異世界に探偵はいるか

アタホタヌキ

この中に犯人はいない(脚本)

異世界に探偵はいるか

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〇黒背景
  ────いわく探偵は滅ぶべきである。
  世界が真に平和なら警察は必要ない。
  また警察で秩序が守られているのであれば、探偵など無用だ。
  探偵がもうかる状況とは、つまりこの世の司法、および行政機関がうまく機能していないことを意味する。
  そんなものは、法治国家としては終わっているともいえる。
  裏を返せば、この世にまともな法治国家など存在していない。

〇黒背景
  ・・・・・・とかなんとか言ってたコータローさーん!
  おいコラ! 起きろぉーーーー! ヘボ探偵!!
「ZZZzzz・・・・・・」
「ぜんっぜん起きないっすね・・・・・・こーなったら・・・・・・」
「んが・・・・・・ふご・・・・・・」
「コラァ! 家賃値上げするよ!!」
「ふがっ!!!!」

〇おしゃれな居間
アルト「おそよーございます。コータローさん」
コウタロウ「・・・・・・アルトちゃんさぁ・・・・・・大家さんの真似うまくなった?」
リンド「そりゃそうさね。あたしの娘だからね」
アルト「おかーさん!」
コウタロウ「あはは・・・・・・リンドさん。どうも・・・・・・」
リンド「おはよう。家賃を取りに来たんだけど・・・・・・どうやらその様子だと今日も無駄足になりそうだねぇ」
コウタロウ「さっすがリンドさん。話がわかるなぁ!」
リンド「あんた恩人だからと言って調子にのるんじゃないよ! しまいにゃ追い出すよ!!」
コウタロウ「はい! 申し訳ございません!!」
  と言っても、今のところあてはない。
  ――現在、我がフクヤマ探偵事務所は火の車である。
  1年前開業した時から解決した事件はたった3件。
  内容も散々だ。
  
  迷子の子猫を探す。(部屋の中に居た)
  眼鏡を探す。(部屋の中にあった)
  はじめてのおつかい。(俺が)
  最後に至ってはあまりに依頼が来ないからリンドさんが不憫に思って依頼してくれた・・・・・・が、一日の食事代程度だった。
  今は、アルトちゃんの家庭教師をすることで、何とか浮浪者にならずに済んでいるといったところだ。

〇黒背景
  ちなみに俺はもともと”この世界”の人間ではない。
  
  要するに異世界転生というものに巻き込まれたらしい。
  俺の現実世界での最期の記憶は、通り魔のナイフが、内臓をえぐる激痛――。
  そして、いつの間にかこの世界に来て、この子、アルト=アドラーと出会って、いろいろあって、事務所を設立したというわけだ。
アルト「コータローさんは、私がいないとダメダメっすからね」
  ・・・・・・とのことだ。

〇ヨーロッパの街並み
コウタロウ「ところでアルトちゃん。今日は学校行かなくていいの?」
アルト「今日は蝶の日で休みっすよ」
  デザートでいちごタルトを食べた時のようにほがらかに笑う。
  蝶の日。
  それは500年前、この世界がまだ戦火に包まれていた頃、相手国との大戦での出来事から来ている。
  なんでもある兵士が導かれるままに蝶を追いかけていたら敵軍を発見し、奇襲を仕掛けるのに成功したのだとか。
  ・・・・そもそも戦時中に蝶を追いかける、ど天然なんてマジでいるのか、少し怪しいが少なくともこの世界では歴史的事実らしい。
コウタロウ「それでついてきてるの? 言っておくけど、何も奢れないよ」
アルト「心配しないでください。そんな甲斐性があるなら家賃払って貰うっすから」
コウタロウ「ははは・・・・・・。ごもっともで・・・・・・」
アルト「で、実の所どこに行こうとしてるんっすか?」
コウタロウ「エストリアのギルドだよ。なーんか仕事ないかなぁって」
アルト「せちがないっすねぇ・・・・・・」
コウタロウ「ごもっともで」

