アニマル・キングダム

ほのくろ

出発の日(脚本)

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〇城の会議室
  外はもう夕方。オレンジ色に照らされた
  城の会議室で動物達が会議をしていた。
猫丸「ダリウスは手強いにゃ! きっと丸腰で行っても全滅にゃ・・・」
ドギー「どうするんすか?」
バードン「それなら私に任せろ。こんなことも あろうかと、鍛冶屋でこれを造って もらったんだ」
猫丸「こ、これは・・・」
バードン「動物用に造られた剣だ。・・・しかし 私には到底持てそうもない」
猫丸「僕の猫の手でも無理そうにゃ・・・」
???「任せろ~!」
猫丸「にゃにゃ!?」
ゴリオ「俺様参上~!イェーーイ!!」
ゴリオ「この剣を持てば良いんだろ!? 任せとけ!」
猫丸「そ、そうだけど・・・いきなり 来るのはやめてほしいにゃ・・・」
バードン「来るときは窓じゃなくて扉から来いと 言ったはずだが?」
ゴリオ「わ、悪かったよ・・・そんな 怒んなって・・・」
バードン「全く・・・後で窓ガラスを直しておけよ」
ゴリオ「おいおい、せっかく助太刀に 来てやったのになんだよその態度・・・」
猫丸「でも確かにゴリオなら剣を持てそうにゃ!」
ゼルス「ゴリオさん、一緒に来てくれるのかしら?」
ゴリオ「あたぼうよ!俺様に任せときゃ 百人力だぜ!」

〇巨大な城門
ウルフェル「お前達、そろそろ出発の時だ」
ウルフェル「きっと長い戦いになる・・・ もしかしたら死者も出るかもしれない・・・それでも行くか?」
全員「おおーーっ!!」
ウルフェル「皆の衆!キングベアー様を助けに行くぞ!」
全員「おおーーっ!!」

〇牢獄
キングベアー「くっ・・・」
ドロチュー「チューッチュッチュッチュ・・・ いい気味チュ!」
ドロチュー「お前を殺せばアニマル・キングダムは 支えを失う・・・」
ドロチュー「このドロチュー様が!アニマル・ キングダムの新たな王になり、動物達を こき使ってやるチュー!」
キングベアー「そんなこと許さぬ!」
ドロチュー「許さない?自分の立場分かってるチュ?」
ドロチュー「お前はもはや囚われの身だチュ! そこで大人しくしてるチュ―!」
キングベアー(猫丸達はきっと助けにくる・・・ その時を待って・・・)

次のエピソード:王国のピンチ!連れ去られたキングベアー

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