マジカルクッキング!

ほのくろ

モグモグランドへの出発(脚本)

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〇おしゃれなリビングダイニング
  前回のあらすじ
  自宅でカレーを作っていた工藤 美崎は
  マジカルカレーによって『スイーティア』
  と出会う。
  スイーティアはふるさとのモグモグランド
  を救うため工藤 美崎に助けを求める。
  工藤 美崎はスイーティアと共に
  モグモグランドに行くことを決意。
  果たしてこれから先はどうなるのか?
工藤 美崎「そういえばあのマジカルカレーっていう のは何?」
スイーティア「あれはね、モグモグランドで人気な 料理なの!辛ければ辛いほど強い魔法が 使えるようになるよ」
工藤 美崎「私の手から炎が出たのは・・・?」
スイーティア「あれはマジカルカレーの力! すごいでしょ?」
工藤 美崎「すごいけど、舌がヒリヒリするよ・・・」
スイーティア「ちょっと刺激が強すぎたかな?じゃあ 口直しも兼ねて次は『マジカルアイス』を 作ってみよう!」
工藤 美崎「お、おー・・・」

〇おしゃれなキッチン
工藤 美崎「そういえばアイスってどうやって作るの? 私、アイス作ったことないんだけど・・・」
スイーティア「モグモグランドではね、大抵の料理は 魔法を使って作るんだよ!」
スイーティア「美崎ちゃんはまだ魔法初心者だから私が 代わりに作ってあげる!」
工藤 美崎「うん!ありがとう!」
スイーティア「危ないから美崎ちゃんは離れててね」
工藤 美崎「わかった!」

〇おしゃれなキッチン
  マジカルアイス:材料
  マジカルミルク、ミラクルクリーム、
  卵黄×3、砂糖
スイーティア「持ってきてて良かった~♪」
スイーティア「よーし、作るぞ~!」
スイーティア「まずは卵黄三つをボウルに入れて、 そこに砂糖75g投入っと・・・」
スイーティア「泡立て器で混ぜて・・・」
スイーティア「鍋にマジカルミルクを300mlと、 ミラクルクリームを100ml入れる」
スイーティア「これを弱めの中火にかけて・・・ いや、魔法でやるか♪」
スイーティア「うん、あっという間!」
スイーティア「鍋の周りがふつふつ沸いてきたら、卵黄と 砂糖を混ぜたボウルに少しずつ注ぐ・・・」
スイーティア「ここは一気に冷やしちゃおう! それ、『ブリザード』!」
スイーティア「うんうん、いい感じ♪あとは 30~45分おきに混ぜるだけだけど・・・ じれったいな・・・」
スイーティア「ここも魔法の力だ!『トルネード』!」
スイーティア「美味しそうにできた!美崎ちゃんに 食べさせよっと♪」

〇おしゃれなリビングダイニング
スイーティア「美崎ちゃーん!できたよー!」
工藤 美崎「わぁ、美味しそう! いただきます!」
工藤 美崎「・・・うん、冷たくて美味しい! 料理上手なんだね、スイーティアちゃん!」
スイーティア「まぁね♪モグモグランドで皆に料理を 教えてたんだ♪」
スイーティア「マジカルアイスはね、食べると氷の魔法が 使えるようになるの!」
スイーティア「手を出してみて?」
工藤 美崎「こうかな?」
工藤 美崎「うわぁ、本当だ!ちょっとビックリ したけど・・・」
スイーティア「今美崎ちゃんが使えるのは、炎の魔法と 氷の魔法だね♪」
スイーティア「これなら敵にもある程度 立ち向かえるはず!」
スイーティア「じゃあ、そろそろ行こうか!」
工藤 美崎「も、もう行くの!?」
スイーティア「うん!」
工藤 美崎「わ、分かったけど・・・」

〇街中の道路
スイーティア「それじゃあ、モグモグランドまで テレポートするね!」
工藤 美崎「うん」
スイーティア「でも、私のテレポートにはちょっと 問題があるの・・・」
工藤 美崎「えっ、どんなの?」
スイーティア「私のテレポートは上手く行くときと 行かないときがあるの」
スイーティア「行き先は決めてるから行きたい場所は 分かるんだけど、ちょっと 練習不足でさ・・・」
スイーティア「だからもしかしたらモグモグランド以外の どこかにテレポートするかもしれない」
工藤 美崎「大丈夫!自分を信じて!」
スイーティア「自分を・・・信じる・・・?」
スイーティア「分かった、やってみるよ!」
スイーティア「美崎ちゃん、私の手を握って!」
工藤 美崎「うん!」
スイーティア「行くよ・・・!『テレポート』!」

〇荒廃した街
スイーティア「・・・よし、着いた!」
工藤 美崎「ここが・・・モグモグランド・・・?」
スイーティア「本当はもっとキレイな所なの。 でもモンスター達に荒らされて・・・」
???「おーい、スイーティア!」
スイーティア「あっ、この声は・・・ビターチェさん!」
工藤 美崎「ビターチェ・・・?」
スイーティア「うんっ、私の先輩なんだ!」
ビターチェ「スイーティア、こっちに来い! ちょっと話があるんだ!」
スイーティア「はーい、今行きまーす!」
工藤 美崎「あっ、待ってよ~!」

〇荒廃した市街地
スイーティア「お久しぶりです、ビターチェさん!」
ビターチェ「久しぶりだな。どこへ行っていたんだ?」
スイーティア「人間界に行ってました!」
ビターチェ「全く、モグモグランドがこんな有り様に なっているというのに、遊びに 行っていたのか?」
スイーティア「遊びに行ったわけではないですよ! 仲間集めに行っていたんです!」
ビターチェ「ふむ・・・気まぐれなお前のことだから モグモグランドをほったらかしにして 遊んでいたのかと・・・」
スイーティア「そんなわけないじゃないですか!」
ビターチェ「それで、仲間は集まったのか?」
スイーティア「むぅ・・・集まりましたよ、 一人だけですが・・・」
工藤 美崎「あなたがビターチェさん? 初めまして!」
ビターチェ「お前がスイーティアの言っていた仲間か。 名を名乗れ」
工藤 美崎「工藤 美崎です!」
ビターチェ「工藤 美崎・・・か」
スイーティア「美崎ちゃんはね、人間だけど魔法が 使えるの!」
ビターチェ「なんと・・・それはすごいな」
ビターチェ「魔法が使えるのは心強い。 よろしくたのむぞ、美崎」
工藤 美崎「はい!」
ビターチェ「早速だが、二人にはケーキゴンの城を 探してもらう。さらわれた者は皆そこに いるはずだ」
スイーティア「はーい!」
工藤 美崎「わかりました!」

次のエピソード:精霊さんとの出会い

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