〇怪しげな酒場
エストリア「あら! コウタロウじゃない! 仕事ならないわよ!」
コウタロウ「出会って5秒で門前払い?!」
エストリア「だってアンタ戦闘スキルはほぼゼロじゃない。うちはモンスター絡みの事件専門で体力バカのためのギルドなの」
  おい、エストリア! その体力バカって俺のことじゃーねーよなぁ!
  後ろから怒鳴り声が聞こえたので振り返ると、体力バカの地獄耳「ジャック」とその奥さん「レイナ」がいた。
レイナ「あら。本当のことじゃない」
ジャック「んだとぉ?! レイナてめぇ!!」
エストリア「ったく・・・・・・この夫婦は昔から喧嘩ばっかりなんだから・・・・・・」
  話によると、この三人は幼馴染らしい。
  喧嘩ばかりしていた二人をエストリアが仲裁。とまぁ今みたような光景がいつも繰り広げられていた。
ペルラ「あら、ジャックじゃない。いらっしゃい」
ジャック「おう! ペルラちゃん! いつものエールを頼むぜ」
  この女性はペルラ。ギルド内にある酒場のウエイトレス。彼女もジャックの幼馴染で、悪友だったらしい。
  促されるままジャックはテーブル席に座り、エールを待ち焦がれる。
レイナ「・・・・・・・・・・・・」
エストリア「どうかしたの? レイナ」
レイナ「・・・・・・別に。なんでもないわ」
アルト「レイナさん嫉妬しちゃって・・・・・・かわいいぃーーーー!!」
エストリア「・・・・・・嫉妬で済めばいいんだけどね」
コウタロウ「え?」
エストリア「ううん。何でもないの。こっちの話。ところで、仕事だったわね。一応、うちのギルドの酒場で皿洗いならあるけど・・・・・・」
コウタロウ「背に腹は変えられない。何でもやるよ」

〇黒背景
  こうして、俺は臨時バイト。
  アルトはエストリアの奢りでタルトをご馳走になり、いつもの日常が訪れる・・・・・・はずだった。
  ──こういう時に限って、事件は起きるものである。
  きゃーーーー!!

〇怪しげな酒場
ジャック「おい! レイナ!! しっかりしろ!!」
ペルラ「どきなさいよジャック! 私見たんだから!! あんたがレイナを刺すところを!!」
ジャック「は、はぁ!? 俺がレイナを刺すわけないだろ!!」
アルト「ふ、ふたりとも落ち着いてくださいぃ! こ、こんなときはえっと・・・・・・えーへいさん⁈」
エストリア「とにかく治療するわよ! コータロー! 運ぶの手伝って!」
コウタロウ「わ、わかった!」
コウタロウ「あれ・・・・・・?」
  なんだ・・・・・・妙に冷えているぞ・・・・・・。それにこの違和感はなんだ・・・・・・。

