私は……部活動のスターよ。(脚本)
〇教室
紅華がゴーストに襲われてから少し経ったある日・・・・・・
聖木 翼芽「園山さん、そろそろ入る部活は決めた?」
園山 零「ああ、いえ・・・・・・私は部活は・・・・・・」
聖木 翼芽「あら、そうなの?」
聖木 翼芽「無理にとは言わないけれど、入部した方がいいんじゃないかしら」
聖木 翼芽「どこの部活も楽しそうだし」
園山 零「そうですか・・・・・・」
クラスの女子A「え!園山さん部活決めてないの!?」
クラスの女子B「それならうちの部活来なよ! 楽しいよ!」
クラスの女子A「あ!ズルい! あんなとこよりうちの方がいいよ!」
園山 零「ふふ、どこの部活も楽しそうね」
園山 零「それなら、体験入部してみようかな」
〇学校の体育館
バスケ部にて
園山 零「シュート!」
バスケ部の女子A「凄い!あの体験入部の子、またシュートよ!」
バスケ部の女子B「うちの部活に入って欲しいですね・・・・・・!」
〇美術室
美術部にて
園山 零「こんな感じかしら・・・・・・?」
美術部の女子A「こんな絵初めて見た・・・・・・!」
美術部の女子B「是非うちの部活に入って頂戴!!」
〇学校の部室
将棋部にて
園山 零「王手です」
将棋部の男子A「嘘だろ・・・・・・本気を出てないとは言えアイツが負けた・・・・・・!?」
将棋部の男子B「うちの部活に入れば君は間違いなくエースになれるぞ・・・・・・!」
〇田舎の学校
野球部にて
上島 亮吾「今日はなんか調子いいな!」
上島 亮吾「いきなり打てちまった!」
園山 零「上島くん、頑張ってたわね」
上島 亮吾「おう・・・・・・って、園山さん!?」
上島 亮吾「ど、どうしてここに・・・・・・」
園山 零「部活動の体験に来ているの」
園山 零「今は野球部のマネージャーよ」
上島 亮吾「そうなのか・・・・・・!」
上島 亮吾「俺頑張って打ってくるよ! ホームラン!」
園山 零「そうなの? じゃあ、応援してるわね」
上島 亮吾「お、おう・・・・・・!」
しかし気合いも虚しく、上島亮吾は空振り三振に終わった。
〇学校の昇降口
園山 零「さて、次は・・・・・・」
神崎 裕太「見てたぜ、園山」
神崎 裕太「どこの部活からも引っ張りだこじゃねぇか」
園山 零「そういえば、神崎くんはどこの部活なの?」
神崎 裕太「俺は帰宅部」
神崎 裕太「やる気出なくてな」
神崎 裕太「だからお前は俺の分まで部活頑張れよ」
園山 零「えぇ、気持ちは嬉しいけれど・・・・・・」
しかしその時。
ゴースト「キシャァァァァァァァァァァ!!!!!」
園山 零「私にはもっと、優先しないといけないことがあるから」