ちょっとしたデスゲームの話

フレー彗星

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〇スーパーの店内
  今日は親友の啓一と共にスーパーに来た。
僕「とうちゃ~く!」
上家 啓一「はあはあ・・・」
上家 啓一「もう、早いよ徹~」
僕「あはは、啓ちゃんは遅いな~」
僕「遅いと女の子にモテないぞ~!」
上家 啓一「(それ小学生までしか通用しないよ・・・)」
僕「いや~久々に来てみたけどやっぱ何も変わってないね!️」
上家 啓一「確かにここへ来るのは2年ぶりくらいだね」
僕「あ、ねえ見て見て!」
僕「このミンチ肉のパッケージのラベル!」
上家 啓一「?」
僕「ほら、これ!」
上家 啓一「え?店長って書いてある!」
僕「あっはは!怖~い!」
上家 啓一「ほんとだ!」
???「さあ、おいしいよおいしいよ!すっごくおいしいお肉がなんと今なら半額で買えちゃうよ!今がチャンスだよ!」
僕「あ。お肉が半額セールしてるんだね」
上家 啓一「でも、なんかぎこちない気がする。ずっと同じ録音の使いまわしだから人が変わるってことはないと思うんだけど・・・」
僕「言われてみれば、確かに・・・」
???「さあさあ今なら半額!半額だよ~!」
???「今ならお代は・・・」
???「生き残るだけだよ!!!!!」
「え?」
僕「グハッ」
上家 啓一「と・・・徹!?」
上家 啓一「うぐっ!」

〇体育館の舞台
上家 啓一「・・・る・・・徹!!」
僕「ハッ」
上家 啓一「よかった!目が覚めたんだね!」
僕「ああ・・・啓ちゃん、無事でよかった」
上家 啓一「さっきいきなり誰かに殴られて・・・気がついたらここにいたってことか」
僕「っていうかここって・・・」
上家 啓一「うん。僕達が昔通っていた小学校の体育館だよね・・・」
僕「何で・・・」
???「ザザッ・・・ えー・・・お集まりの皆様!こんにちは!」
僕「ん?誰だろう・・・」
???「皆様はもうすでにここを知ってる方ばかりかと思います! というわけで説明を省きますと──」
僕「こんなに不真面目でめんどくさがりな奴といえば・・・」
上家 啓一「うん。おそらくだけど、高久 舞、だろうね」
ゲームマスター「お!そこの君、ご名答!」
ゲームマスター「改めましてこんにちは。高久 舞です。お久しぶりですね!」
僕「ちょっと待って。でも高久 舞って・・・」
上家 啓一「うん・・・確か卒業式の前日で亡くなって──」
僕「じゃあ、あそこにいるのは誰なんだ?」

〇体育館の舞台
ゲームマスター「それでは、これからゲームを始めていきたいと思います。それぞれ一人ずつ看守をつけるので彼らと協力して下さい!」
ゲームマスター「それでは第一会場は1年5組です。遅れずに来て下さい!」
僕「ど、どういうことなんだろう?」
上家 啓一「多分、これはいわゆるデスゲームだよね・・・とりあえず、生き残らないといけないんだ」
僕「うん・・・」
???「ザワザワ・・・」
???「ねえ、一体どういうことなの?」
???「何で・・・何で舞がいるの?」
???「俺たち、死ぬのかな」
???「嫌だ・・・怖いよお母さ~ん!」
???「こんなのドッキリとかだろ・・・」
僕「・・・」
上家 啓一「・・・何で──」
k-52638「失礼する」
k-52638「羽川 徹はアンタか?」

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コメント

  • タイトルの、ちょっとしたというのとデスゲームという言葉がすでにちぐはぐな感じで、それが物語にいきていて、ワクワク感しかないです!

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