〇怪しげな酒場
ピーター「──で、刺されたのはレイナ=ブレーダーさん。そちらにいるジャック=ブレーダーさんの奥さん、ということでよろしいですかな?」
ペルラ「・・・・・・はい。そうです」
  この人はピーター=コロンボ刑事。なかなか優秀な警察官だ。
  凶器はジャックさんの席にあったナイフ。それを背中から刺されて重傷。現在は治療術師たちによって一命はとりとめた。
  俺の中で犯人はもうわかっている。・・・・・・だが、なぜそんなことを・・・・・・しかもわざわざこんなところで・・・・・・
  それに、あの人はどうしてそんな嘘を・・・・・・
ピーター「どうした? コウタロウ」
コウタロウ「い、いえ。何も」
ピーター「まったく・・・・・・。じゃあ、事件当時の皆さんの行動を整理させてください」
エストリア「私はギルドの受付にいました」
ピーター「それを証明する人は?」
アルト「はいはーい。エストリアさんは間違いなく受付にいました!」
ピーター「アルトちゃんか。君は事件があった時間、どこにいたのかな?」
アルト「えっと・・・・・・ここっす」
  そこには食べかけのタルトが置かれていた。そこ位置からなら事件のあった席と、受付が見える。
エストリア「アルトちゃん、とてもご機嫌そうにタルト食べてたよねー」
アルト「とっても美味しいかったっす!!」
ピーター「ふむ・・・・・・ところでアルトちゃんは事件は目撃してないのかな?」
アルト「え・・・・・・えぇっと・・・・・・食べるのに夢中で、ペルラさんの叫び声でようやく気づいたんっす」
アルト「でも、その時ジャックさんがレイナさんの席の後ろにいたのは間違いないっす」
アルト「ジャックさんの背中で刺してるかどうかは見えなかったっすけどね・・・・・・」
ピーター「・・・・・・本当かね? ジャックさん」
ジャック「た、確かに俺はレイナの後ろにいたさ。具合悪そうだから、流石に心配になって背中をさするなり、何かしようと思ってよ」
ピーター「・・・・・・その手についた血もその時に?」
ジャック「お、俺を疑ってんのかよ!! お、俺はレイナの夫だぞ?」
ピーター「・・・・・・まぁいいでしょう。コウタロウはどこにいたんだ?」
コウタロウ「俺は、キッチンで皿洗い。シェフやペルラもそこに居ました」
ピーター「キッチンはそこの奥でいいんだよな」
コウタロウ「ええ。なので我々は“アルトちゃんの席からみて反対側から“事件を目撃したことになります」
ピーター「ふむ・・・・・・ではペルラさん、シェフさん、コウタロウには十分なアリバイがあると」
コウタロウ「そういうことになります」
ピーター「となると、やはり第一容疑者はあなたということになりますな。ジャックさん」
ジャック「な、何でだよ!」
ピーター「・・・・・・しかし、目撃者もいる。そうでしたな。ペルラさん」
ペルラ「ええ! 間違いありません」
ジャック「ペルラテメェ!!」
ペルラ「私、はっきりと見ました。あんたがレイナさんを刺すところを!」
ピーター「ふむ・・・・・・やはり間違いないようだな。ジャック=ブレーダー。君が犯人だ」
コウタロウ「それは早計すぎますよ。ピーター刑事」
ピーター「なに? ジャックが犯人ではないというのかね?」
コウタロウ「鑑識の手を借りなければ証明はできませんが、少なくともジャックさんは犯人ではあり得ません」
ピーター「なに⁈ ほ、本当かね!」
コウタロウ「その証明の前に・・・・・・ペルラさん。あなたはどうしてさっきから事件を見たなどと嘘をついているのですか?」
ペルラ「わ、私・・・・・・嘘なんかついていないわ」
コウタロウ「いえ、あなたは背中を刺すジャックさんを見ることは不可能だったはずです」
ピーター「どういうことかね?」
コウタロウ「まだわからないんですか? ヒントまで出してあげたのに」
ピーター「ヒント!?」
  ── ええ。なので我々は“アルトちゃんの席からみて反対側から“事件を目撃したことになります
  ジャックさんの背中で隠れてたので刺してるかどうかは見えなかったですが・・・・・・

