Triangle(Ⅱ)(脚本)
〇商店街の飲食店
Z「・・・」
マリア「どうにかしてよ。ボディガードでしょ」
Z「ああ・・・ああ」
マリア「一緒でしょ!マネージャーもボディガードも!」
Z「うう・・・おおお・・・」
ファン「あれ?お前、殴られ屋じゃん」
ファン「何やってんだよ。こんなとこで」
武藤「転職しました」
武藤「今はかでとらるで、シスターマリアのマネージャーをやってます」
ファン「おいおい羨ましいな~」
ファン「まあ殴られ屋よりは健康的でいいかもね」
武藤「ありがとうございます」
マリア「ちょっと。和まないでよ」
武藤「マリアさん。自分、思うんですけど」
マリア「なによ」
武藤「ファンあってのストリッパー」
マリア「ダンサー!」
武藤「ファンあってのダンサーですから公共の場で特定の男性との会話は控えた方が」
マリア「なに?早速マネージャー気取り?」
武藤「マネージャーですから・・・」
マリア「・・・」
マリア「もういい!どいてよ役立たず!」
マリア「・・・」
マリア「ご、ごめんなさ~い。湊太さんは~ただの友達なの~」
マリア「だからみんなも仲良くしてほしいな~」
マリア「テヘッ♪」
マリア「・・・」
ファン「ぜ、全っ然問題ないよ~!」
ファン「ご、ごめんね~プライベート邪魔しちゃって~!」
「お仕事がんばってね!」
マリア「・・・」
マリア「・・・これでいい?マネージャーさん」
武藤「なんか。スイマセン・・・」
〇田舎町の駅舎
奏太「もういいって。そんなに謝らないでよ」
奏太「ちょっと不意をつかれただけだからさ」
マリア「本当にごめんなさい」
奏太「でもビックリしたよ。御影町のダンサー、シスターマリアだったんて」
奏太「メイクで随分と変わるもんだね」
マリア「え?」
武藤「お来し頂いてたんですか?ご愛顧有難うございます」
マリア「よ、余計なこと言わないでいいの馬鹿!」
奏太「看板で見ただけですよ」
マリア「そうよ!奏太君があんな場所来るわけないでしょ馬鹿!」
奏太「あんまり馬鹿馬鹿いわないの。礼儀正しいマネージャーさんじゃん」
マリア「大丈夫。むしろご褒美だから」
奏太「?」
奏太「それよりさ。今度コラボしない?」
マリア「え?」
奏太「マリちゃんのダンスと俺の曲で動画撮ってネットにあげてさ。どう?」
マリア「そ、そ、そんな!ダメだよ!」
奏太「なんで?」
マリア「だって私のダンス。R18だし・・・」
奏太「脱がなきゃいいじゃん」
マリア「・・・あ、そっか」
武藤「脱ぎたいですか?」
マリア「ぶっとばすわよ」
武藤「ぜ、是非」
奏太「あははは!面白いな二人とも!」
奏太「どうっすか?マネージャーさん」
武藤「支配人に話してみます」
奏太「よろしくお願いします」
奏太「あ、来た来た!」
奏太「じゃあマリちゃん。また連絡するね」
マリア「うん。気をつけて」
マリア「話さなくていいから」
武藤「そうですか」
マリア「堅気の人にあんまり迷惑かけられないから」
マリア「ストリッパーとコラボなんて。炎上するでしょ」
武藤「そうですか」
マリア「・・・」
マリア「ありがと」
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