ビンダーパープル

但馬感象

13面 ガンバ(脚本)

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〇地下鉄のホーム
江藤鉱「せめて電車に乗るまで待って」
江藤鉱(・・・からだ上の方は ジワーッと熱いけど)
江藤鉱(下は冷たいんだから床)
折中珠未「んー、今度着くとこで起こしてね」
折中珠未「ふにゃーっ」
  地下鉄のホームで
  横寝してしまう折中さん。
江藤鉱(頭もたれてきてくれるのはうれしいけど)
折中珠未「お腹すいたー」
江藤鉱(って俺もすいたな)
  と、金持ちのおっちゃんかしらん、
ナニワ社長風おじさん「ひょっとしたら 直接あげた方がいいかな?」
ナニワ社長風おじさん「困ってるかなと思って」
江藤鉱「いや、お金はあるんすよ」
江藤鉱「なんで大丈夫でーす」
  折りたたんだ札くれようとしたけど、
  別にお金欲しくて
  親切にしたわけじゃなし。
  そのおっちゃんも
  どっかいっちゃったかな
  きっぷのいいナニワ社長っぽい方。
  ──あとは、
江藤鉱「俺、エロギンガだよ、番号」
折中珠未「あれ?もっと後じゃなかったっけ」
江藤鉱「エロケルトがそうかな」
折中珠未「でもあれはないよねー」
江藤鉱「まぁフォルムはあんまりかなー」
  とか電車待ちつつ話したな。

〇駅前広場
  ──九宝さんと駅で会って
  一緒に歩いてて、
九宝優梨「うわ寒ーいっ」
  と、左の袖をつかんで寄り添ってくる。
江藤鉱(風、盾になりましょっか?)
  両手広げて壁に。
  それはしなかったけど、
江藤鉱「風なさそうな方に行きます?」
江藤鉱「てーか遊んでません?」
  人の胸揉んできて、何なら乳首探して
  狙ってやってるっぽかったりして。

〇事務所
尾沢吏帆「ちょっと来てくれるかなー」
  って、尾沢さんにシーバーで
  事務所に呼び出されて、
尾沢吏帆「江藤くん、名前書いてないんだけど」
尾沢吏帆「折中さんの隣だけどいいの?」

〇学校の体育館
江藤鉱(・・・今、すごい つまってるんですよ)
  支持率が、67、68くらいで
  あんまりよくない
江藤鉱(理屈を超えたところがないとな)
  ──折中さんと誰か女性が
  目の前で台車使って、
  酒か何か入ってる
  大きい黒い升のような箱を運んでいる。
  先回ってそのまんまじゃ通れないところ
  あけたんだけど来ない。
  こっちじゃなくて手前から入れたのか。
  戻ると誰かさんが
  一人で運んでるので、手伝うか。
  まわりはブースとか
  黒幕舞台機材置かれて通りづらい。
  縦にして通るか。
  (台車転がせないけど)
  黄色いハッピ
  着てるだけじゃ足りない
  いいこ
  もっと超えた何かがほしい

〇撮影スタジオ
  ・・・凹んだ一角
誰か女性「いっしょに冒険したい」
  珠未?アドベンチャー
  くっつけば色ってのはお互い染まるんだ
  それで変わるんだ
  イカの駄菓子壺入れだ俺は

〇駅のホーム
  ついに来ちゃった食い倒れ。
江藤鉱(秋原さんには内緒)
江藤鉱(あーロッポウ踏むような振りしちゃうな (特に手振り、斜めに))
江藤鉱(おたふく女性いるかなー)
  ホームから見える外が
  (大阪の地、夜で明かりが暖色の)
江藤鉱(楽しみっ)

〇食器
  ・・・52進んで下さい
江藤鉱(食べた数だけ?)
江藤鉱(一応クリアーしたのか、1つのステージ)
  たまってなければ22pへ戻って下さい
  (資金不足)
  ──とかメッセージ出てたけど、
  52進んでいいとは、結構いけるな
  (しくじったのかと思ったけど)

〇食器
  ・・・今までお世話になってた
  配達員さんに危機が迫るってか
江藤鉱(さんざんお世話になってるのに そんなこと言っていーのかー 不義理じゃないのかー)
  カラフルな牛乳 色とりどり積んだポスター
江藤鉱(牛乳も自前のお店のもの使うの?)
  俺は牛乳500mlと、
  ドーナツミニ5つ入りを注文。
江藤鉱(それだけで昼足りるかって? それだけ食べればもうパンパンだよ。 パンパン世代だよ)
  と、折中珠未が来て、
  何かこっちドーナツか指差し数えて
折中珠未「ガンバッ」
  と、俺に励ましのジェスチャー。
江藤鉱「んにゃろー (うん、ガンバる)」

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