アニマル・キングダム

ほのくろ

黒猫の登場(脚本)

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〇洞窟の深部
  前回のあらすじ キングベアーを連れ戻す
  ためにドロチュー達のアジト、
  洞窟に入った猫丸達。
  そこで会ったのは怪しい黒猫。
  ドロチューいわく、『ダリウスに
  負けず劣らずの力を持つ』のだそう。
  彼女は一体何者なのか・・・?
ドギー「見たことない顔っすね・・・ 名前は?」
???「私~?私はね~・・・ ルーシーっていうの♪」
猫丸「ルーシーちゃんかにゃ! 僕達と一緒に行動してほしいにゃ!」
ルーシー「残念だけど、それは無理だね♪」
猫丸「えっ・・・?」
猫丸「ぎにゃっ!」
ルーシー「きゃは♪やっぱ私の右ストレート すごい威力♪」
ルーシー「もう一発くらわしたらこの猫ちゃんの お腹に穴が開きそう♪」
ドギー「やめるっす!」
ルーシー「きゃっ、危ないわね~・・・」
ルーシー「レディを蹴るなんてどうかしてるわ!」
ゴリオ「危ねぇ!」
猫丸「ゴリオ!大丈夫かにゃ!?」
ゴリオ「平気平気ぃ!俺の肉体は頑丈だからな!」
ルーシー「あら・・・あなた強いのね・・・ 楽しめそうだわ♪」
ゴリオ「こいつは俺が食い止める。お前らは 早く行きな!」
猫丸「ありがとにゃ、ゴリオ!」
ゴリオ「さぁ、戦闘を始めようぜ!」
ルーシー「言われなくてもそのつもりよ♪」

〇洞窟の深部
猫丸「はぁはぁ・・・キングベアー様! どこですか!?」
ウルフェル「きっともうすぐだ・・・ この先にキングベアー様が・・・」
ドギー「一気に突き進むっす!」

〇牢獄
ドロチュー「まずいチュ・・・奴らがどんどん 進んでくるチュ・・・」
ダリウス「どうするんだ?逃げるか?」
ドロチュー「逃げ道は無いんだチュ・・・」
ドロチュー「チュチュ!そうだチュ!」
ドロチュー「おい、キングベアー!」
キングベアー「む・・・なんだ?」
ドロチュー「お前には地下でしばらく大人しくして もらうチュ」
キングベアー「何・・・?」
キングベアー「あ、足もとに穴が!?」
ドロチュー「キングベアーは地下に落ちたチュ。 あそこから自力で出るのは不可能だチュ」
ダリウス「なぜだ?」
ドロチュー「地下の壁は一面コンクリートで 固めてあるんだチュ。 穴を掘ることはできないチュ」
ダリウス「ふふふ、やはりお前の考える事は 面白い・・・」
ドロチュー「さぁ、こうしちゃいられないチュ! 戦う準備をするチュ!」
ダリウス「あぁ、分かった」

〇洞窟の深部
ウォーギー「ふむ・・・ここは暗いな。俺が夜行性で 良かったよ」
「ううーん・・・」
ウォーギー「む?あれは・・・」
ウォーギー「あいつは・・・黒猫か」
ウォーギー「気絶してるな。見たところ、誰かと戦って気絶したっぽいが・・・」
ウォーギー「王国を乗っとるには同じ目的を持つドロチューとダリウスを倒さなければいけない・・・そして キングベアーの暗殺も・・・」
ウォーギー「一匹で全てこなすのは難しそうだな・・・」
ウォーギー「・・・はっ、良いことを 思い付いたぞ・・・」

〇怪しい実験室
  一方その頃、キングベアーは・・・
キングベアー「くっ・・・ここは・・・」
キングベアー「ドロチューにここに落とされたって ことか・・・?」
キングベアー「猫丸達・・・来てくれると良いが・・・」

次のエピソード:怪しい蛇と黒猫と

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