魔法少女の母、娘を全力でサポートします!

花石雫

ライバル宣言!?(脚本)

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花石雫

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〇テレビスタジオ
  それではここで、赤城家の皆さんに登場して貰いましょう!
  秋桜ちゃんはTV初登場ですねー・・・
  ──
  ────
  ──────・・・

〇可愛い部屋
  ──
  ────
  ──────
青海光李(おうみひかり)「はぁ・・・秋桜ちゃん、凄いなぁ~・・・」
青海光李(おうみひかり)「私なんか、テレビに出たら緊張で動けないよ・・・」
青海光李(おうみひかり)「ほんとうに、凄いなぁ~・・・」
青海舞桜(おうみまお)「光李、オヤツよ~って、どうしたの?あら・・・」
青海舞桜(おうみまお)「秋桜ちゃん達、テレビに出てるのね!」
青海舞桜(おうみまお)「有名一家は大変ねぇ・・・」
青海光李(おうみひかり)「凄いよね!私だったら緊張して無理!って思ってたの」
青海舞桜(おうみまお)「あら、でも光李にだって出演オファーが来るかも知れないわよ?」
青海光李(おうみひかり)「えっ、無理!ムリムリ!!恥ずかしいもん!!」
青海舞桜(おうみまお)「でも、どうしてもでないといけないこともあるかもしれないわよ?」
青海光李(おうみひかり)「えっ!?そ、そうなったらどうしよう・・・!?」
青海舞桜(おうみまお)「光李は秋桜ちゃんや桃子さんみたいにテレビに出たいとか思わない?」
青海光李(おうみひかり)「そりゃ、憧れが無い訳じゃないけど・・・少なくとも生放送は無理だよ・・・」
青海舞桜(おうみまお)「なるほどねぇ・・・」
青海舞桜(おうみまお)「お母さんとしては、光李にももう少し活躍して欲しいけど・・・」
青海光李(おうみひかり)「えー、秋桜ちゃんと一緒ならいいけど・・・」
青海光李(おうみひかり)「もしくは私もお母さんやお父さんと出たいかな!」
青海光李(おうみひかり)「でも、お父さんはあんまり顔を出さない方がいいんでしょう?」
青海光李(おうみひかり)「よくわかんないけど、内緒のお仕事だもんね・・・」
青海舞桜(おうみまお)「あの人、自分の仕事をそんな雑に説明してるのね・・・まあいいけど・・・」
青海舞桜(おうみまお)(確かに旦那や私は余り表だって出るべきじゃない・・・)
青海舞桜(おうみまお)(けど、これからの事を考えると・・・)
青海舞桜(おうみまお)(光李にはもう少し度胸をつけて貰わないといけないわよね・・・)
青海舞桜(おうみまお)(何かいい方法は無いかしら・・・)
青海舞桜(おうみまお)「そうだわ!!」
青海光李(おうみひかり)「どうかしたの?」
青海舞桜(おうみまお)「光李、秋桜ちゃんと一緒で、生放送じゃなければいいのよね?」
青海光李(おうみひかり)「え、うん・・・」
青海舞桜(おうみまお)「じゃあ、CMに出ましょう!」
青海光李(おうみひかり)「えっ!?」
青海舞桜(おうみまお)「ちょうど、マジカル・マジカルで発売する商品も考えてるしね」
青海舞桜(おうみまお)「自分達を応援して貰うためのCMだもの、本人が出るのが一番じゃない?」
青海舞桜(おうみまお)「そうと決まったら、桃子さんに連絡しなくっちゃ!」
青海舞桜(おうみまお)「忙しくなるわよー、何かキャンペーンも打ちたいわよね~」
青海光李(おうみひかり)「えぇえええ・・・お母さん・・・」
青海光李(おうみひかり)「・・・ダメだぁ、聞いてない・・・」
青海光李(おうみひかり)「・・・でも、秋桜ちゃんとCM、かぁ・・・」
青海光李(おうみひかり)「・・・少しだけ、楽しみかも・・・!」

〇幻想2
「マジカル・チェンジ!メタモルフォーゼ!!」
青海光李(おうみひかり)「優しい心は慈愛の光!マジカル・プリズム!」
赤城秋桜(あかぎこすもす)「燃える心は、勇気の花!マジカル・コスモ!!」
「二つの花が可愛く咲き誇る!」
青海光李(おうみひかり)「キラキラ可愛いプリズムスター!」
赤城秋桜(あかぎこすもす)「ピカピカ格好いい、コスモハート!」
「魔法少女コスモ・プリズムの応援グッズはマジカル・マジカルで検索してね!」
ミュア「なのニャ!」

