エピソード1 とりあえずダンジョンへ(脚本)
〇岩穴の出口
あつし「異世界と言えばダンジョンだな」
すず「何がダンジョンよ。帰れないのよ。分かってるの、あつし」
あつし「帰れないんだから、楽しまないとさ」
すず「はぁ〜。これだから、あつしは。・・・・・・私はあつしを信用してるけど」
すず「責任取ってよね」
あつし「え? 僕はすずと一緒だと・・・・・・どこでも楽しいけど・・・・・・」
すず「ふふふっ」
あつし「え〜っと。先に進んでみようか」
〇岩穴の出口
あつし「ヘビなのか。魔物といったら、スライムかと思ったんだけど」
すず「ちょっと。向かって来てるって。あつし、どうするのよ」
あつし「魔法を試してみようよ。まずは僕から」
あつし「火の精霊よ。力を貸してくれ。火魔法、爆炎」
すず「凄い。これが魔法」
あつし「おっ。いきなりレベルが上がったぞ。思ったより、イージーモードな異世界かも」
すず「レベル? 私は何も変化ないわよ?」
あつし「へぇ〜。そうなら、自ら倒さないと、経験値は入らないんだな」
すず「え〜。私も戦うの」
あつし「すずも魔法が使えるんだから、楽勝だって。他の人達が来る前に、どんどん先に進むよ」
すず「私達も訓練に参加した方が良かったんじゃ・・・・・・」
あつし「大丈夫だって。こういうのはスタートダッシュが大事なんだよ。訓練に一週間も使うのは無駄だよ」
すず「あつしのことは信用してるけど・・・・・・」
あつし「おっ。来たよ」
すず「え〜。本当に私が・・・・・・。え〜と」
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