〇怪しげな酒場
コウタロウ「そう。ペルラさん。あなたの立ち位置が重要です。あなたはキッチン側・・・・・・つまり被害者の正面側にいたことになります」
コウタロウ「そこからは、レイナさんの背中を見ることはできないんですよ」
ペルラ「そ・・・・・・それは・・・・・・」
コウタロウ「ジャックとレイナが争っていたならともかく、あの状況では事件を目撃することはできません」
ジャック「そうか・・・・・・わかったぞ。レイナを殺したのはテメェだな! ペルラ!!」
ペルラ「ち、違う! 私じゃない!!」
ジャック「ごかましたってそうはいかねーぞ。テメェ、ナイフの奇術が得意だったじゃねぇか!」
コウタロウ「・・・・・・確かに、よく見ますね。ペルラさんのナイフの奇術。手先の器用さだけでなく、魔法も使った芸当は見事です」
ジャック「そうだ! それ使えば、俺のナイフをこっそり操って、レイナの背中側を刺せるんじゃねぇか?」
ペルラ「ち、違う!私じゃない!!」
ジャック「アンタのナイフを操る魔法なら、遠隔操作でレイナの背中を刺す事はできるはずだろ!」
ペルラ「た・・・確かにできなくはないけど・・・でも違う!私じゃない!」
ジャック「俺に罪をなすりつけようとしてんのも、お前がやったからだろ!違うか!?」
コウタロウ「それもあり得ません。ナイフには魔法痕がないですから」
ジャック「魔法痕って・・・・・・あれだろ? 魔法をかけた物質には、魔法を使った痕跡が残るっていうの」
コウタロウ「ええ。俺は魔法痕を見ることができる「審判の目」を持っています。鑑識が到着すれば証明できるはずですよ」
ペルラ「ほ、ほら! やっぱり犯人は私じゃないわよ」
コウタロウ「・・・・・・ですが、魔法痕を残さないトリックもあるんですよ」
ペルラ「え・・・・・・」
コウタロウ「それは、魔法が間接的に作用した場合です。例えばそう。ナイフを氷魔法で椅子に固定し、そのナイフを自らの背中に刺す方法とか」
ジャック「ちょっとまて! テメェそれじゃレイナは」
コウタロウ「ええ。この中に犯人はいない。今治療を受けているレイナさんが犯人です。自殺ですよ」
ピーター「ば、馬鹿な! 自殺だと⁈」
コウタロウ「ええ。間違いありません。実際レイナさんの体を持ち上げたとき、妙に傷口が冷えていました」
エストリア「そういえば確かに・・・・・・応急処置するとき傷口がひんやりしてたわ」
コウタロウ「そう。料理は比較的暖かいものばかりだったし、それを食べた後のナイフはそれなりに暖かみがあるはず」
コウタロウ「体温も残っているのに、傷口が冷えるのはおかしい」
ジャック「た、確かにレイナは氷魔法の使い手だけどよ・・・・・・おかしくねぇか? 何でこんなことするんだよ」
コウタロウ「それは俺にもわかりませんが・・・・・・貴方たちには心当たりがあるんじゃないですか?」
ペルラ「・・・・・・」
ジャック「そ・・・・・・そんな・・・・・・」
エストリア「やっぱアンタ達・・・・・・浮気してたの?」
ジャック「う・・・・・・そ、それは・・・・・・その・・・・・・」
ペルラ「・・・・・・もういいよ。ジャック・・・・・・」
ジャック「ペルラ・・・・・・」
ペルラ「私たちが昔付き合ってたのは知ってるよね。エストリア。・・・・・・でも些細なことで喧嘩になって別れた」
ジャック「・・・・・・もうヨリを戻せねぇと思った俺を慰めてくれたのがレイナだったんだ。それで付き合って・・・・・・結婚までした」
ペルラ「でも、やっぱジャックが好きだったの! ・・・・・・だから・・・・・・私は・・・・・・」
ジャック「・・・・・・ペルラは悪くねぇよ。・・・・・・俺が、情けねぇ男だったから・・・・・・」
ペルラ「一回だけ、そのつもりだったのに、やっぱジャックはあったかくて・・・・・・楽しくて・・・・・・やめないとと思ったけど──」
エストリア「──アンタ達さ。本当に反省してんの?」
ペルラ「え?」
エストリア「私には「浮気したって仕方ないじゃない」って言い訳してるようにしか聞こえないんだけど」
ペルラ「うっ・・・・・・そ、それは・・・・・・」
エストリア「レイナが何でこんな手間のかかるトリック使ったと思ってんの?!」
エストリア「それはジャック! アンタかペルラを犯人にするためよ!」
ジャック「そ・・・・・・そんな・・・・・・」
ペルラ「レイナ・・・・・・ごめんなさい・・・・・・」
ピーター「しかし、最後まで彼女は悩んだのでしょう・・・・・・。だからトリックに穴ができてしまった」
ピーター「もし、本当に恨んでいるのであれば、ジャックさんかペルラさんではなく、どちらか一人をはっきり表的にすべきだった」
ピーター「だが、彼女にはそのどちらも選べなかった。二人とも大切な人だったから・・・・・・その意味を、もう少しよく考えるべきだな」
ジャック「はい・・・・・・申し訳ございませんでした」
ペルラ「もう二度としません。ごめんなさい・・・・・・」
アルト「皆さん! レイナさんが目を覚ましたっすよ!!」

