美少女をつくろう!(つくった)

小潟 健 (こがた けん)

ほぼ実験5(脚本)

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〇貴族の応接間
「うーむ・・・」
地獄のチワワ「突っつけ⭐️つの子ちゃん!」

〇渋谷駅前
つの子ちゃん「アタシ、つの子!」
つの子ちゃん「こんなに立派な角のあるアタシだから─」
つの子ちゃん「きっと前世は魔王に違いないよね!」

〇占いの館
つの子ちゃん「そしてやって来た前世占い!」
つの子ちゃん「え? アタシの前世は─」
つの子ちゃん「バッファロー!?!?」

〇渋谷駅前
つの子ちゃん「だけどそのバッファローの角で街に現れた転生者テロリスト達を─」
つの子ちゃん「パオンパオンと薙ぎ倒すの!」

〇渋谷駅前
つの子ちゃん「アレ?さっきの占い師さん?」
つの子ちゃん「占い結果が間違っていた?──本当は──」
つの子ちゃん「アタシは──カブトムシの転生者?」

〇貴族の応接間
地獄のチワワ「ウ~ム」
地獄のチワワ「つの子ちゃんをテロリストにぶつける動線が弱いなぁ」
地獄のチワワ「──次」
地獄のチワワ「アイドル覇王譚─序章─」

〇ライブハウスのステージ
偶像 灯理(たまかた あかり)「お母さんが勝手に応募したオーディションからアイドルになってしまった私」
偶像 灯理(たまかた あかり)「みんなは才能あるっていうけど、私はそもそもやる気が無い」
偶像 灯理(たまかた あかり)「なのに、結構売れてしまった──」

〇田舎の病院の病室
偶像 灯理(たまかた あかり)「ある日、病気の子供と─」
偶像 灯理(たまかた あかり)「私はライブを頑張るから、アナタも手術を頑張ってね──と約束をした」

〇田舎の病院の病室
偶像 灯理(たまかた あかり)「もともと成功率の低い手術で──」
偶像 灯理(たまかた あかり)「その子は呆気なく亡くなった」

〇劇場の楽屋
偶像 灯理(たまかた あかり)「私も虚しくなったけれど」
偶像 灯理(たまかた あかり)「どうやらあの子は──」
偶像 灯理(たまかた あかり)「前向きな気持ちで死ねたみたい」

〇コンサート会場
偶像 灯理(たまかた あかり)「それなら──」
偶像 灯理(たまかた あかり)「誰かを気持ちよく死なせてあげられるなら」
偶像 灯理(たまかた あかり)「アイドルも悪くない」

〇貴族の応接間
地獄のチワワ「ぬぬぅ──」
地獄のチワワ「一週間で詰めきれる内容じゃ無いなぁ」
地獄のチワワ「──次」
地獄のチワワ「姫プレイも楽じゃない!」

〇闇の要塞
ロール姫「ご機嫌よう、わたくしロールと申しますわ」
ロール姫「今日はなんと、こちらの魔王城に拐われてしまいましたの」
ロール姫「でもきっと、愛しの勇者様が助けに来てくれますわ♥️」

〇地下室(血の跡あり)
ロール姫「ウフフ」
ロール姫「勇者様の為に、兵を減らしておきましょう」
ロール姫「鍵も目に付く所に出しておきましょう」

〇謁見の間
ロール姫「食事に仕込んだ毒が効いたみたいだわ♪」
ロール姫「やった!」
ロール姫「勇者様の必殺技にピッタリのタイミングで爆破できたわ」

〇貴族の応接間
地獄のチワワ「ぐぬぬ──」
地獄のチワワ「城の構造を考えてパズル的な事もしたいが」
地獄のチワワ「コレにもやはり納期のデーモンの魔の手が」

〇貴族の応接間
地獄のチワワ「う~ん」

〇貴族の応接間
地獄のチワワ「ぬぬ~ん」

〇貴族の応接間
地獄のチワワ「ぬんぬぬ~ん」

〇貴族の応接間
地獄のチワワ「アワワ──もうコンテスト締め切り当日だ」
地獄のチワワ「どうしよう──」
地獄のチワワ「美少女、美少女──」
地獄のチワワ「美少女────」
地獄のチワワ「────」
封印されし者ちゃん「創造主(パパ)、召喚(よ)んだ?」
地獄のチワワ「いや、ぜんぜん召喚んで無い──」
地獄のチワワ「召喚んで無いけど──」
封印されし者ちゃん「けどー?」
地獄のチワワ「もういいや──」
地獄のチワワ「封印されし者ちゃん(自作キャラ)で」
封印されし者ちゃん「扱い雑~🤤」
封印されし者ちゃん「それで、何を5日も悩んでいたのさ?」
地獄のチワワ「トリプルコラボコンテストに出す作品を作ろうとして──」
封印されし者ちゃん「フム──続けなさい」
地獄のチワワ「3つの候補を思い付いたんだけれど──」
封印されし者ちゃん「その小粒の頭にしては頑張ったじゃないか」
地獄のチワワ「候補を絞りきれず、全て半端な出来で──」
封印されし者ちゃん「優柔不断なクズめ、情けない」
地獄のチワワ「年末でチョイと忙しく──」
封印されし者ちゃん「はじめから分かるだろ?何度めの正月だ?」
地獄のチワワ「あと──お酒がおいしかったんです」
封印されし者ちゃん「あの4L三千円以下の安ウイスキーが?」
地獄のチワワ「俺の心の支えをバカにしないで下さい!」

