エピソード1の続きのエピソード2です…(脚本)
〇まっすぐの廊下
校長先生「いやぁ、初めて務める高校が私の学校だなんて光栄だね」
寿雲丹 胡嘉「自分もこんな綺麗で伝統がありそうな高校に務められて嬉しいです」
寿雲丹 胡嘉「こんな校舎でこれから沢山の思い出が作れるだなんて・・・」
寿雲丹 胡嘉「俺は幸せ者ですね!!」
校長先生「ははは! じゃあ私も期待に応えなくてはな!」
寿雲丹 胡嘉「いやわざわざそんな!!」
寿雲丹 胡嘉「でもちょっと嬉しいです」
優しくて人柄の良さそうな校長に思わず頬が緩む
男子校って漫画とかではイケメンな先生と
イケメンな生徒、
綺麗な校舎が定番だ
実際来てみると
かっこいい校長先生。
綺麗な校舎。
寿雲丹 胡嘉「もう3つ中2つ当てはまってるじゃん・・・」
俺は思わずため息を溢した。
これで生徒もイケメンだったら・・・・・・
寿雲丹 胡嘉「確実に俺浮いちゃうよなぁ・・・・・・」
校長先生「どうしたんだい?」
校長先生「新しい環境でまだ緊張していたりするかな?」
校長先生が優しく背を摩ってくれる
寿雲丹 胡嘉「あ、いえいえ! 大丈夫です!!」
寿雲丹 胡嘉「独り言ですから!」
寿雲丹 胡嘉「心配ご無用です」
校長先生「そうかい、それならよかったよ」
校長先生「でもあんまり無理しちゃダメだよ?」
寿雲丹 胡嘉「はい!」
寿雲丹 胡嘉「精一杯頑張ります!」
校長先生「君は本当に頼り甲斐があるね」
校長先生「このクラスを君に任せて正解かもしれないね」
そう言って校長先生は一つのクラスの前で足を止めた
・・・・・・もうやばい。
何がやばいってもう・・・・・・
クラスの組を示す札の上には別の看板が吊り下げられている
華のF組
しかもキラキラした金色のモールまでご丁寧に巻かれている
寿雲丹 胡嘉「嘘やん・・・・・・」
校長先生に此処まで優しくして貰ったから頑張らないわけにはいかない
しかも初日だ。
寿雲丹 胡嘉「よし・・・・・・」
寿雲丹 胡嘉「行くぞ!!」
俺は扉の前で自分に喝を入れた
行くしか無い!
俺は決意して扉に手をかけた。