ミラクルマジカルガール

どんぐり

いよいよ10月!楽しい秋がやって来た!(脚本)

ミラクルマジカルガール

どんぐり

今すぐ読む

ミラクルマジカルガール
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇シックなリビング
  10月になった。
春野桃子「パパ、ママ、おはよう」
「おはよう、桃子」
春野桃子「今日から10月だから、長袖にしたわ」
春野正幹「パパも今日からスーツだ」
春野雫「一気に気温も下がるから、服装とかにも気をつけないといけないわね。 朝ごはん、出来てるから食べちゃいなさい」
春野桃子「そうね。いただきます!」
  一家で朝食を摂る桃子たち。

〇魔王城の部屋
クルエル「わらわの再三のリベンジ、どうか検討してください」
クライ「もちろん、検討はするさ」
ディスピア「ボス、我々もどんどん仲間が殉職したりしてる分、強化を急がねばなりませんな」
クライ「また頃合いをみて出陣する」
マリシャス「元々冷静沈着ですからね」
ディスピア「俺だって行きたいぜ」
クライ「近々行かせるから、安心しろ」
マリシャス「それじゃ、私が行きますかね」
クライ「気を付けな」
サッドネス「僕はどうなるのさ?」
クライ「ま、もう少し待っとけ」

〇グラウンドの水飲み場
  その日は全校朝礼だった。
代々木宏「皆さん、おはようございます!」
  おはようございます!
代々木宏「今日から10月になりました。過ごしやすくなりますね。勉強やスポーツに、いろいろと打ち込んで欲しいですね」
和久井絵里「秋ともなりますと、運動会に学芸会、芸術鑑賞教室もあります。 勉強にも力を入れてほしいものです」
代々木宏「充実した毎日を過ごせるよう頑張っていきましょう。 それでは、朝礼を終わります」

〇教室
秋月萌黄「今月には、私の誕生日があるの!」
春野桃子「誕生日には、何かするの?」
秋月萌黄「その日は家族でレストランに行き、バースデーパーティーをするの!」
夏木藍衣「それは楽しみね!」
冬元茜音「この前、お父さんの誕生日があったのよ!」
大久保樹「それはよかったな、冬元!」
冬元茜音「私は、ネクタイピンを送ったわ! お父さん、喜んでくれたの!」
秋月萌黄「よかったわね!」
山下俊樹「先生が来るぞ!」
春野桃子「座らなきゃ!」
榎木麻衣「はい、皆さんおはようございます!」
  おはようございます!
榎木麻衣「この度開かれる秋の芸術鑑賞教室のお知らせを配布したいと思います」
春野桃子「春の芸術鑑賞教室では、みんなでオーケストラを見に行ったの、覚えてます!」
榎木麻衣「そうですね」

〇大劇場の舞台
  回想。
春野桃子「素敵なオーケストラの演奏ね」
大久保樹「そうだなぁ」
三村泰「僕の好きな音楽が流れてきたぞ」
大久保樹「ラプソディー・イン・ブルーだろ?俺も好きだよ」
  演奏に魅了される桃子たちだった。

〇教室
榎木麻衣「今度は体育館にて劇団員たちが上演するんですよ」
冬元茜音「わくわくします!」
夏木藍衣「楽しみになりました」
秋月萌黄「来月の学芸会も楽しみです!」
榎木麻衣「そうですね。勉強もおろそかにしないようにしましょうね」
  朝の会は終了した。
榎木麻衣「それではこれより音楽の授業になります。音楽室に移動してください」

〇音楽室
細川久美子「はい、今日はビートルズの音楽のことについて学習していきましょう」
春野桃子「父がビートルズのファンだって言ってました」
山下俊樹「僕も好きですね、ビートルズ」
細川久美子「それはよかったですね。ビートルズの歌は聞き取りやすい英語なので、勉強にも最適ですね」
江口充「僕も兄と一緒にビートルズの歌を歌ったことがありますね」
細川久美子「それでは、実際にビートルズの歌をいくつか歌ってみましょう。私に合わせてくださいね」
  その時だった!
マリシャス「音楽の時間なんて、所詮はくだらない集まりじゃよ」
春野桃子「また邪魔しに来るなんて卑怯よ!」
マリシャス「うるさい!出でよ、ディザスター!」
ディザスター「ディザスター!!」
マリシャス「今日のターゲットはあれじゃよ!」
細川久美子「イヤーッ!!!」
春野桃子「先生!!」
マリシャス「では、恐怖の始まりと行こうか」
春野桃子「ひどいわ!みんな、変身しましょう!」
「オッケー!!!」

