ミラクルマジカルガール

どんぐり

まさかの衝撃!ディスピア襲来!(脚本)

ミラクルマジカルガール

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ミラクルマジカルガール
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〇シックなリビング
  春野家にて。
メリー「すみませんね、居候させてもらって」
春野正幹「いえいえ、気にしないでください。 親戚だということにしてますので」
春野雫「桃子の通ってる学校の用務員の仕事で何とか頑張ってますしね」
春野桃子「ママ、パパ、私の飼ってるジョイのお世話も陽子さんがやってくれてるから助かるわ」
春野雫「よかったわね。桃子、早く朝ごはん食べちゃいなさい」

〇魔王城の部屋
クライ「マリシャスの離反は想定外だったな」
ディスピア「じゃあ、俺が行くか!」
ティアー「私にも出番を」
クライ「いいだろう」

〇教室
秋月萌黄「もうすぐわたしの誕生日。楽しみだわ」
春野桃子「それは何よりだね」
夏木藍衣「そうね」
冬元茜音「その日、晴れるといいわね」
秋月萌黄「帰りの会でのみんなのプレゼントも楽しみだわ!」
冬元茜音「楽しみにしててね!」
大久保樹「先生が来るぞ!」
三村泰「座ろう!」
春野桃子「そうね!」
榎木麻衣「はい皆さん、おはようございます」
  おはようございます!
榎木麻衣「皆さん、今月最後の土曜日には運動会があります。今日から運動会の練習がスタートしますよ」
「小学校最後の運動会、頑張ります!」
榎木麻衣「いい結果が残せるよう、悔いの無いように練習しましょうね」

〇グラウンドのトラック
  早速、運動会に向けての練習がスタートした。
大野充「それじゃあ、練習を始めるよ!」
「はい!」
  まずは、学年対抗リレーだった。
春野桃子「樹くん、受け取って!」
大久保樹「ああ!」
三村泰「夏木さん!」
夏木藍衣「オッケー!」
江口充「萌黄ちゃん!」
秋月萌黄「任せて!」
平井博也「茜音ちゃん!」
冬元茜音「わかったわ!」
夏木藍衣「はい!」
加古浩「わかった!」
大久保樹「やっぱ夏木の走るスピードはすごいな。俺、たまげたよ」
春野桃子「樹くんもかっこよかったわ!」
大久保樹「そうかなぁ?」
  リレーの後は、学年ごとにダンスをすることになった。
細川久美子「では、さっそく練習を始めましょう」
秋月萌黄「この紙に書いてあることに従っていけばいいのね」
  桃子たちは一連の流れを掴んでいった。

〇教室
  給食の時間になった。
榎木麻衣「はい、みなさん準備はできましたね?それでは、せーの!」
  いただきます!
冬元茜音「今日はすごいわ! 私の好きなカジキマグロのフライね!」
秋月萌黄「このサラダもおいしいわね!」
夏木藍衣「この、中華風ミネストローネ、とろみがついていて美味しいわ!!」
春野桃子「この豆ご飯も美味しいわね!」
  料理に舌鼓を打つ一同だった。

〇学校の校舎
  放課後。
冬元茜音「今日もいい一日だったわ!」
夏木藍衣「運動会が楽しみになったわ!」
秋月萌黄「そういえばこの前はお兄様の運動会があったのよ!」
春野桃子「どんなことがあったの?」
秋月萌黄「実は、展覧会と被ったけど、両親がビデオで撮影してたのよ!」

〇おしゃれな居間
  回想。
秋月雄二「いよいよ俺の出番が来るぞ」
秋月響「雄二、縄跳びの結果はどうだったの?」
秋月萌黄「知りたいわ!」
秋月雄二「見りゃわかるぜ!」
秋月俊「おー、新記録更新か!」
秋月輝子「やるわね!」
秋月雄二「おい、やめてくれよ。恥ずかしいじゃないか」
  大いに盛り上がる面々だった。

