セーラー服少女メグリの大冒険~第0章~ 始まりの瞬間(とき)

パインアップル

第2話 光の剣,現れる。(脚本)

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〇一軒家
恵里「えっ!ゴブリン?!」
里奈「はい。ゴブリンです」
恵里「なんで?なんでいるの?」
  すると,背後から何者かが近づいてきた。
三徴(みっちょう)ゴブリン「お前たち何をコソコソしている」
恵里「うわっ!み,見つかった・・・」
恵里((どうしよう・・・。))
  すると里奈は,ゴブリンに話しかけた。
里奈「あなたたちは何しにきたのですか?用がなかったら不法侵入ですよ」
  里奈は怒った顔でゴブリンに話しかけた。
  するとゴブリンはこう言った。
三徴(みっちょう)ゴブリン「用がなければここには来ない。俺たちは命令で来たのだ」
恵里「命令?」
三徴(みっちょう)ゴブリン「そうだ」
  するとゴブリンは恵里の方を見て言った。
三徴(みっちょう)ゴブリン「偉大なる剣士の総長恵里。お前を殺す為にな!」
恵里「えっ!な,何どう言うこと?」
  するとゴブリンは持っていた金棒を振り回し,恵里に殴りかかる。
里奈「恵里さん危ない!」
  里奈は咄嗟に恵里を抱え,飛んで避けた。
  ドォーン!!
  凄い衝撃音が地面に響く。
三徴(みっちょう)ゴブリン「チッ、避けられたか」

〇空
恵里「うわっ!飛んだ?!なんで?」
里奈「話しは後です」
里奈((どうすればいい。今私は恵里さんを抱えた状態。この状態では攻撃は不可能。))
里奈((負担は抱えさせてしまいますが,恵里さんを守るためなら。))
里奈「恵里さん。今すぐ私に掴まってください!」
恵里「えっ。でも・・・」
里奈「いいから早く!!」
恵里「わ,分かった」
  そして,恵里は里奈を掴む

〇空
恵里((里奈,いつもより切羽詰まってる。それぐらいヤバい相手なのかな。))
里奈「・・・。よし」
  すると里奈は手を前に出し・・・
恵里「えっ!里奈何するの?!」
里奈「弾幕統治「炎弾」」
  すると里奈の手から複数の弾幕がゴブリンに目掛けて攻撃した。
  ドドドドドォーン

〇一軒家
三徴(みっちょう)ゴブリン「!!!」
  ゴブリンは避けようとするが,攻撃に当たってしまう。
三徴(みっちょう)ゴブリン「ぐわっ!」
  ゴブリンがダメージ受けているなか、里奈と恵里は,地上へと降りていく。
里奈「終わりですか?ならトドメを差しますよ」
  里奈は冷たい声で言う。
  それと同時に恵里は背筋が冷えるような感覚に襲われた。
恵里((こんな里奈は初めて見た。))
三徴(みっちょう)ゴブリン「まだ・・・だ」
  するとゴブリンはよろよろと立ち上がり言った。
  そして大きい声を出した。
三徴(みっちょう)ゴブリン「おい!手下ども出番だ!出てこい!」
  二人は驚き振り向くとぞろぞろと手下たちが出てきた。
  ぞろぞろと沢山現れた。
ゴブリン「お呼びですか親分」
三徴(みっちょう)ゴブリン「目の前にいるやつらを殺れ」
ゴブリン「了解しやした」
  そういってゴブリンはどこかに行った
恵里「うわぁ!あのゴブリン。手下を呼んだよ!どうしよう・・・」
里奈((手下のゴブリンは約20体以上。恵里さんを守りながら戦うのはリスクが有りすぎる・・・こうなったら。))
  慌てる恵里に里奈はこう言った。
里奈「恵里さんなるべく遠くに逃げて下さい」
恵里「私1人で?」
里奈「はい」
恵里「なんで私だけなの?」
里奈「今の恵里さんには戦う術がないので,下手したらここで命を落とすことになります」
恵里「・・・・・・」
  恵里は何も言い返せなかった。
  それもそうだ。自分は2年前以上の記憶が消えているからだ。
恵里「・・・分かった」
恵里「無事でいてね」
  そういって恵里は遠くに逃げた。
里奈「これで思う存分戦えますね」
ゴブリン「おい嬢ちゃん。そんなこと言っている暇があるんだな」
ゴブリン「お前はここで殺られる運命なのだ」
里奈「ふふ。そうですか。では,私も本気で行かせて頂きます」
里奈「弾幕統治「火炎獄弾」」

