第9話 阿鼻叫喚 なんとしましょう!!(脚本)
〇祈祷場
霊媒師「抱いてやる! 抱いてやる!」
久々津 操乃「ヤダヤダ!! 助けて!!」
怨霊に取り憑かれた霊媒師が 操乃を襲う
鳥月 流我 「ふざけんなジジイ!!」
怨霊「ジャマだ!!」
弾き飛ばされる流我
鳥月 流我 「チクショウ!!」
何度も弾き飛ばされ
何度も立ち上がり
立ち向かっていく流我
久々津 操乃「もうやめて! 死んじゃうよ!!」
鳥月 流我 「待ってろ操乃! 俺が必ず お前を助ける!!」
久々津 操乃「ホント? 信じていいの!?」
怨霊「ヘッ! こういう男は 口だけなんだよ」
金縛りにあう流我
鳥月 流我 「ううう・・・動けない・・・」
怨霊「どうせ 何もできないさ いや 何もしない男なのさ」
鳥月 流我 「うおおお!!!!」
怨霊「口だけのグズだ いっぱい見てきた」
力を振り絞り 立ち上がる流我
怨霊「オオッ! 私の金縛りを破るとは!!」
久々津 操乃「信じてた 信じてたよ!!」
鳥月 流我 「二度と離さない そう決めたんだ!!」
久々津 操乃「流我!!」
果敢に 霊媒師に飛びかかる
羽交い締めされる霊媒師
泡を吹いて 気絶する
怨霊「使えないジジイだな 仕方がない 体を変えるか」
今度は優萌花に 取り憑く怨霊
怨霊「元々女同士だから これでいい 愛結 愛してる」
歩羽 優萌花「女同士で 楽しみましょう ウフ~ン💛」
鳥月 流我 「・・・・・・」
優萌花が 操乃に襲いかかる
女同士の抱擁を
口を開けて 見つめる流我
鳥月 流我 「オー・・・スゲー・・・」
下着の女が もつれ合うのを
よだれ垂らさんばかりに 見つめる
響 玲桜「目がバキバキじゃないか! 全く!! 男はどうしようもないな どいつも こいつも役立たず!!」
歩羽 優萌花「誰にも 邪魔させない! 今度こそ あなたは私のもの!!」
愛結「縁士郎 助けてにゃん!!」
縁士郎は 念仏を唱えていた
愛結「そんなことしてないで 助けてにゃん!!」
縁士郎「優萌花って子が 「執着」はダメって・・・ それこそ仏教の基本なのに 忘れてたよ」
縁士郎「迷える衆生を救うため 一度は 僧になる決意だったのに 自分が執着の権化になって 浅ましい 恥ずかしい・・・」
縁士郎「僕が得るべきは 肉体の愛ではなく 慈悲の愛だった 奪う愛ではなく 与える愛だった!!」
縁士郎「あの子に言われて 気がついた Anahata(アナーハタ)チャクラが 開いたんだ!!」
愛結「アナーハタ? なに?」
縁士郎「愛のチャクラだよ!! 愛してるからこそ あきらめる!!」
縁士郎「ありがとう愛結 さようなら!! 僕は解脱する これで成仏できる!!」
愛結「なにワケワカンナイこと言ってんの!! 勝手に悟るな 成仏すんな!!」
縁士郎「君のおかげで 僕は本当の愛を知った 愛の楽しさ 愛の苦しさ 愛の素晴らしさ 愛の怖さ ありがとう愛結 さようなら!!」
愛結「私を愛してないの!? 見捨てないでにゃんにゃん!!!!」
縁士郎「愛してるからこそ 離れるんだよ 僕は みんなを愛している 愛のチャクラが 全開放だから!!」
縁士郎「色即是空 空即是色・・・」
愛結「ひどいよ!! 置いていかないで!!!!」
愛結「ズルいよ ズルいよ ヒドイよ ヒドイよ・・・」
愛結「何言ってるか 全然ワカンナイ!! 愛のチャクラって何? 意味ワカンナイ!?」
咲楽「私は よくわかるよ!!!!」
咲楽「男ってのは 坊主もクズ男も 都合の良い ゴタクしか並べない」
咲楽「どっちも言い訳だけは 上手いんだ アハハハハ!!!!」
愛結「許さない許さない許さない!!!! 認めない認めない認めない!!!!!!」
愛結「ウラミハラサデオクベキカにゃん!!!!」
操乃の体から離れ
巨大化して 家屋を壊す 愛結の霊
咲楽「アハハハハ!! それでこそ 私の愛結!!」
そして 怨霊化した
怨霊「愛結 この日をまってたよ!!」
一瞬で咲楽の怨霊は 捻りつぶされた
咲楽(そんな・・・ わたしの・・・愛結・・・)
咲楽の呪いが ゴミに見えるほどの
凄まじい 怨霊になってしまった
ラスボス化する愛結の怨霊
響 玲桜「オッサン!! 小屋つぶされてるゾ 寝てたら死ぬぞ!!」
霊媒師「うーう~ん・・・ 通信を侮るな・・・ううむ」
果たして 愛結の怨霊に勝てるのか
操乃は 助かるのか?
愛結の愛は 報われないのか?
答えは 最終回をお楽しみに!!!
このバトルを真似できる奴はいるのだろうか・・・男幽霊は何か自己満足して逝っちゃってる・・・元お坊さんだからか・・・只でさえカオスな状況が更にカオスになってるよ・・・
絡まり合っていた欲望や執着の念が解けはじめたと思ったら、まさかのラスボス降臨!この展開は予想外でしたww
そして、巨大化愛結さんのスチルのインパクトたるや!(笑)