エピソード3(脚本)
〇劇場の舞台
屋敷に来てから数週間がたった頃、私は買い手を見つけるためにステージに出されるようになった
ただ私たちはステージに立ち数分何もせずまっすぐ前を見ているだけ。買い手が見つからず退場する時にお辞儀をする程度だ
スティーブ「ママ!僕この人形がいい!」
マリーナ「あら、いいじゃない。この子なら私も満足よ」
ジョセフ「ふむ。紫眼に白髪か 悪くない」
そうして彼らは私に100万ドルなんて膨大な金額をつけて私を連れ帰った
〇城の客室
マリーナ「今日からここがあなたのお家よ。本当に可愛らしいわね」
少女「あ──コクリ」
マリーナ「ふふ。仕草まで可愛いわ」
マリーナ「ブティックに行きましょう。素敵なお洋服を着るべきよ!」
〇アパレルショップ
ブティックに連れてこられた私は今、マリーナの着せ替え人形だ
マリーナ「やだかわいいじゃない!」
マリーナ「そこのあなた。このカタログに載っている服、全て持ってきてちょうだい」
女店員「しょうちしました~!」
どうやら店員も上機嫌らしい。マリーナはその服を100着ほど購入して私を連れ帰った
〇城の客室
マリーナ「きゃー!かわい~♡」
スティーブ「ママ〜!ご飯にしようよー!」
マリーナ「うるさいわよ!ママは今忙しいの!」
スティーブ「っ!!」
スティーブ「お前!ジャマなんだよ!」
少女「──・・・」
スティーブ「捨てられてた孤児のくせに!」
マリーナ「スティーブ!!なんてこと言うの!?」
マリーナ「向こうに行きなさい!」
スティーブ「お前なんて・・・大嫌いだ!!!死んじまえ!」
マリーナ「スティーブ!!」
マリーナ「ごめんなさいね・・・スティーブが──」
少女「フルフル」