〇学校の校舎
秋月萌黄「と言うわけ」
「それはすごかったわ!」
春野桃子「中学校では、どんな行事があるのかな?」
夏木藍衣「それもそうだけど、勉強を疎かにしちゃ痛い目に遭うわよ」
春野桃子「そうね!勉強にも磨きをかけるわ!」

〇おしゃれな居間
  その夜。
「ただいま!」
秋月萌黄「お帰りなさい!」
秋月輝子「おや、一緒じゃない。どうしたの?」
秋月響「帰る途中で一緒になったの」
秋月雄二「ああ」
秋月響「お父さんだわ!」
秋月俊「ただいま!」
「お帰りなさい!」
秋月俊「もうすぐ萌黄の誕生日だな。ちょうど金曜日だし、この日はレストランで食事にしよう!」
秋月萌黄「やったわ!楽しみね!」
秋月雄二「その日に渡すプレゼントも楽しみにしてろよ!」
秋月響「雄二、中身のことは内緒よ」
秋月雄二「わかってるって」
秋月輝子「それより、もうすぐご飯だから、着替えてらっしゃい。 雄二と萌黄と響は、今のうちに勉強してらっしゃい!」
「わかった!」
  やがて夕食が出来上がった。
秋月雄二「なんとかけりはつけたし、飯にするか」
秋月響「そうね」
秋月萌黄「今日は何かな?」
秋月俊「おお、今日は油淋鶏じゃないか!」
秋月輝子「たまたま鶏肉が安かったのよ。野菜サラダと、卵スープも作ったわ! 栗ご飯もあるわ!」
秋月雄二「すげぇな!」
  夕食に舌鼓を打つ面々だった。

〇教室
  やがて、金曜日になった。
榎木麻衣「今日は、秋月さんの誕生日です!」
  ハッピーバースデー!
秋月萌黄「みんな、ありがとう!」
春野桃子「まずこれは私から。ヘアアクセだよ!」
秋月萌黄「ありがとう!」
夏木藍衣「これは私からよ!」
秋月萌黄「すごーい!ケーキビュッフェのチケットね!」
夏木藍衣「家族みんなで行くのはどうかしら?」
秋月萌黄「ありがとう!さっそく誘ってみるわね!」
冬元茜音「私からはこれを!」
秋月萌黄「これは、入浴剤ね!」
冬元茜音「妹のあこと選んだのよ!」
秋月萌黄「嬉しいわ!ありがとう!」
三村泰「これは僕からさ! 妹と選んだんだぞ!」
秋月萌黄「すごいわ! 私が欲しかった本!」
平井博也「これは僕からだよ」
秋月萌黄「凄いわ!ネックレスね!」
平井博也「僕の手作りさ。 両親も手伝ってくれたのさ」
秋月萌黄「嬉しいわ!」
  その時だった!
ディスピア「こんなお祝いなんぞくだらない!」
春野桃子「あなたには関係ないわよ!」
ディスピア「うるさい!出てこい、ディザスター!」
ディザスター「ディザスター!」
ディスピア「今日のターゲットはあいつだ!」
平井博也「しまった!」
ディスピア「さて、始めるとするか!」
榎木麻衣「みんな、早く避難しましょう!」
春野桃子「みんな、変身よ!」
「うん!」

〇カラフル
  ポケットから、ミラクルマジカルチェンジパフュームを取り出した桃子たち!
春野桃子「ミラクルマジカルチェーンジ!」
「ミラクルマジカルチェーンジ!」
チアフルスマイル「チアフルスマイル、可愛く登場!」
チアフルシック「チアフルシック、可憐に登場!」
チアフルポップ「チアフルポップ、元気に登場!」
チアフルエレガント「チアフルエレガント、美しく登場!」
「私たち、ミラクルマジカルガール!」
チアフルスマイル「みんなの笑顔と幸せ、守ってみせる!」

