第五話 後輩の裁判と制裁(脚本)
〇個別オフィス
後輩「何があったのですかー?」
課長「あまり言いたくないが語尾を伸ばす話し方は子どもの様だからしない方がいいぞ!」
後輩「すみません...」
後輩(このオッさん苦手なんだよねー)
課長「今回呼び出したのはこの事についてだ」
後輩(ゲッ)
課長「お前この人に誹謗中傷してるだろ。 ご本人と弁護士から連絡が来たぞ」
後輩「ごめんなさい...反省してます」
後輩「チラッ」
後輩「ウワァァーン」
課長「あのな、お前泣き落とししても無駄だぞ 事の重大さがわかっていない様だな」
後輩(チェッ、中年おじさんならコレで大体引っかかったのに...この堅物め)
課長「お前が誹謗中傷した時にお前がウチの会社の社員ということが一部ではネットで噂になっているんだぞ」
課長「確実な証拠は無いのが不幸中の幸いだがな」
後輩「え、知りませんよ、うっ噂した人が悪いんじゃないんっですかっ!!」
課長「全然反省して無いな! あのな、お前の誹謗中傷した相手には既に罰金50万を支払ったんだよ!!」
後輩「50万もなんでそんな奴に支払ったんですか!!」
課長「うちの社員ってバレたらネットリテラシーが無い事が問題になって今までの仕事がパーになるだろうが!!」
〇法廷
課長「本当はお前をクビにしてその後に誹謗中傷された人と裁判してもらう予定だった」
後輩「えっ!?」
課長「でも裁判になったらマスコミに取り上げられて大事になる可能性は避けたいからあの人に謝罪して罰金50万円で話をつけたんだよ」
後輩(ということは私のクビは免れたのは ラッキー?)
〇個別オフィス
課長「お前をクビにするかどうかは社長の判断で決まるからな!!今日はもう帰れ!!」
後輩「わかりました。凄く反省してます。 失礼します」
課長「...」
課長「ありゃ、絶対嘘泣きだな」
〇黒背景
後輩(本当に石頭の相手は疲れた...)
後輩(なんでバレたのかなー?)
後輩(先輩が1番怪しくない? なんかそんな気がする!)
後輩「××さん、すみません。 ツムギ先輩の件ですけど...」
後輩「私と協力して〆ちゃいましょうよ!」
〇通学路
鈴木ツムギ(今日は定時で帰れたからスーパーでお買い物しちゃった)
鈴木ツムギ(今日の晩御飯はシャケの塩焼きに豆腐の味噌汁、ひじきサラダにしよう)
鈴木ツムギ(あっ、いけない。 そろそろサランラップ切れそうなの忘れてた)
鈴木ツムギ(明日にするか...今スーパーに戻るか...)
鈴木ツムギ(ん?)
鈴木ツムギ(気のせいかな? 誰かついてきている様な...)
〇黒背景
鈴木ツムギ(もしかしてストーカー?)
鈴木ツムギ(やだ、怖い。近くのお店に向かわなきゃ!!)
私は早歩きで50m先のコンビニへ向かった
〇通学路
鈴木ツムギ「キャァァァァァァア!!」
鈴木ツムギ(あの人達、頭おかしいんじゃないの!?!? 逃げなきゃ、逃げなきゃくちゃ、殺される)
〇川に架かる橋
鈴木ツムギ「助けて!!!誰か!!助けて!!!」
〇開けた交差点
鈴木ツムギ「お願い、誰かあの人達を止めて!!!」
〇コンビニ
鈴木ツムギ「やったわ!コンビニ!!早く中に」
鈴木ツムギ「えっ」
鈴木ツムギ(え...私、死ぬの)
鈴木ツムギ(そんなの)
〇コンビニのレジ
嫌だ!!
コンビニ店員「お、お客様?どうして走って店の中に」
鈴木ツムギ「助けて!私、殴られて殺されそうなの!!」
コンビニ店員「ヒィッ血、血が」
鈴木ツムギ「店の裏に隠れさせて! あと、救急車も呼んで!!」
コンビニ店員「わっわかりました」
コンビニ店員「お客様!?」
〇備品倉庫
後の事はよく覚えていないけど、話によると店員さんにバックヤードまで運ばれて救急車が来るまで安静に寝ていたらしい
ついに実力行使!?追い詰められたらそういうコトしでかしますよね!
そして作者様は50万円ゲット、おめでとうございますww