一般人、異世界にて血まみれ手品師になる

みそきゅうり

🗡~4~🏴(脚本)

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みそきゅうり

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〇けもの道
「おはよう」
「、、、」
ロン「くははっw揃ったw」
ルナ「ふふっ、なんか兄妹みたい」
シルイヤ「そう、だな」
ロン「ね、、!」
ルナ「2人ともどうしたの?大丈夫?」
ルナ「あ、!もしかして私、変なこと言っちゃった?」
ロン「そんなことないよ!大丈夫!」
シルイヤ「大丈夫だ」
ルナ「そう、、ならいいんだけど、、、」
ロン「さ!さっさと準備して出発しよっ!」
ルナ「うん!」
シルイヤ「そうだな」

〇湖畔
ロン「わ!すっごい綺麗〜!」
  しばらく森の中を歩くと開けた池に出た。そこの水は透明で水中が見えるほどだ。
ルナ「ロンって水が好きなの?」
ロン「うん!水が流れるのが好きなんだ!」
シルイヤ「ならここで休憩するか。休まるだろ」
ルナ「そうだね」
ロン「ルナ!来て!」
ルナ「あ!待って!」
  ルナを連れて水辺に行くと靴を脱いで足をつける。
ロン「ひゃ〜、ヒヤッとして気持ち〜」
ルナ「そうなの?なら私も!」
  ルナが足を水につけると猫のように少し跳ねた。
ルナ「つめたーい、、!」
ロン「くははっ、猫みたいだったよ」
ルナ「ふふっ、そーお?」

〇原っぱ
ロン「また開いてる場所に出たね」
  休憩の後、森をぬけて草原に出た。遠くには山が見える。
ロン「何このキモい音」
ルナ「わかんない、、、」
シルイヤ「まさか、スライムか!?」
モンスター「ぷにょん、ぷにょん」
ロン「倒す?」
シルイヤ「待て!スライムは上級魔物だぞ!?」
ロン「行けそうな気がする!」
  僕はスライムに向かっていく。
シルイヤ「バカ!」
シルイヤ「っはぁ、、ったく、、、」
シルイヤ「ロン!ルナ!そいつを固める!たたっ斬れ!」
「了解!」
「おりゃあ!」
シルイヤ「離れろ!ファイア!」
シルイヤ「これで燃えたか?」
ロン「いっ!?」
シルイヤ「ロン!」
ルナ「あ!左腕にスライムの欠片!」
シルイヤ「待ってろ!今剥がす!」
  べりっと音がなり左腕のスライムが剥がれ、燃やされる。左腕は皮膚が溶けたように煙が出ていて、見るからに重症だ。
ロン「っつ、〜〜!!」
ルナ「酷い、、!」
???「それ、見せてくれない?」
ルナ「誰?」
ルーイ「僕はルーイ。白魔道士だよ」
ルーイ「その人の怪我、治させてくれない?」
ルナ「は、はい、、、」
ルーイ「見せて」
  ルーイという人に腕を見せると、彼は怪我に手をかざして、目を閉じた。
ロン「あ、、れ、、、?」
ロン「傷がなくなってる!」
  見てみるとえぐれていた傷が全て治っていて跡形もなくなっていた。
ロン「あ、ありがとうございます、、、!?」
  初めて顔を上げてみると、その顔に見覚えがあった。僕の弟にそっくりだったから。
ルーイ「いえいえ、僕は白魔道士ですから助けたい人は助けたいんです」
ルーイ「でも、ここで何してるんですか?旅人ですか?」
ロン「そうなんです。定住地を探して東に向かってるんです」
ルーイ「へぇ、、なら、僕も連れてってください、、!」
ルーイ「絶対お役に立ちますから!」
ロン「はい!仲間になるなら敬語なしね!」
ルーイ「うん!」
シルイヤ「仲間が増えたのか?」
  少し遠くからスライムを全て焼き尽くしていたシルイヤが戻ってきた。
ルーイ「よろしくお願いします!」

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