〇カラフル
春野桃子「ミラクルマジカルチェーンジ!」
「ミラクルマジカルチェーンジ!」
チアフルスマイル「チアフルスマイル、可愛く登場!」
チアフルシック「チアフルシック、可憐に登場!」
チアフルポップ「チアフルポップ、元気に登場!」
チアフルエレガント「チアフルエレガント、美しく登場!」
「私たち、ミラクルマジカルガール!」
チアフルスマイル「みんなの笑顔と幸せ、守ってみせる!」

〇音楽室
マリシャス「今日がお前たちの最期だ。やれ!」
「ディザスター!」
チアフルスマイル「みんな、行くよ!」
「オッケー!」
チアフルスマイル「ミラクルマジカルウォッチ、タップ!チアフルスマイルハート!」
チアフルシック「ミラクルマジカルウォッチ、タップ!チアフルシックハート!」
チアフルポップ「ミラクルマジカルウォッチ、タップ!チアフルポップハート!」
チアフルエレガント「ミラクルマジカルウォッチ、タップ!チアフルエレガントハート!」
マリシャス「バカな!こんなにパワーアップしてたのか!」
チアフルスマイル「ダークランドなんかに負けないんだから! みんな、今よ!」
「オッケー!!」

〇カラフル
チアフルスマイル「チアフルスマイルハート!」
チアフルシック「チアフルシックハート!」
チアフルポップ「チアフルポップハート!」
チアフルエレガント「チアフルエレガントハート!」
チアフルスマイル「ミラクルマジカルブレスレットよ、私たちに力を!」
「ミラクルマジカルブレスレットよ、私たちに力を!」
  やがて、大きな四つ葉のクローバーが完成した!
チアフルスマイル「みんな、行くよ! ミラクルマジカルクローバーアターック!」
「ミラクルマジカルクローバーアターック!」
「ミンナハッピー・・・」
マリシャス「うわーっ!!」
  すると、眩い光が、マリシャスを包み込んだ。
  マリシャスは、ハピネスの力で浄化され、メリーという善良な魔法使いに戻った。
  メリーは、チアフルキングダムの住人だった。
ハピネス「もうあなたは何も恐れることはないのです」
メリー「ありがとうございます・・・」
「みんな明るく、」
チアフルスマイル「笑顔♪」

〇音楽室
春野桃子「細川先生、大丈夫ですか?」
細川久美子「あら?私ってば、一体・・・」
夏木藍衣「もう大丈夫ですよ」
秋月萌黄「一件落着ね」
冬元茜音「そうね」
メリー「それにしても、私は何をしてたのかしら?」
春野桃子「ダークランドに操られてたんですよ」
メリー「まあ、それであなたたちが助けてくださったって事?」
夏木藍衣「はい!」
メリー「そう、ありがとう。私はチアフルキングダムの魔法使いだったけど、クライ様に洗脳されてたのよ」
冬元茜音「そうだったんですか!?」
メリー「そう。あの時・・・」

〇荒廃した市街地
  回想。
メリー「あなたの好きにはさせないわ!」
クライ「うるさい!今日からこのチアフルキングダムは、ダークランドの支配下だ!」
ディスピア「喰らいな!」
メリー「うわーっ!」
クライ「上手くいったぜ!」
ディスピア「ああ!」

〇音楽室
メリー「辛い思いをしたわ」
春野桃子「でも安心してください」
メリー「ありがとう」
冬元茜音「一件落着ね」
夏木藍衣「メリーさん、後のことは私たちに任せてください」
秋月萌黄「チアフルキングダムの王子様たちは元気にやってますよ」
メリー「そう。あの子達と私は長い付き合いだから、元気でよかったわ」
  マリシャスから元に戻ったメリーは、音楽室を去った。

〇魔王城の部屋
クライ「マリシャスの離反は信じられん!」
ディスピア「ミラクルマジカルガールめ! 俺が仇を打つ!」
ダークネス「私もまた参戦しますわ」
クライ「いいだろう」

〇リサイクルショップの中
  次の日。
メリー「まあ、殿下もすっかり大きくなられて」
ジョイフル「メリーさんも元気そうで良かったよ」
グレートフル「あのミラクルマジカルガールのおかげですよ」
ハートフル「メリーさんも元気で良かったです」
デライト「そうですね」
メリー「それで、私、しばらくの間、桃子ちゃんの家にいることにしたのよ」
春野桃子「私の家に住むことになったのよ」
「良かったですね、メリーさん」
冬元茜音「住む場所も決まって良かったわね!」
秋月萌黄「そうね!」
夏木藍衣「うん!」
  こうして、メリーは目黒陽子として、桃子の家に居候したのだった。
  普段は桃子たちの学校の用務員として働いているという。

次のエピソード:まさかの衝撃!ディスピア襲来!

ページTOPへ