〇貴族の応接間
地獄のチワワ「しかし、もう締め切り当日 こうなっては手段を選ぶのは終わりだ」
封印されし者ちゃん「そうだね~」
封印されし者ちゃん「わたくし、封印されし者ちゃんは地獄のチワワ大先生の自作キャラだから──」
封印されし者ちゃん「何をしても許される」
地獄のチワワ「うむ──気を遣わなくて済むから執筆速度も上がるハズ」
封印されし者ちゃん「殺害──」
地獄のチワワ「う──む」
封印されし者ちゃん「拷問──」
地獄のチワワ「──え?」
封印されし者ちゃん「性転換」
地獄のチワワ「いや──」
封印されし者ちゃん「妊娠」
地獄のチワワ「ソコまでしないからね!?」
封印されし者ちゃん「日和ったか、小僧」
封印されし者ちゃん「じゃあナニするんじゃい?」
封印されし者ちゃん「パピーが産んだんだから、やらせたい役とか無かったの?」
地獄のチワワ「そういえば、コイツを作った時って何考えていたっけ?」
地獄のチワワ「う~ん」
地獄のチワワ「そういえば──最初は別のキャラを作る気だったわ」
封印されし者ちゃん「どんなのさ?」
地獄のチワワ「はい、スチル出しま~す」
封印されし者ちゃん「2人じゃん!」
地獄のチワワ「そう──その名は、絡み合う双子ちゃん!」
地獄のチワワ「2人で1体のキャラとして登録──」
地獄のチワワ「差分で片方ずつ表示できたら──と考えた」
封印されし者ちゃん「あコレTwitter公式で駄目って言われとる」
封印されし者ちゃん「双子ちゃんセンパイ、ざんね~~ん!!」
地獄のチワワ「ライバルの退場を清々しいまでに喜んでる」
封印されし者ちゃん「そして本命の封印されし者ちゃんが爆誕─」
地獄のチワワ「する前に、もう1つ!」
封印されし者ちゃん「ガッデム!?」
地獄のチワワ「酒と煙草の臭いが染み付いて臭い女忍者!!」
封印されし者ちゃん「なんと!──」
封印されし者ちゃん「──」
封印されし者ちゃん「ん?スチルは?」
地獄のチワワ「無い!」
封印されし者ちゃん「どうした?下手なりに頑張れよ」
地獄のチワワ「女忍者ちゃんを描くにあたって、双子ちゃんの時には無い問題が浮上した──」
封印されし者ちゃん「問題とは?」
地獄のチワワ「──服」
封印されし者ちゃん「Huku?」
地獄のチワワ「双子ちゃんの服はどこにでもあるブレザーだけれども、忍者ちゃんの服は──」
地獄のチワワ「オリジナルのデザインが必要なのよ」
封印されし者ちゃん「あー、トレースとは作画のコストが違うね」
地獄のチワワ「それに、酒と煙草を持った姿勢の忍者ちゃんを描くのも大変そうじゃん?」
封印されし者ちゃん「ん?──まさか?」
地獄のチワワ「そう、首から下の作画コストを削る為──」
地獄のチワワ「お前は産まれたのだッ!!」
封印されし者ちゃん「なッ!なんだって~~~~!!」

〇テクスチャ3
地獄のチワワ「そして産み出された──」
地獄のチワワ「全身を寝袋に包まれた封印されし者ちゃん」
封印されし者ちゃん「あ、コレ登録されなかった差分」
地獄のチワワ「悲しき2枚の差分不適応を受けつつ、爆誕」
封印されし者ちゃん「こうして世界に平和がもたらされたのだ!」

〇貴族の応接間
封印されし者ちゃん「────んで?」
地獄のチワワ「ん?」
封印されし者ちゃん「どんな役をさせるつもりだったの?」
地獄のチワワ「──あぁ、それはね」
封印されし者ちゃん「ワクワク!ドキドキ!ズルズルッ!!」
地獄のチワワ「──特に考えていませんでした」
封印されし者ちゃん「────」
地獄のチワワ「設定はね、考えていたのよ」
地獄のチワワ「寝袋に封印された邪神の類いで─」
地獄のチワワ「封印が弱まって、いろいろ中がはみ出てる」
地獄のチワワ「召喚獣とかで誰か雑に使うと良いな~、と」
地獄のチワワ「そうそう、こんな暗黒波動とかを使うのよ」
封印されし者ちゃん「パピーを頃して、私は活きる」
地獄のチワワ「よろし」
地獄のチワワ「やはり──爆破オチこそコメディの華よな」
封印されし者ちゃん「それでは──お世話になりました」
地獄のチワワ「どういたしまして」
封印されし者ちゃん「どっこいしょ!」

〇黒
封印されし者ちゃん「────悪は滅んだ」
封印されし者ちゃん「ハッピーエンド!!!!」

コメント

  • 封印されし子ちゃん可愛いし
    味があるし個性的だと思います❣️
    きっと貴方以外の誰にも描けない‥😆💕

  • こんばんは!
    エッセイってどんなのがあるんだろう?と思い、開けたら小潟さんが出てきてすぐにタップしました😂👍
    双子ちゃん可愛かったです!

  • メタすぎて草

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