ギルド試験 後編(脚本)
〇荒れた競技場
レイナ・ロール「え・・・っとギルドの人が言っていたのってここだよね・・・?」
メイド「はい、たしかにここです」
メイド「お嬢様、最終確認です」
レイナ・ロール「へ?」
メイド「ギルドに入るための試練もギルドに入ることも含め」
メイド「一切命の保証ができない旅になります」
メイド「それでもいいですか?」
レイナ・ロール「いやいやあるわけない!」
レイナ・ロール「あんな家からも出れて清々した気分!」
その時
〇荒れた競技場
急にあたりが暗闇に包まれた
レイナ・ロール「なんじゃ!?なんじゃ!?」
レイナ・ロール「何事じゃぁぁぁ!?」
メイド「・・・あれは」
メイド「ガイ・コツです!」
レイナ・ロール(そのまんま・・・)
メイド「しかもあれレベル2ですよ!?」
レイナ・ロール「え?まって違いよくわからない・・・」
レイナ・ロール「わぁぁぁ!?」
〇荒れた競技場
レイナ・ロール「ぎゃぁぁぁ!? 暑い暑い!?」
メイド「おかしいですよ・・・どう見てもこれ中級モンスターですって!」
レイナ・ロール「えっ!?中級!?上級じゃなくて!?」
そのとき足に何かが当たった
レイナ・ロール「こっこれって・・・」
人の骨だった
メイド「しかも大量に・・・」
よく見るとさっきからジャリジャリしていたのは細いのは石ではないことがわかった
レイナ・ロール「通りでギルドがあいているわけだ・・・」
メイド「考えてみればあのギルドすいてましたもんね・・・」
メイド「でもテストに中級をだすのは指定違反・・・」
レイナ・ロール「今手持ちにあるのは・・・」
レイナ・ロール「・・・・・・」
レイナ・ロール「いや!?メイドさんの強そうじゃないですか!?」
メイド「え?」
レイナ・ロール「だって私のまるで冒険序盤に変なおじいさんからもらった武器みたいな見た目しちゃってますよ!?」
メイド「いや、見た目は強そうでもまだ弱いですよ・・・」
メイド「じゃあ見ててください」
そういうとメイドはガイ・コツにむけてかまえた
メイド「すーっ・・・」
メイド「ローゼ」
だがとくに変化なし
レイナ・ロール「え〜・・・あんなに強そうなに・・・詐欺じゃない!!」
メイド「この世界は戦っていくごとに強くなるんですよ魔法も」
レイナ・ロール「なるほど・・・レベル制か・・・」
レイナ・ロール「ちなみになんのメイドさんは魔法もってるの?」
メイド「回復、ですねなので攻撃にはあまり向いていません」
レイナ・ロール「ほへぇ〜」
レイナ・ロール「って!ガイコツ!!」
レイナ・ロール「ん・・・?」
レイナ・ロール「あれ?」
レイナ・ロール「そういえばあのガイコツ攻撃出してからずっと動いていないけど・・・大丈夫?」
メイド「あ〜たぶん魔力つきたのかと・・・」
レイナ・ロール「え〜・・・普通に馬鹿じゃん・・・」
レイナ・ロール「じゃあ今なら行ける!!」
メイド「おっ・・・お嬢様!?まってください!!」
レイナ・ロール「デリャァァァァ!!」
ガイ・コツは攻撃をガードした
レイナ・ロール「うっそ!?なんでぇ!?」
メイド「魔族ではなければ魔力なしでは倒れません!」
メイド「通常攻撃と魔力攻撃は違う力を使ってるんです!!」
レイナ・ロール「嘘でしょ!?聞いていないんだけど!!」
メイド「お嬢様がイノシシみたいに突撃するからです!!」
モンスターがさらに力を増す
ギリギリ・・・
レイナ・ロール(やばい・・・このままじゃ非常にやばい)
レイナ・ロール「なんか打開策・・・打開策は・・・」
レイナ・ロール「・・・あ!」
〇学校の校舎
近藤佐月「だんだん太陽が沈む時間が短くなってきたな〜・・・もう夕方だよ・・・」
佐山ねね「そういえばこの近くで変質者でたらしいよ〜」
近藤佐月「ひっ!変なこと言わないでよ!!」
佐山ねね「でもそうゆうときの対処法知っといたほうがいいっしょ?」
近藤佐月「ねねは知ってるの?」
佐山ねね「まぁね〜」
佐山ねね「そーゆう場合はね・・・」
〇荒れた競技場
レイナ・ロール「・・・・・・」
ガイ・コツは近距離から魔法を出そうとした
メイド「うっ・・・」
メイド(さっきよりも火が強くて近づけない・・・)
メイド「お嬢様ァァァ!!」
レイナ・ロール「えい」
ガイ・コツ「#(::)6[”6@6[7#[!?」
レイナ・ロール「えい!」
ガイ・コツはこの世とは思えない顔をした
メイド「・・・?なにを?」
レイナ・ロール「えいえいえ〜い!!」
メイド「?????」
レイナ・ロール「よしとゆことでいただき〜!!」
レイナはガイコツの頭をゲットした!
