第3話 恋の行方は どこ行くの!?(脚本)
〇非常階段
笑顔で 腕に刃をあてる 優萌花
久々津 操乃「やめて!!」
流我が現れる
鳥月 流我 「それ よこせ」
歩羽 優萌花「いや!」
鳥月 流我 「よこせ!!」
もみあって 刃が 流我の頬を切る
歩羽 優萌花「!!」
血が流れる
歩羽 優萌花「ゴ ゴメンなさい!!」
優萌花の 頬を叩く流我
歩羽 優萌花「・・・・・・・・・」
久々津 操乃「もう! すぐ暴力を」
鳥月 流我 「お前は 黙ってろ」
優萌花の顎をつかみ クイッと上げる
鳥月 流我 「そういうことする女は 嫌いだ」
歩羽 優萌花「・・・・・・・・・」
ドレスについた汚れを 払ってやる流我
鳥月 流我 「これは 預かっておく」
カッターを 取り上げ
背を向けて 立ち去る
歩羽 優萌花「・・・・・・・・・」
歩羽 優萌花「ヒ・・・☆・・・だ」
久々津 操乃「え? なに??」
歩羽 優萌花「見つけた・・・」
久々津 操乃「なにを?」
歩羽 優萌花「私の・・・ヒーロー」
久々津 操乃「えええ!! あのクズが!!!!」
〇病院の診察室
操乃はメンタルクリニックを訪れていた
久々津 操乃「私 二重人格かも知れないんです」
医者「どうして そう思うの?」
久々津 操乃「自分の気持ちが 分からないの 大嫌いな人を 好きになったり・・・」
久々津 操乃「絶対 会いたくないのに 会えないと 胸が苦しかったり・・・」
医者「それは 恋ですね」
久々津 操乃「まさか! ありえない!!」
医者「嫌いっていう時点で かなり意識してるのよ」
久々津 操乃「いいえ! 絶対 二重人格!!」
医者「本心を 認めたくない証拠ね」
久々津 操乃「どういうこと?」
医者「認知的不協和の合理化かも 心の奥では「好き」なんだけど 「嫌い」って決めつけてるから」
医者「辻褄が合わない・・・ それを 合わせるために 「二重人格」のせいにしてるとか」
久々津 操乃「本当に 嫌いなんです!」
医者「でも 相手を思い出すと 胸が 苦しいのでしょ?」
久々津 操乃「以前は ムカムカしてたのに 最近は・・・」
久々津 操乃「キュンとするの・・・」
医者「ねじれた 乙女心ね 例えば DV男なんか 好きになる わけがない」
医者「でも現実には 好きになることもある 自分の常識と 噛み合わないから 好きと思うほど 嫌悪感が高まる」
医者「やっぱり 恋ね~❤️」
久々津 操乃「いやだ~!!」
愛結「そうそう 恋 恋!! キュン キュン!!」
医者「なんだか急に ゾクゾクするわね」
久々津 操乃「?」
医者「医者が言うのも 変だけど・・・ あなたの行くのは 別の所かも・・・」
医者「お払いに 行ってみたら?」
医者「ウチの叔父が霊媒師でね 医者としては 否定したいんだけど・・・ 時々 説明つかない人がいるのよ」
久々津 操乃「意味わからない バカにしないでください!!」
怒って帰る 操乃だった
〇可愛い部屋
優萌花は困っていた
優萌花も 心の中の天使と対話する
優萌花天使A「流我くん ステキね~」
歩羽 優萌花(うん ステキ💖)
さらに あらわれたのは・・・
優萌花天使B「ステキだよね~」
優萌花の心には 天使しかいなかった
優萌花天使A「絶対 悪い人じゃないよね!」
優萌花天使B「そうそう 悪い人じゃない」
天使同士なので 反対意見がない!
歩羽 優萌花(でも 操乃のカレシだし・・・)
優萌花天使A「元カレだよ 別れたって言ってたもん」
優萌花天使B「言ってた 言ってた!」
歩羽 優萌花(まだ 未練があるみたいだよ?)
優萌花天使A「未練あるかなぁ?」
優萌花天使B「あるかなぁ?」
天使同士なので 会話が進まない
歩羽 優萌花(でも 紹介してくれたんだし・・・ 好きになっても いいかも?)
優萌花天使A「うん!! いいと思う!!」
優萌花天使B「うん!! いいと思う!!」
やはり ひとつの意見しか出ない
ちなみに 本当にドレスは部屋着だった
弟に「アントワネット」
と あだ名をつけられていた
〇女の子の一人部屋
めずらしく操乃は 機嫌が良かった
今の恋人から
デートの メールがきたのだ
久々津 操乃(流我のことは忘れて 明日 思い切り 楽しんじゃおう!!)
