一般人、異世界にて血まみれ手品師になる

みそきゅうり

🗡~3~🏴(脚本)

一般人、異世界にて血まみれ手品師になる

みそきゅうり

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〇可愛らしいホテルの一室
ルナ「ロン!起きて!」
ロン「ふぁ、、おはよ、ルナ」
ルナ「おはよう」
ロン「早起きだね。もう出るの?」
  外はまだ暗い。早朝のようだ。
ルナ「うん!」
ロン「すぐ準備するね!」
  準備はすぐに終わって武器や荷物が入ったポシェットを腰に着ける。
ロン「できたよ!」
ルナ「じゃ行こ!」

〇ホテルのエントランス
mizia「おや、おはよう」
ルナ「あ、おはようございます!miziaさん」
ロン「おはようございます」
mizia「miziaでいいさ。敬語もなくしていいよ」
ロン「わかった。、、朝早いんだね」
mizia「これでもオーナーなんだ。準備をしなきゃね」
mizia「2人はもう出発かい?」
ルナ「うん!1晩ありがとう」
mizia「いいさ。頑張っておいで」
「うん!」
  宿屋を後にした。

〇中世の街並み
ロン「さて、どこに行こうか」
ルナ「なら東の方に向かおうよ。そっちの方が平和らしいよ」
ロン「なら東に向かおっか」
  街を出て、2人で東へ歩きだした。

〇草原
  風が吹く草むらを歩き進めると、どこかから唸り声が聞こえた。
ルナ「どこかにモンスターがいる!」
ロン「うそ!?」
  ルナは鉤爪のような刃物を腕に着けて構える。僕もバタフライナイフと投げナイフを構えた時、草むらから化け物がでてきた。
モンスター「ギャォォォォ」
ロン「うわきも、、」
ルナ「早く構えて!」
モンスター「キシャァァ」
ルナ「ロン!危ない!」
  化け物が僕に攻撃してこようとした時、一瞬意識がぐらりと揺れた。
ロン「、、、、、、」
ロン「、、、っ!」
ルナ「っえ、、!?」
ロン「、、、散れ」
モンスター「ギャァァァァァァ」
  緑の液体を撒き散らしながら化け物は倒れた。その後また意識が揺れて目を開いた目の前にはキラキラした目のルナがいた。
ロン「うわっ!?びっくりした。何?」
ルナ「「何?」じゃないよ!今の、すっごくかっこよかった!やっぱり有名になってもおかしくないレベル!どうやったの!?」
  この間一息である。
  ルナのマシンガントークに圧倒されながらもとりあえず落ち着かせる。先程のは自分にだってわからないのだ。
ロン「と、とりあえず、先に進も?暗くなるのが早まっちゃうからさ」
ルナ「そ、それもそうだね」
  化け物の腰に巻いていた布でナイフについた緑の液体を拭ってまた2人で歩き出した。

〇けもの道
ロン「暗〜」
  草原を抜けた僕達は暗い森の中に入っていた。
ルナ「今日はここを抜け出せそうにないから、ここで野宿になりそう」
ロン「おっけ、、なら、準備始めた方がいいんじゃない?」
ルナ「そうだね、、今日はこれくらいにしよう」
ロン「は!?また!?」
ルナ「まずい!どこから来るの!?」
  そうルナが言った時、後ろから攻撃が降ってきた。
モンスター「メ"ェ"ェ"ェ"ェ"ェ"ェ"!!!」
ロン「ヤギっぽいのが来た!」
  化け物がまた手を振りあげようとしたその時
???「行け!ヤト!」
ヤト「ヴヴヴ」
ヤト「バゥ!バゥ!」
モンスター「メ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"!!!」
ルナ「誰!?」
???「よくやった、ヤト。戻っていいぞ」
  男の人がそう言うと、ヤトと呼ばれた狼は光に包まれて消えた。
ルナ「あなたはもしかして、、!」
???「ん?、、俺のこと知ってるのか?」
ルナ「もちろん!だってあなたは有名な黒魔道士、”シルイヤ”じゃない!」
  シルイヤと呼ばれた男はフードを外す。その顔に僕は驚いた。シルイヤの顔は、昔に死んだ兄貴にそっくりなのである。
ロン「っ、、」
シルイヤ「ふーん、、レベル75の特殊武器の剣士に、、レベル80の暗殺者!?」
ロン「そうらしいですね、、、」
シルイヤ「へぇ、2人はなぜここを進んでいるんだ?」
ロン「僕達、定住地を探して東に向かっているんです」
シルイヤ「なるほど?東の方が平和か。いいじゃないか。俺もついて行ってもいいか?」
「もちろん!」
  思わぬ仲間も獲得して今日はここで野宿を始めた。

〇テントの中
ロン「、、、兄貴、、」
  あのシルイヤと言う人、やっぱり兄貴に似ている。それにルナ、身長こそ違うが妹にそっくりだ。
  あの二人、僕の妹達の生まれ変わりなのではないか、、?
ロン「あぁもう眠れなくなるからやめた!」
ロン「、、、また、会いたいな、、、」

次のエピソード:🗡~4~🏴

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