アニマル・キングダム

ほのくろ

怪しい蛇と黒猫と(脚本)

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〇森の中
  猫丸達はドロチューとダリウスの
  通った道を把握するため、足跡を
  たどって行っている。
猫丸「あっ、ここで曲がっているにゃ! きっとこの先にゃ!」
ゴリオ「敵はいないか?いたら俺様がぶっ飛ばして やるぜ!」
???「ちょっと、そこの動物達・・・」
ドギー「ん?誰っすか?」
ウォーギー「俺はウォーギー。 お前らどうしたんだ?」
ドギー「ドロチューとダリウスっていう奴らに キングベアー様が連れ去られたから、 二匹を探している所っす!」
ウォーギー「そうか・・・それならそこを曲がって そのまま真っ直ぐ行けば奴らのアジトが ある。さっきちょうど見かけたんだ」
ゴリオ「情報サンキュー!それじゃ、皆行くぜ!」
ウォーギー「ふむ・・・良いことを聞いた・・・ キングベアーを殺せば・・・」

〇洞窟の入口(看板無し)
ドギー「ここが奴らのアジトっすかね?」
ウルフェル「中から話し声が聞こえる。 おそらくそうだろう」
バードン「怪しい奴だったから嘘をついたのかと 考えたのだが・・・」
ドギー「バードンさん警戒しすぎっす!」
ウルフェル「とにかく入ろう。キングベアー様のことが 心配だ」
バードン「そうだな・・・」
ウォーギー「ここに奴らが・・・」

〇洞窟の深部
ゼルス「うーん・・・結構暗いわね・・・ 足下が見えないわ・・・」
ウルフェル「ゼルス、大丈夫か? 私の背中に前足を置いても良いぞ」
ゼルス「ありがとう・・・でも大丈夫よ・・・」
ゴリオ「なんでウルフェルは普通に歩けるんだよ? 暗いからこけたりしても おかしくないのに・・・」
ウルフェル「私の目は暗い所でも比較的見渡せるんだ。 元々私は夜行性だからな」
猫丸「僕の目も暗い所をよく見れるにゃ! ウルフェルよりは劣るかも しれにゃいけど・・・」
  猫丸達は、話しながら奥へ奥へと
  進んでいく。

〇牢獄
  キングベアーが眠ったころ、ドロチューと
  ダリウスはひっそりと何かをしていた。
ダリウス「ドロチューよ。奴らは来たか?」
ドロチュー「調べてみるチュ!」
ドロチュー「チュ!奴らがこっちに 向かってきているチュ!」
ダリウス「本当だな・・・」
ドロチュー「こんなこともあろうかと、刺客を 呼んでおいたチュ!」
ダリウス「ふむ・・・どんな奴だ?」
ドロチュー「ダリウスに負けず劣らずの力を持った 殺し屋だチュ!」
ダリウス「それは楽しみだ」
ドロチュー「さぁ、行くチュ!あいつらを追い返す んだチュ!」
???「は~い♪思う存分暴れて来ま~す♪」

〇洞窟の深部
  猫丸達はどんどん奥へ進む。しかし
  行けども行けどもなかなか開けた場所に
  出られない。
ドギー「はぁはぁ・・・まだっすかね・・・ さすがに疲れてきたっす・・・」
猫丸「ふぅ・・・脚が棒になりそうにゃ・・・」
バードン「きっともうすぐだ・・・諦めるな・・・」
???「こんにちは~♪」
猫丸「にゃ?誰にゃ?」
???「うふふ、こんにちは♪」
ドギー「見たことない顔っすね・・・ 名前は?」
???「私~?私はね~・・・」
  次回 ドロチューが言っていた刺客の
  正体が明らかに!?
  お楽しみに!

次のエピソード:出発の日

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