〇撮影スタジオ(机あり)
「・・・・・・・・・・・・」
青海舞桜(おうみまお)「素敵よ二人とも!!」
赤城桃子「えぇ、2人の可愛さが全面に出ていて最高だわ・・・!!」
  地球防衛庁にある広報用のスタジオ。さっそく話をつけて、子供達の撮影が行われていた。
青海舞桜(おうみまお)「今回は子供達の意見を聞いてデザインしたから・・・」
青海舞桜(おうみまお)「可愛いとカッコいいが逆で大丈夫かしら?と思っていたのだけれど・・・」
青海舞桜(おうみまお)「余計な心配だったわね、うちの子達は何でも着こなすわ・・・!」
赤城桃子「同意しかないわ、舞桜さん・・・!!」
赤城桃子「子供達の魅力も倍増のタイツ、靴下、素敵だわ・・・!」
赤城桃子「普段使いもしやすいし、マジカル・マジカルの主力商品間違いなしよ!」
赤城桃子「素敵なものをありがとう!」
青海舞桜(おうみまお)「少しはりきっちゃったわ。アクセサリーやバッグのデザイナーさんには負けられないもの・・・!」
青海舞桜(おうみまお)「それに、お礼を言うのは私の方よ・・・」
青海舞桜(おうみまお)「光李には、少し度胸が足らないみたいだから・・・」
青海舞桜(おうみまお)「秋桜ちゃんと一緒に出ることで、少しでも自信がつくといいんだけれど・・・」
青海舞桜(おうみまお)「応援もね、やっぱり秋桜ちゃんの方が多いから・・・」
赤城桃子「え・・・?グッズは、プリズムの方が売れているのよ?」
青海舞桜(おうみまお)「え?そうなの?」
青海舞桜(おうみまお)「・・・ねぇ、桃子さん。もしかして、そちらとこちらで認識にズレがあるのかしら?」
赤城桃子「・・・そうかもしれないわね」
青海舞桜(おうみまお)「よくないわよね・・・。一度、すりあわせをした方がいいかしら?」
赤城桃子「そうね・・・」

〇撮影スタジオ(机あり)
青海光李(おうみひかり)「お母さーん!どうだった!?」
青海光李(おうみひかり)「私、上手にやれてた?」
青海舞桜(おうみまお)「とっても上手にできてたわよ!」
赤城桃子「ええ、とっても可愛かったわよ、光李ちゃん」
青海光李(おうみひかり)「ほんとに!?私も、秋桜ちゃんや桃子さんみたいに可愛いって言って貰えるかな・・・?」
青海舞桜(おうみまお)「勿論よ!ねぇ、桃子さん?」
赤城桃子「えぇ、きっと言って貰えるわ。自信を持っていいのよ、光李ちゃん」
赤城桃子「貴方は皆の憧れの魔法少女なんだから!」
青海光李(おうみひかり)「あ、ありがとうございます!」
青海光李(おうみひかり)「えへへ・・・憧れの桃子さんに大丈夫って言って貰えて嬉しいです!」
青海舞桜(おうみまお)「そうね。ありがとう、桃子さん」
赤城桃子「私の言葉で自信を持って貰えたなら嬉しいわ」
  光李ちゃーん、ちょっとこっちに来てくれるー?
青海光李(おうみひかり)「はーい!」
青海舞桜(おうみまお)「私もちょっと行ってきますね」
赤城桃子「えぇ」
赤城桃子「・・・」
赤城桃子「・・・・・・・・・」
赤城桃子「光李ちゃんは、いい子ね・・・」
赤城桃子「・・・だから、秋桜より人気があるのかしらね・・・」
赤城桃子(それに、あんなに私を慕ってくれている・・・)
赤城桃子(秋桜の敵!なんて思っちゃったけど・・・そんな訳ないじゃない・・・仲間なのに、私ったら・・・)
赤城秋桜(あかぎこすもす)「どうしたの、お母さん?」
赤城桃子「え?あ、何でもないわ・・・」
赤城桃子「秋桜も、とっても上手にできてたわよ!」
赤城秋桜(あかぎこすもす)「うん!光李ちゃんと二人での撮影、スッゴく楽しかったよ!」
赤城桃子「そう・・・楽しかったのね?」
赤城秋桜(あかぎこすもす)「うん!またやりたいなー!」
赤城秋桜(あかぎこすもす)「私達を応援してくれる人も増えると嬉しいな!」
赤城桃子「そうね、きっと、増えるわ。こんなに可愛いんですもの!」
赤城桃子(二人は凄く仲がいい・・・それは嬉しいことよね・・・)
赤城桃子(それに、これからテレビの露出は秋桜の方が多くなる)
赤城桃子(自然、秋桜の方が人気が出るはず・・・)
赤城桃子(でも・・・それだけじゃ足りない・・・そう、足りないのよね)
赤城桃子(秋桜の・・・ううん、コスモ・プリズムの為にも、二人には切磋琢磨してもらわないと・・・!)
  秋桜ちゃーん、ちょっといいかなー?
赤城秋桜(あかぎこすもす)「はーい!」
青海舞桜(おうみまお)「いいCMになりそうだわ~って、桃子さん、どうかして?」
赤城桃子「勝負よ、舞桜さん!!」
青海舞桜(おうみまお)「えっ!!?」
赤城桃子「生温い友情だけじゃ、ヒーローは務まらない・・・」
赤城桃子「二人の成長のためにも・・・」
赤城桃子「秋桜と光李ちゃんには、今日からライバルになって貰いますっっっ!!!!!」
青海舞桜(おうみまお)「えぇーーーっっっ!!?」

次のエピソード:母達の本音

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