彼女の裏の顔

神谷りくと

同窓会(脚本)

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〇整頓された部屋(ハット、靴無し)
律「よし!!」
律「引っ越し終わり!」
  俺の名前は律(りつ)ついこの前大学を卒業した社会人だ
  今日は新しい住居への引っ越しをしていた
  今はちょうど荷物を整理が終わったところだ
未来「律(りつ)先輩」
未来「お疲れ様です!」
  彼女は俺の恋人の未来(みな)
  高校の頃の後輩で俺が高校を卒業したときから付き合っている
律「お疲れ様!」
律「今日は引っ越しの手伝いありがとうな!」
未来「いえいえ」
未来「先輩の彼女なんですから」
未来「これぐらいいつでも手伝いますよ!!」
律「本当に助かったよ」
律「そうだ!」
律「今日のお礼にご飯でも奢るよ」
未来「あ・・・すみません」
未来「私、明日予定があるので今日はここでお暇します」
律「そっか」
律「じゃあ家まで送るよ」
未来「いいんですか!」
未来「ありがとうございます!!」

〇住宅街の道
未来「そういえば」
未来「律先輩、明日は中学のクラスメイトの方と同窓会なんですよね?」
律「そうだけど?」
律「なにか気になることでもあった?」
未来「いえ、ただ明日は誰といるのか気になっちゃったので」
未来「それに────」
律「最後なにか行った?」
未来「あ、なんでもありません」
未来「じゃあここまでで大丈夫なので!」
律「ここでいいのか?」
律「未来の家もう少し先じゃなかったか?」
未来「大丈夫です!」
未来「送っていただきありがとうございます!!」
律「そうか」
律「じゃあまた」
未来「はい!」
未来「今日はお疲れ様でした!!」

〇女性の部屋
未来「ただいま〜」
未来「ふ~」
  私はベッドへ倒れ込んで、少し伸びをした
  さすがに引っ越しの手伝いは少し疲れる
未来「律先輩は明日同窓会か〜」
未来「・・・・・・」
未来「大丈夫かな?」
未来「さすがに律先輩になにかする人はいないと思うけど・・・」
未来「う〜ん・・・」
未来「よし!!」
未来「明日はこっそりついていこう!」
未来「もし先輩になにかしようとする人がいれば」
未来「──しよう!」

〇ホテルのレストラン
  翌日
  俺は同窓会の会場へ足を運んだ
  今日の同窓会は大学を卒業したからということで開催された
瑛太「お、久しぶりだな」
瑛太「律!」
律「久しぶり・・・」
瑛太「ん?」
瑛太「どうした?」
瑛太「なんか元気ないな?」
律「やっぱりあいついるんだよな・・・?」
瑛太「あ~、えっと〜」
瑛太「あそこに座ってるよ」
  実を言うと同窓会に顔は出すのは
  あまり乗り気ではなかった
  その理由は・・・・・・
由利「みんな久しぶり〜!」
由利「元気にしてた?」
律「やっぱりいたか・・・」
  由利(ゆり)が参加しているからだ
  あいつは中学時代、スクールカースト上位グループにいた
  スクールカースト最下位いた俺はあいつらにとっていい標的だった
  正直いい思い出はない
  でもそんな俺に手を差し伸ばしてくれたのが瑛太だった
瑛太「まぁあいつらはあいつらで勝手に盛り上がるだろうし」
瑛太「俺たちはここで楽しんでようぜ」
律「そうだな!!」
  そう言って俺たちは久しぶりのに思い出話で盛り上がりながらお酒を飲み始めた

〇ホテルのレストラン
律「プハーッ」
律「やっぱり久しぶりに飲むお酒は美味しいな!!」
瑛太「お前意外と酒強いんだな」
律「そうか?」
瑛太「さすがに俺はそんなペースでは飲めないよ」
瑛太「それよりさっきから思ってたけど」
瑛太「中学の頃からだいぶ印象変わったよな」
律「まぁ時間が経てば人は変わるって」
瑛太「お前の変わり方はすごいけどな」
瑛太「髪型も服装も変わって」
瑛太「それになんか雰囲気も変わったような気がするし」
瑛太「彼女でもできたのか?」
律「どうだろうね〜」
  少しはぐらかしなら話していると

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コメント

  • タイトルの「彼女の裏の顔」が早く見たい!大人しそうで真面目そうな未来の豹変ぶりが楽しみです。それにしても、スクールカーストってやな言葉だなあ。

  • 律の彼女が後輩とはいえ、彼に敬語で話しているのが不自然で、又興味深かったです。でも、そんな彼にゾッコンの彼女が、知らない女性と2人でいるところを目撃したとしたら、どんな行動にでるのか、ますます楽しみです。

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