寝るごとに異世界と現世を移動します

ささみ

日常の恐怖 (脚本)

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ささみ

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〇女の子の一人部屋
  PM7時30分
近藤佐月「・・・・・・」
近藤佐月「やったぁぁぁぁぁ!! ついに脱出できたんだぁぁぁ!!」

〇部屋の前
近藤佐月「やったぁぁぁぁできたぁぁぁ!!」
近藤佐月「・・・・・・・・・」
近藤「・・・・・・・・・」
近藤「お母さぁぁぁぁん!!」
近藤佐月「ぎゃぁぁぁぁ!?」
近藤優里「さぁ、昨日はどうゆうことだったのか説明してもらおうじゃない・・・」
近藤佐月「ぎゃぁぁぁぁぁ!?」
近藤「あっ、ねねか?」
近藤「はーい今出まーす」

〇アパートの玄関前
神崎彩美「こんにちはー!」
神崎彩美「さつきちゃんいるかな?」
近藤「えっ!?どなたですか!?」
神崎彩美「さつきちゃんの友達だよ!」
近藤佐月「え〜!?なんでこんなところに!?」
神崎彩美「なにってさつきちゃんと一緒に登校したいからだよ〜」
近藤優里「あっ、ごめんね〜きょうさつき病院につれていくから」
神崎彩美「あっ!その必要はありませんよ!」
近藤優里「え?」
神崎彩美「だってそれさつきのドッキリなわけだし」
「え?」
神崎彩美「家で急に異世界転生ドッキリ☆みたいなこと計画していたって話していました!」
近藤優里「・・・え?」
神崎彩美「ねっ?さつきちゃん」
近藤佐月「あっ!うんうん!!そうなんだよ!今年エイプリルフール何も嘘ついていなくて物足りなかったの!!」
近藤佐月「迫真の演技だったでしょ!! 演劇部入れるかも✨」
近藤優里「は〜ぁ・・・あんたはそんなことを・・・」
近藤優里「本気で心配したでしょ!!」
近藤佐月「ひっ・・・ごめんなさいぃぃ・・・」
近藤優里「たくも〜・・・早く準備しなさい・・・」
近藤佐月「はいぃぃ・・・」
神崎彩美「そういえば時間大丈夫?結構話しちゃったけど」
近藤佐月「あぁぁぁぁぁぁ!?」
近藤優里「あ〜もう!ほら制服!!」
近藤佐月「必殺!!はや着替え!!」
神崎彩美「おぉ・・・すご」
近藤佐月「ねねぇぇぇぇぇぇ!!」

〇住宅街の道
佐山ねね「・・・・・・・・・」
近藤佐月「ねねぇぇ・・・!」
佐山ねね「お〜さっちゃんが遅刻とか珍しい・・・」
神崎彩美「あたしもついてきちゃいました〜!」
佐山ねね「お〜おけとりあえず電車急ぐぞ〜」

〇駅のホーム
  一番線ホームの電車が出発します駆け込み乗車は・・・
近藤佐月「りゃぁぁぁぁあ!!!」
  シューウ・・・ガシャ

〇電車の中
近藤佐月「ひへぇ・・・間に合った・・・」
神崎彩美「なんとか間に合ったね♪」
近藤佐月「結構満員だな・・・時間遅いから完全ではないけど」
近藤佐月「ってねねは!?」
神崎彩美「あ〜!さっき人に押されて隣の車両のドアに行ってたよ〜」
近藤佐月「え〜あっちの車両満員だな・・・入れるかな」
神崎彩美「まぁ駅ついてでもいいんじゃない?」
近藤佐月「まぁ、二駅だしね、LINEで送ってくか〜」
神崎彩美「ねえねえ!!」
近藤佐月「ん〜?どうしたの?」
神崎彩美「あの子さつきちゃんのことさっちゃんって呼んでいるんだよね?」
近藤佐月「ねね?そうだけど?」
神崎彩美「せっかくだし私もさっちゃんって呼んでもいい?」
近藤佐月「いや!もうそれは全然いいよ!」
神崎彩美「やったー!!」
神崎彩美「じゃあ私のこともあーちゃんとかでよんで!!」
近藤佐月「ほんと!?あだ名呼びはねねはやらせてくれなかったからな〜!うれしい!」
神崎彩美「じゃあ改めてよろしくね!!」

〇黒
  さっちゃん

〇教室
近藤佐月「いいね〜!そのあだ名!じゃあ今日からわたしがさっちゃんで、ねねがねっちゃ・・・」
佐山ねね「・・・なんかやだな」
近藤佐月「え〜なんでよ〜せっかくだしさ、ね?」
佐山ねね「・・・・・・」
近藤佐月「あ〜!もうわかったよ!!ねね!それでいいね!?」
佐山ねね「・・・・・・・・・」

〇電車の中
近藤佐月(そういえば一体何のこだわりが・・・)
神崎彩美「・・・・・・」
  次は〜麦山駅〜麦山駅〜
神崎彩美「あっ!ついたよ!!早くおりよ!」
近藤佐月「ねねぇぇ〜!まっててぇぇ」

〇駅のホーム
近藤佐月「ねねぇ〜どこ〜・・・謝るから出てきて〜・・・」
佐山ねね「・・・よっ」
近藤佐月「ねねいた!」
近藤佐月「よし!急ぐぞ!」
神崎彩美「は〜い」
佐山ねね「・・・・・・」
佐山ねね「・・・・・・」
佐山ねね「・・・・・・」

〇教室
近藤佐月「あー」
  どうも皆さん机の上に溶けてる佐月でございます
  間に合ったかって?間に合うわけ無いだろうあんな坂道
近藤佐月(お陰で放課後3人で居残り掃除なんだよな・・・)
佐山ねね「おー・・・いい感じに溶けていらっしゃる」
佐山ねね「スライムができそうだw」
近藤佐月「本当にごめんよ・・・ねね」
佐山ねね「まっ、べつにええよ」
佐山ねね「部活以外は家でゲームとかしかしないし」
神崎彩美「私も全然いいよ〜!」
近藤佐月「わっ!どっから現れた!!」
神崎彩美「ふふん!あたし気配消すのうまいんだ!」
神崎彩美「そーだそういえば・・・」
近藤佐月「あっ!やばいそういえば今日昼休み短縮じゃん」
神崎彩美「あっやばい!」
神崎彩美「バイバイ!さっちゃん!」
近藤佐月「またね〜あーちゃん」
佐山ねね「・・・ふたりともあだ名で呼び合ってるん?」
近藤佐月「まあね〜♪」
佐山ねね「・・・」

〇女子トイレ
  放課後
近藤佐月「雨・・・か・・・」
近藤佐月「は~めんどくさい・・・」
神崎彩美「まあまぁ、そう言わない言わない」
近藤佐月「うぅ・・・なんかごめんよ・・・」
神崎彩美「べーつに謝ることでもないよ!私達友達でしょ!」
近藤佐月「女神だ・・・女神様だぁ・・・」
近藤佐月「って・・・あれ?ねねバケツくみから帰ってこないな・・・混んでるんかな」
神崎彩美「じゃあたし見に行ってあげようか?さっちゃんモップでしょ?」
近藤佐月「ほんと!ありがとう!!」
近藤佐月「帰りに二人にジュース奢るね!」
神崎彩美「やった!ゴチでーす!」
  ドン
近藤佐月「えっ!?なになに!?」
近藤佐月「なんの音ぉぉぉ・・・!?」
  佐月はとっさにモップを構えた
???「・・・・・・・・・」
近藤佐月「え・・・?」
近藤佐月「Hoooooooooo!?」

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