〇荒れた競技場
ガイコツを倒した途端空は急に晴れた
メイド「お嬢様・・・一体どんな攻撃を・・・」
レイナ・ロール「メイドよ・・・知らなくていいこともこの世にはたくさんあるのだ」
メイド「・・・はぁ」
レイナ・ロール「まぁ、そんなことなさておき・・・」
レイナ・ロール「ギルドにクレーム入れに行くぞぉぉ!!」
メイド(クッ、クレーム?)
メイド「おっ、お〜・・・?」
〇ヨーロッパの街並み
レイナ・ロール「はーなんか今日は疲れた・・・」
メイド「でもお嬢様、初心者で攻撃の役職で中級モンスターを倒すのは本当にすごいことなんですよ!」
メイド「いったいどんな技をお使いに・・・」
レイナ・ロール「あー・・・うんまぁ・・・」
メイド「いつか私も真似したいものです・・・!」
レイナ・ロール「いや一生真似しなくていいよ!!」
レイナ・ロール「とゆうかするな!」
メイド「え〜なんでですか・・・」
その時
屋敷の兵士「いたぞ!」
メイド「・・・なっ!」
レイナ・ロール「えっと・・・どちら様で?」
メイド「お嬢様あれ屋敷の兵士です!!」
レイナ・ロール「ぁぁぁぁ!? 存在忘れてたァァァァ!!」
メイド「とりあえず逃げましょう!」
〇建物の裏手
屋敷の兵士「くそ・・・あいつらどこに行った・・・」
屋敷の兵士「今あっちに行ったのが見えたぞ!」
屋敷の兵士「あっ!いたぞ!」
屋敷の兵士「捕まえろ!!」
レイナ・ロール「ううぅぅ・・・」
レイナ・ロール「よいしょ!」
その時兵士の下からピーンと伸びた紐がでてきた
「うわぁぁぁぁ!?」
レイナ・ロール「やーいひっかかったひっかかった!」
メイド「お嬢様!走りますよ!」
レイナ・ロール「じゃまったね〜」
〇西洋風の受付
ギルドの人「あっ・・・おかえりなさいま・・・」
レイナ・ロール「どぞ!ガイコツです!!」
ギルドの人(え〜!!?初級モンスターだけど本当に持ってきた・・・!)
レイナ・ロール「は・や・く!申請を!お願いします!!」
ギルドの人「あっ、はい!今紙持ってきますね!」
レイナ・ロール「ど、どうにかここまでこれた・・・」
メイド「ギルドの受信ができたら1万ゴールドがもらえるはずです」
メイド「たしか隣の国の馬車代で5000ゴールドしましたから」
レイナ・ロール「ゴールド・・・?それはいったい・・・?」
メイド「100ゴールドが一枚分としてそれ✕10個が1000ゴールドとして紙できます」
レイナ・ロール「それって高いの?安いの?」
メイド「あーなんとも言えませんが貴族はとってはとても安いですね」
レイナ・ロール(う〜ん現世の世界と同じということでいいのかな・・・?)