〇兵舎
  一時的にギルドマスターの部屋で治療を受けていたレイナだったが、不幸中の幸いか完治できそうだ。障害が残ることもない。
  しかし・・・・・・。
レイナ「覚えてないのよね・・・・・・」
ペルラ「え?」
ジャック「お、俺たちが許せなかったんじゃないのか?」
レイナ「なんのこと? ・・・・・・ああ、アンタらが浮気してたこと?」
レイナ「そろそろ釘を刺しとこうかなーとは思ってたけど、アンタらが昔ラブラブカップルだったのは知ってるし、そんなに気にしてないわよ」
レイナ「気にしてなかったはず・・・・・・なんだけど」
レイナ「なぜかあの瞬間、その憎悪が急に膨れ上がって、感情がコントロールできなくなったの。急に死にたいほど苦しくなって・・・・・・」
レイナ「気がついたら・・・・・・アンタらの誰かを犯人にして自殺してやるって強く思ってた」
エストリア「ねぇ・・・・・・これってどういうこと?」
コウタロウ「この事件はまだ終わってない・・・・・・。そういうことだよ」
  そう・・・・・・そうなんだ。
  二人のどちらかを犯人にして自殺しようとした割には、行動が衝動的すぎる。
  ジャックは剣士だから、剣やナイフを持ってるのは当然。ペルラも自前のナイフで芸をしている。そのどちらも使わず食事後のナイフ
  おそらく目に入ったから衝動的に使ったのだろう。ここまで手の込んだ自殺をする人間としては、凶器については妙に雑すぎだ。
  つまり・・・・・・レイナさんをなんらかの方法で洗脳した第三者がいるってことだ。
ピーター「俺は、今回の真犯人を追うことにする。──それまでは、頼むぞ。コウタロウ」
コウタロウ「協力させてもらいますよ。──俺だって、こういう犯人を野放しにはできませんから」
ピーター「頼りにしてるよ・・・・・・。あ、そうだ。アルトちゃん」
アルト「は、はい」
ピーター「その後・・・・・・どうかな? お父さんのこと・・・・・・」
アルト「・・・・・・大丈夫です。あの時よりはずっと苦しくなくなりましたから」
ピーター「その・・・・・・すまんな。どんな言葉を選べばいいのかわからんが・・・・・・」
アルト「いえ・・・・・・ありがとうございます」

〇黒背景
  アルトちゃんは、今でこそ、こんなに笑う子だが、心に大きすぎる傷を抱えてる。・・・・・・それは今でも多分同じだ。

〇黒背景
  それは、一年と少し前。雨音が激しく地面を叩く音と、冷たい目をした少女の話・・・・・・

次のエピソード:裁判の眼

コメント

  • 事件や推理の流れのテンポも良くて展開も心地よく、とても面白くて一瞬で読んでしまいました。一年半前のアルトちゃんのお父さんの事件も気になるし、次回作がとても楽しみです。

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