社がいいな・・・」
  結婚もしていない童顔の僕はTOEICくらいしか資格がなく、ほとんどの仕事先は大卒ばかり
  高卒の僕には不利なものしかなく、もう運転免許使える仕事でいいかと諦めかけていた
ヒロヤ「ん!なんだこれ?」
  リゾートホテルが描かれた、怪しげな仕事のチラシだ
ヒロヤ「うそだろ!初給が1000万円!?」
ヒロヤ「高い!これならたくさん働けそう!しかも英語使える人限定だ!!」
ヒロヤ「よし!早速アポ取って面接に行くぞ」

〇高層ビル
ヒロヤ「こ、ここが面接会場か・・・緊張してきた」
ヒロヤ「よし!行こう!」

〇コンサートの控室
ヒロヤ「うっ・・・緊張しすぎてお腹が・・・」
女「大丈夫よ。肩の力を抜いて」
ヒロヤ「あ、ありがとうございます!」
女「看守の仕事選ぶなんて意外ね。面接頑張りましょ!」
ヒロヤ「か、看守!?」
女「あら、知らないできたの?チラシにちゃんと書いてあったわよ」
ヒロヤ(チラシ見てなかった・・・ちゃんと見れば良かった)
ヒロヤ(でもそんな弱音を吐いちゃダメだ!あいつらは悪だから、僕が正してやらなきゃ)
面接官「面接番号11〜16番まできてください」
  英語でそう言われて、僕はイスから立ち上がり面接室へ入っていく

〇オーディション会場(物無し)
面接官「それでは面接を開始します」
面接官「11と12番がいないので、13番からお願いします」
ヒロヤ「はい!」
面接官「君はなぜ看守になろうと思ったの?」
ヒロヤ「囚人達は人を殺したり物を盗んだりと悪いことしかしません。ですから私は彼らを更生させるために就職したいです!」
面接官「うん。言いたいことはよく分かる。でもね、そんなに甘くないよ」
ヒロヤ「・・・!」
面接官「囚人達は住んでいた環境、もしくは生まれながらに待っているんだ。悪に染まる元凶を」
面接官「それを君は簡単に更生させると言った。性格と環境を変えないと無理な話だ」
面接官「でも君の熱意は伝わったよ」
ヒロヤ「ありがとうございます」
  その後も色々と尋ねられ、計3人の面接が終了した

〇コンサートの控室
ヒロヤ「終わった・・・・・・」
女「お疲れ様」
女「合格してるといいわね」
ヒロヤ「はい!」

〇一人部屋
  二日後に、結果の書いてある封筒が届いた
  結果は見事合格だった
ヒロヤ「よっしゃ!これで看守になれる!」
ヒロヤ「頑張ろう!」
ヒロヤ「あ、電話だ!」
  野沢ヒロヤ様ですね
ヒロヤ「はい、そうです!」
  本日の夕方16時ごろ、〇〇ホテルのビルの上にヘリコプターが止まるはずです。それに乗ってください
  担当のジョナサンが迎えてくれるはずです
ヒロヤ「わかりました」
  電話を切って、僕は16時になるまでにホテルに着くよう支度をした

〇ビジネスホテル
ヒロヤ「ここだな。緊張してきた」

〇ホテルの受付

〇エレベーターの前

〇ビルの屋上
ヒロヤ「あ!?」
  ヘリコプターからハシゴが降りてきて、僕はそれをつかんで登った

〇ヘリコプターの中
ヒロヤ「ふー、なんとかついた」
ジョナサン「お疲れ様」
ジョナサン「目的地まで距離があるから、しばらく待ってるといい」
ヒロヤ「はい!」
ジョナサン「それから知ってると思うが、英語で会話するのがここでの常識。囚人や看守達は皆違う国から来ているからね」
ヒロヤ「はい、分かっています」
ジョナサン「OK!」
ジョナサン「それからもう一人看守がいるぜ。挨拶しなよ?」
看守「どうも。新人くん、わからないことがあったら聞いてね」

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