2022/10/NSハロウィン小説リレー

ありくん

2つ時が経ったとさ(脚本)

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〇西洋風の部屋
しろくろ「今パーティーの準備しとくから、二人ともあっちで着替えてきな!」
ハナ「あ、しろくろ、私も手伝う!!」
ゆりゆり「あ、ありがとうございます、じゃあ着替えてきますね!!」
弥翔「ゆりゆりさん、じゃあ行きましょ!」
ゆりゆり(それにしても、こんなヨーロッパ風の町があったなんて驚きだな・・・)
ゆりゆり(しろくろさん、こんな町を見つけてくるだなんて、マジで天才なんじゃないだろうか・・・?)
ゆりゆり(ちなみに、私は魔女の仮装をもってきた! だれともかぶってないようで、よかった・・・・)
弥翔「ゆりゆりさん・・・」
  そんな風に考えている時、弥翔さんにふいに話しかけられた。
ゆりゆり「どうしました?」
弥翔「さっき、ハナさんとしろくろさんに散々驚かされたじゃないっすか・・・弥翔たちも、二人にどっきり仕掛けましょうよ!」
ゆりゆり(・・・おお・・・)
ゆりゆり(確かに、ハロウィンって、おどかすおどかされるがメインみたいなもんだし・・・私たちやられてばっかだったし・・・)
ゆりゆり「やりましょう!!!!」
弥翔「いいっすねww」
  ということで、作戦決行!!!
  そぉーっとドアを開けると、ハナさんとしろくろさんは飾り付けをしている所だった。
  『Halloween』と書かれたガーラント、かぼちゃやコウモリが描かれているステッカー・・・
  正直言って、めちゃめちゃかわいい。
  しろくろさん、正直言ってマジで天才なんじゃないだろうか。
弥翔「じゃあ、行きますよ!」
  私たちはそれぞれ、ハナさんとしろくろさんのうしろにせまる。そして、そっと二人の体をたたいた。
しろくろ「っっっ!!!??!?」
ハナ「イイイイイイイイイイイヤアアァァァァッッッ ついにホンモノがでたああああああああ!!!!!」
しろくろ「・・・・って、ゆりゆりちゃんと弥翔さんじゃんwww」
ハナ「ちょっと!!!!!もうなにすんの!!!今ので寿命20年縮まったんだけど!!!!!」
弥翔「ハナさん、弥翔と同じこと言ってるじゃないっすかwwww」
ゆりゆり「ふふ、やっぱり、ハナさんは凄い・・・あれですね。しろくろさんは、あんま驚いてないみたいだけど・・・ちょっと悔しい」
ハナ「ちょ、ちょっとまってよ、あれってなんなの!?」
しろくろ「ビビりってことでしょw」
ハナ「はあああ!?」
  ということで、ハロウィンパーティーは順調(?)に進んで行った。

〇西洋風の部屋
しろくろ「じゃ、お菓子を食べよう!」
  やったーっ!!!
しろくろ「とりあえず、お菓子はチョコとクッキーを用意してきたんだ!!みんな食べて」
  そういってしろくろさんは用意されたお皿にチョコレートとクッキーを盛りつけた。
弥翔「おお、さすがしろくろさんっすね!!」
ゆりゆり「しろくろさん・・・正直言って本当にマジで天才・・・・」
ゆりゆり(おっと、心の声が)
しろくろ「いやあ、そんなことないって!ゆりゆりちゃん、ほめ上手!」
ゆりゆり(いや、本当なんだって・・・・・)
ハナ「ふっふっふ・・・・そんなやりとりしているところ失礼しますが、私は、実は、お菓子持ってきてたんでーっす!!!」
弥翔「えっ!?何持って来たんですか!?」
ハナ「地球グミ―――――!!!!!」
ゆりゆり「おおおーっ!!地球グミ!私食べて見たかったんですよね!」
しろくろ「すごいハナらしいチョイスだなww」
  ということで、テーブルにはチョコレート、クッキー、地球グミが並べられ、本格的にパーティーが始まった。
弥翔「うわっ!このクッキー、めちゃめちゃ美味しいじゃないっすか!」
しろくろ「ありがと!お菓子屋さんで買ってきたやつだからね。この町の中にあるお菓子屋さんだから、良かったら寄ってってよ」
ゆりゆり「ところで皆さん、ハロウィンにジャック・オー・ランタンを飾るの、何故だかって知ってますか?」
ハナ「え、知らない、なんでなんで?」
ゆりゆり「ジャックって、『ペテン師ジャック』っていう、アイルランドの物語に出てくる男の名前なんです」
ゆりゆり「あるところに、とても悪いことばかりする、ジャックという男がいて、ハロウィンの夜にやって来た悪魔をだましてしまったんです」
ゆりゆり「それで、死後、天国にも地獄にも行くことを許されず、暗闇の中をカブで作ったランタンの火だけを頼りに、さまよい続ける・・・」
ゆりゆり「ってお話」
ゆりゆり「カブがカボチャになったのは、」
ゆりゆり「アメリカにこの物語が伝わったときは、カブよりかぼちゃのほうが手に入りやすかったからだそうですよ」
ゆりゆり「四年生のころ、自学でやった話なんですけどね・・・」
ハナ「・・・・・何それ、めっちゃ怖いんだけど」
しろくろ「そんなことがあったんだー、知らなかった!それにしても、ハナ震え過ぎじゃない?ww」
ハナ「いやいや、ゆりゆりちゃんが急にそんな話をしてくるのがいけないんだよ―――!!」
ゆりゆり「あ、あはは・・・すいません」
  そんな風にして、楽しいハロウィンパーティーの時間が流れて行った。
  私は今まで、葱杜国王のお城でやった、みんなでワイワイ盛り上がれたクリスマスパーティー、
  あおぐもさん主催の、川口さんとのつながりが築けた沖縄旅行、そしてこのハロウィンパーティーと参加してきた。
  そこに参加する度、不思議に思うことがある。
  どうしてみんなと一緒にいるときは、こんなにも楽しい時が流れていくんだろう・・・・

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