ギルドの人「おもちしました!こちら申請書です!」
ギルドの人「あとはこちらの説明をみて了解がとれたらこちらのはんこをお押しください」
レイナ・ロール「え〜となになに・・・?」
注意事項
当ギルドのモンスター討伐によって怪我による障害、死亡はギルドは一切の責任をおいません
またこの申請書は東地方によるクエストがうけるものでありその他の地方では使用できません
レイナ・ロール「?・・・ギルドって地域別なんですか?」
ギルドの人「ここは東地方にあるので東ギルドといわれます」
ギルドの人「それ以外だと西ギルド、北ギルド、南ギルドがあります」
レイナ・ロール「なるほど・・・地方によって変わるのか・・・」
ギルドの人「では特に問題なければハンコをお願いします」
レイナ・ロール「おけです!」
レイナ・ロール「おぉ!?なんだこの光は!?」
ギルドの人「これは魔法契約といい、ほかのギルドの方にもわかるようにするもので、いわいる魔法ハンコみたいなもんです」
レイナ・ロール「ほへぇ・・・すごい・・・」
ギルドの人「以上でギルド申請書は終了です」
レイナ・ロール「ありがとうございます!」
レイナ・ロール「よし!じゃあれッ・・・」
メイド「あの・・・その前に一つよろしいでしょうか?」
ギルドの人「はい?」
メイド「試験の話では初級モンスターだったはずなのに、なんで中級モンスターがでたのですか?」
ギルドの人「え・・・!」
ギルドの人「そうだったんですか!?大変申し訳ありません!!」
ギルドの人「東地方でここ数年モンスターが急成長するという謎の現象がおきていて・・・」
ギルドの人「それによりギルドの冒険者が何人もやられている事案が発生してるのです」
ギルドの人「たぶんそのモンスターもそのうちの一人かと・・・」
レイナ・ロール「なにそれ・・・めんどいやつやん・・・」
ギルドの人「すみませんすぐ確認してまいります!」
レイナ・ロール「じゃあ私達はこれで・・・」
ギルドの人「・・・・・・」
ギルドの人「また一人行ってしまった・・・」
ギルドの人「神のご加護があらんことを・・・」
〇山奥のトンネル
レイナ・ロール「って・・・なんでこんなに山奥なんだ!?」
レイナ・ロール「もっと街の方になかったけ!?」
メイド「ありますけど・・・多分そこはもう兵士が大量に・・・」
レイナ・ロール「なるほど・・・そゆうことか」
馬車の人「おぉ、お主らこんな山奥の馬車を乗っていくのかい?」
レイナ・ロール「はい!おねがいします!」
馬車の人「はっは!珍しいものもいるんじゃな〜」
馬車の人「ほれ、乗るがよいお客はいないからすぐに出発じゃ」
レイナ・ロール「やった〜!自由席だぁ〜!」
〇荷馬車の中
「・・・・・・・・・・・・」
馬車が国の門の前を通ろうとしてる
そして私達は・・・
レイナ・ロール「こんな木箱の中に隠れて大丈夫か・・・?」
メイド「まぁ周りにもいくつもの大量の木箱ありますし・・・」
〇城門の下
門番「おい!次止まれ!!」
馬車の人「ふぉっふぉっ、ここはこんなに兵士いたかのぅ・・・なんかあったのかい?」
門番「とある貴族の令嬢が逃げ出したんだ」
門番「それで今検問を行っている!!」
門番「お前の馬車も見せてもらうぞ!」
馬車の人「まぁいいが、和紙の馬車には今朝取れた野菜しかないぞ」
門番「えぇい!とにかく見せろ!!」
そういうと門番は勢いよくドアを開けた
〇荷馬車の中
門番「くそ・・・!本当に野菜しかねぇ!!」
そこには今朝取れた野菜しかなかった
そのじゃがいものすぐ下は・・・
レイナ・ロール「うそでしょ!?なんであんなにも念入りに探すわけ!?」
メイド「おそらくお嬢様を捕まえるためにお金をかけているのかと・・・」
レイナ・ロール「なっ!私は金じゃない!!」
メイド「とにかく今は耐えてください!!」
レイナ・ロール「っていわれてもこのままじゃ、全部・・・」
馬車の人「ふおっふぉ、そろそろよいかの・・・?」
門番「あっ?まだい見つけてねぇよ!」
馬車の人「わたしはこれから隣の国の貴族にに届けないといけなくての・・・」
馬車の人「ここで遅れたら君のせいにでもしてもらうかのぅ・・・」
門番「・・・くそ!」
馬車の人「ほっほ・・・お嬢さん達もうすぐ出れるからの」
〇荷馬車の中
数十分後
レイナ・ロール「やった・・・!ついに国から出ららるんだ!れ」
馬車の中は夕日に照らされ温かいオレンジ色に染まっていた
レイナ・ロール「はぁ〜!今日はつかれた・・・」
メイド「色々なことがありましたしね・・・ お嬢様がなぐったり蹴ったりころばしたり・・・」
レイナ・ロール「それ半分悪口じゃね?」
メイド「・・・ふふ」
レイナ・ロール「あ〜!もう疲れた!寝よ!」
メイド「はい・・・おやすみなさいませ」
メイド「・・・」
メイド「ふふ♪」