私こそが────

紅乃宮 楓

私は……何……?(脚本)

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紅乃宮 楓

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〇血まみれの部屋
芦川 紅華「死んじゃえ死んじゃえ!」
芦川 紅華「みーんな死んじゃえばいいんだ!」
芦川 紅華「あははははははは!!!!」
神崎 裕太「・・・・・・紅華」
芦川 紅華「あ!裕太!」
芦川 紅華「どうしたの?ふふ」
神崎 裕太「辞めろ」
芦川 紅華「・・・・・・?なんで?」
芦川 紅華「なんでそんな事言うの?私の事なんにも知らない癖に」
芦川 紅華「そっか」
芦川 紅華「そうなんだね」
芦川 紅華「分かってくれない裕太ならいらない」

〇田舎の一人部屋
芦川 紅華「・・・・・・」
芦川 紅華「・・・・・・」
芦川 紅華「・・・・・・」
芦川 紅華「・・・・・・夢か」

〇屋敷の門
芦川 紅華「行ってきます!」
  早く学校に行かないと
  あんまり行きたくないけど、今日も頑張らなきゃ。
芦川 紅華「・・・・・・」

〇中規模マンション
芦川 紅華「裕太おはよっ!」
神崎 裕太「おはよう、紅華」
芦川 紅華「あれ?裕太、何かいい事でもあった?」
芦川 紅華「なんか機嫌いいね?」
神崎 裕太「そうか?」
芦川 紅華「うん!」
芦川 紅華「何かあったの?教えてよ!」
神崎 裕太「秘密だ」
芦川 紅華「えぇ!?教えてくれてもいいじゃん!」
  ・・・・・・あんなに楽しそうに笑う裕太、久しぶりに見たな。
芦川 紅華「あ、私の学校こっちだ!」
芦川 紅華「じゃあね!裕太!」
芦川 紅華「・・・・・・」

〇教室
芦川 紅華「おはよう!」
獅子川華澄「おはよー、芦川さん」
芦川 紅華「あ!華澄ちゃん!」
  ・・・・・・この子はいつまでギャルでいる気だろう?

〇渋谷のスクランブル交差点
芦川 紅華「・・・・・・疲れた」
神崎 実莉「・・・・・・あ」
芦川 紅華「あっ、実莉ちゃん!久しぶり!」
神崎 実莉「・・・・・・久しぶり」
神崎 実莉「いつもおにいがお世話になってる」
芦川 紅華「気にしなくていいよ!」
芦川 紅華「実莉ちゃん、学校この辺だっけ?」
神崎 実莉「・・・・・・違う。本買いに来ただけ」
芦川 紅華「そっか!相変わらず読書家なんだね!」
神崎 実莉「・・・・・・別に」
神崎 実莉「・・・・・・私、急がなきゃ」
芦川 紅華「そうなの?それじゃあ、またね!」
芦川 紅華「・・・・・・」
芦川 紅華「・・・・・・」
芦川 紅華「・・・・・・暇」

〇実家の居間
紅華の母親「・・・・・・5点・・・・・・」
芦川 紅華「全然分かんなかった!」
紅華の母親「はぁ・・・・・・」

〇田舎の一人部屋
芦川 紅華「・・・・・・疲れた」
芦川 紅華「早く寝よう」
  私はいつまでこうしているのだろう
芦川 紅華「私は・・・・・・何・・・・・・?」

次のエピソード:私は……クリスマスパーティーのゲストよ。

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