〇教室
ディスピア「今日がお前たちの最期だ!やれ!」
ディザスター「ディザスター!!」
チアフルスマイル「みんな、行くよ!」
「オッケー!」
  ミラクルマジカルウォッチと、ミラクルマジカルステッキを併用して戦うチアフルスマイルたち。
チアフルスマイル「ミラクルマジカルウォッチ、タップ! チアフルスマイルハート!」
チアフルシック「ミラクルマジカルウォッチ、タップ! チアフルシックハート!」
チアフルポップ「チアフルマジカルウォッチ、タップ! チアフルポップハート!」
チアフルエレガント「ミラクルマジカルウォッチ、タップ! チアフルエレガントハート!」
ディスピア「うわーっ!」
ディザスター「ディザスター!」
チアフルスマイル「トドメを刺すわよ!」
「オッケー!」

〇カラフル
チアフルスマイル「チアフルスマイルハート!」
チアフルシック「チアフルシックハート!」
チアフルポップ「チアフルポップハート!」
チアフルエレガント「チアフルエレガントハート!」
  4人はミラクルマジカルステッキでハートを描いた。
チアフルスマイル「ミラクルマジカルブレスレットよ、私たちに力を!」
「ミラクルマジカルブレスレットよ、私たちに力を!」
  4人が描いたハートが大きくなり、四つ葉のクローバーが完成した!
チアフルスマイル「行くよ!ミラクルマジカルクローバーアターック!」
「ミラクルマジカルクローバーアターック!」
「ミンナハッピー・・・」
「みんな明るく、」
チアフルスマイル「笑顔♪」

〇教室
ディスピア「お前ら、次はそうはいかないから覚悟しろよ!」
春野桃子「平井くん、しっかりして!」
大久保樹「聞こえるか?」
平井博也「あれ?何があったの?」
「無事でよかった!」
秋月萌黄「よかったわ!」
大久保樹「そうだ!俺、お前にプレゼント渡してなかったな!」
春野桃子「樹くん、今のうちに渡して!」
大久保樹「プレゼントだぞ、秋月!」
秋月萌黄「これはオルゴールね!ありがとう!」
大久保樹「桃子と一緒に選んだんだよ!」
春野桃子「樹くんってば、もう!」

〇ファミリーレストランの店内
  その夜。
秋月俊「今日は萌黄が主役なんだから、いっぱい好きなのを頼みなさい」
秋月萌黄「小学校最後の学年だし、お子様メニューにするわ!」
秋月雄二「じゃ、俺らも何か頼むか!」
秋月輝子「そういえば雄二も響もよくこのレストランでお腹いっぱい食べてたわよね」
秋月響「恥ずかしいわよ、お母さん」
秋月雄二「そうだよ・・・」

〇ファミリーレストランの店内
  萌黄が赤ちゃんだった頃。
秋月俊(若かりし頃)「今日は響の誕生日だし、好きなもの食べな」
秋月響(幼少期)「お子様セットもあるのね」
秋月輝子(若かりし頃)「響はお子様セットにして、私たちはパスタにしましょう」
秋月輝子(若かりし頃)「俊くん、萌黄はまだ小さいから、私が料理を潰して離乳食にするわ」
秋月俊(若かりし頃)「そうだね」
秋月雄二(幼少期)「俺にもやらしてよ。可愛い妹だもん」
秋月響(幼少期)「雄二、私だって手伝ったの忘れたの?」
  やがて食事も運ばれた。
秋月輝子(若かりし頃)「はい、萌黄、アーン」
秋月俊(若かりし頃)「お前たちにも離乳食作ったんだぞ」
秋月雄二(幼少期)「俺らも手伝ったもんね」
  にこやかに笑う萌黄を見て響も笑った。

〇ファミリーレストランの店内
秋月雄二「ハハハ、懐かしいなぁ」
秋月響「レストランでのバースデーパーティーは毎年我が家の恒例ね」
秋月萌黄「それにしても恥ずかしいよぉ・・・」
秋月輝子「萌黄、プレゼントも楽しみにしててね!」
秋月俊「家族みんなで選んだからな!」
秋月萌黄「うん!」
  この日は萌黄にとって素敵な日になった。

次のエピソード:ドキドキ!歩夢ちゃんちでのお茶会!

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