〇シックなバー
流我はひとり バーで飲んでいた
横の席の美女を チラチラ見ながら・・・
鏡があったら
あまりのバカ面に 自分でも驚いただろう
縁士郎「しょーもない男に 取り憑いちゃたな・・・」
響 玲桜「なんですか? さっきからチラチラと」
鳥月 流我 「誰が? 君だろう? 俺をチラ見して」
鳥月 流我 「俺の魅力に 取り憑かれたか?」
響 玲桜「・・・・・・」
美女に近寄る流我
〇繁華な通り
歩羽 優萌花「あ!!」
店の前を 通りかかった優萌花
窓の外から 流我を見つけた
暗い店内でも
優萌花の目は 流我を見逃さなかった
歩羽 優萌花(ヒーローくん💗)
〇シックなバー
鳥月 流我 「俺のメイドになるか?」
美女はあやしく 微笑んだ
次の瞬間
流我の顎を クイッとつかむ!
いつもと逆に
顎クイを やられたのだ
鳥月 流我 「うう・・・」
響 玲桜「〇〇〇・・・」
鳥月 流我 「な なんだって? き 聞こえなかった」
口は動いていたが
なにを つぶやいたのか?
謎を残したまま
微笑んで 美女は立ち去る
鳥月 流我 「・・・・・・・・」
困惑する流我
〇繁華な通り
悠然と出て行く美女を
優萌花も 困惑して見送った
流我を見る勇気もなく
駆け出す 優萌花
歩羽 優萌花「お 落ち着かなきゃ・・・」
歩羽 優萌花「あ・・・ない!」
歩羽 優萌花「流我くんに 取られちゃったんだぁ」
歩羽 優萌花「まだ店には 流我くんがいるぅ・・・ 会うチャンス・・・」
歩羽 優萌花「でも・・・」
優萌花天使A「やめよう やめよう!」
優萌花天使B「女の人と居たし・・・今日はやめよう!」
反対意見が 出ないので
なにもできない 優萌花だった
〇一軒家
久々津 操乃「何しに来たの?」
鳥月 流我 「ちょっと むしゃくしゃしてな 今日 俺とつきあえよ」
久々津 操乃「ダメ 今日はデートなの」
鳥月 流我 「嘘つけ 恋人なんて嘘だろ」
久々津 操乃「嘘じゃない!」
鳥月 流我 「じゃあ つれてこいよ 今 すぐ!」
久々津 操乃「あ! 来た!!」
鳥月 流我 「え?」
颯爽と現れた バイクの人物
メットを脱ぐ
バイクスーツの男
いや・・・昨日の美女だ
久々津 操乃「まってた 玲桜(れお)! 私のカレシ!!」
鳥月 流我 「え? だって? だって? お 女じゃねーか!?」
響 玲桜「女がカレシじゃ 悪い?」
鳥月 流我 「って言うか・・・ こいつは昨日 俺に色目を使って・・・」
鳥月 流我 「そして ささやいたんだ 「好き」ってな」
久々津 操乃「嘘よ! 玲桜がそんなこと言うわけない」
鳥月 流我 「いいや 確かだ! よく聞こえなかったが・・・ 確かに 何かささやいた!!」
久々津 操乃「玲桜 なんて言ったの?」
答えず あやしく微笑む玲桜
久々津 操乃「教えて 教えて!」
鳥月 流我 「「好き」って 言ったんだろ? 俺の魅力に 参ったのさ」
久々津 操乃「ちがう きっと 「クズ」って言ったのよ ねぇ??」
鳥月 流我 「「好き」だ!!」
久々津 操乃「「クズ」よ!!」
鳥月 流我 「どっちだよ!」
久々津 操乃「教えて!!」
響 玲桜「ウンコ」
鳥月 流我 「?」
久々津 操乃「??」
響 玲桜「「ウンコ」って言った ありのままに」
鳥月 流我 「☆§ΔΣΨ■」
あまりのショックで
幽体離脱してしまう 流我
鳥月 流我 「ウ・・・ウン・・・ 親父にも 言われたことないのに!!」
鳥月 流我 「この野郎!!」
鳥月 流我 「この野郎!!」
魂と共に 飛び掛かる
しかし・・・
響 玲桜「たわいもない」
久々津 操乃「ステキ!! さすが玲桜!!! 💛💛💛💛」
魂と共に のびている流我を置いて
操乃の腰を抱いて 去る玲桜
縁士郎「ダメだこりゃ・・・」
愛結「ほんと ウンコ ブリブリにゃん・・・」
新キャラ乱入で
ますます混乱する 憑依カップル
この先 どーなる!?
本当に本当に 冷静に先のこと考えて
作者は 書いているのか!?
その場のノリだけで 書いていないか?
こう ご期待???
自殺行為止めたは良いけど、肝心の中身はそう簡単に変わってくれたら苦労はしないわな・・・百合展開は水星の魔◯にもあったし、彼氏君金髪ちゃんにタジタジじゃん・・・
優萌花の心、天使が2人の表現が素晴らしいです。しかも分かるな〜!
もう、こうなったら天使としか喋りたくないですよね🤣
お医者さんの分析、ドキッとしましたが操乃には響いてない様子😅
今後の2人の幽霊たちを意識するカギになるのかな?新キャラもカッコ良かったです。
脳内会議が天使同士😂これそれぞれのキャラで脳内会議あるとしたら凄く面白いですね
普通こうゆうの主人公だけですもんね
そしてまさかの女の子〜!?この展開全く読めませんでした!かっこいい〜!イケメン女子というやつですかね
流我、やっぱり未練あるなこの人は