〇一軒家の庭
恵里「はぁはぁはぁ。私たちの家大きいから庭はあるけど」
恵里「ここまで広いとは思わなかった」
恵里「まぁ。ある意味広くて助かったけど」
恵里「ふぅー。ひとまず安心・・・・・・・・・かな?」
  ザッ・・・ザッ・・・ザッ
  何処からか足音が聞こえてきた。
恵里(足音?もしかして里奈かな)
  恵里の予想は外れ,ゴブリンの一匹がやってきた。
恵里「えっ!ゴブリン!!なんでいるの?」
ゴブリン「お前を倒しに来た,それだけだ」
  ゴブリンは小さな棒を取り出した。
恵里「いやいやいや!待って。なんでわたしを倒すの?」
ゴブリン「あの方にとってお前は邪魔な存在だ」
恵里「あの方って誰か知らないけど,私何も覚えてないの!」
ゴブリン「は?」
  ゴブリンは驚いた。
ゴブリン「どう言うことだ?」
恵里「そのままの意味なの。私ね2年前以降の記憶が全くないの。まるで記憶喪失になったみたいに」
恵里「生まれた場所とか,親とか,能力とか,友達とか,色々ないの。気がついたら里奈が一緒にいてたの」
  ゴブリンは恵里の話を静かに聞いた。
ゴブリン「・・・・・・お前はとあるやつに能力や記憶を壊された」
  と意味深なことを言った。
恵里「は!?」
ゴブリン「なんでない!とにかくお前は何が何でも倒す」
  とゴブリンは恵里に襲いかかる。
恵里((ダメ,このままだとやられる。誰か助けて))
  その時恵里の胸から突然光が輝いた

〇一軒家の庭
ゴブリン「ぐわっ!なんだ眩しい!」
恵里「何これ!光?何で私の中に?!」
  すると光はみるみるうちに剣の姿へと変えていった。
  そして恵里は剣を取った。
  剣を取ったと同時に光がはじけ,剣の姿を現した。

〇一軒家の庭
恵里「!!」
  恵里は剣を取った瞬間驚いた。
恵里((これって剣?もしかして私の能力って剣に関することなのかな?))
恵里(だとしたら,目の前にいる手下ゴブリンを倒せる)
  そう思ったのと同時に,恵里の頭の中で能力に関する記憶が蘇ってきた。
恵里((何これ!私の能力?))
恵里(剣司り(けんつかさどり)?これが私の能力。 ・・・理解したわ)
  そして恵里は剣を構え・・・
ゴブリン「俺を倒すって言うのか?」
恵里「当たり前よ!能力に関する記憶が戻ったんだから」
ゴブリン「チッ・・・。厄介な。まぁいい,戻ったとは言えどそう簡単に扱えるのかな?」
  そう言ってゴブリンは恵里もう一度襲いかかる。
恵里「・・・遅い」
  恵里はそれを素早く避ける。

〇一軒家の庭
ゴブリン「なっ!避けただと!?」
恵里「あなたの攻撃って案外遅いんだね」
ゴブリン「調子に乗るな!」
恵里((能力が戻ったってことは,技も思い出したってことだよね。どの技で行くか。))
  恵里は少し考え・・・。
恵里((よし。この技で行くか。))
ゴブリン「うおおおおおおお!!!!」
  再び手下ゴブリンが襲いかかる。
恵里「剣司り「光の橋」」
  ビューン!!
  光の線がゴブリンの体を貫いた。
ゴブリン「がはっ!ぐぅ・・・」
  ゴブリンは倒れた。

次のエピソード:第3話 透明眼(クリネスアイ)

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