生体ユニットメイドカフェレポ

あくあさん(脚本)

生体ユニットメイドカフェレポ

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〇謎の扉
ネモ「ここが生体ユニットメイドカフェか」
ネモ「ここで間違ってないよな 入るの勇気いる」
ネモ「中全然みえないし・・・」
ネモ「ええい 勇気出して いざ潜入!」

〇ホストクラブの待機スペース
ネモ「店に入った途端海の中みたいな浮遊感!」
ネモ「わたしも生体ユニットになった気分! 興奮してきた〜〜〜〜」
???「おかえりなさいませ お嬢様」
  スピーカーからメイドさんらしき
  声が聞こえる
ネモ「たっただいま です!」
ネモ「メイドさんがいない、 どこだろう?」
???「お嬢様、8番のユニットベースに おいでください」
ネモ「なるほど!  こっちがメイドさんの方へ行くのね」

〇実験ルーム
ネモ「あっ! 水中系生体ユニットメイドさんだ!!」
あくあ「古代の水の記憶の水槽に封じ込められた 巫女メイド『あくあ』と申します」
あくあ「多忙なお嬢様の お久しぶりのご帰宅、とても嬉しいです。 精一杯お給仕させていただきますね」
ネモ「は、はいー!」
あくあ「お嬢様、本日のメニュー一覧になります」
  目の前にあるモニターに
  メニューが表示される
ネモ「おすすめはなんですか?」
あくあ「生体ユニットゼリーパフェですね」
あくあ「これを食べると古代の水の記憶に繋がり、 お嬢様の洞察力が更に深まるでしょう」
ネモ「それにします!」
ネモ「あと、この・・・生体ユニットフォト 撮るやつもお願いします」
あくあ「かしこまりました 少々お待ちください」
  回転ずしのレーンみたいなのに乗って
  パフェが流れてくる!
あくあ「生体ユニットゼリーパフェになります」
ネモ「わ! きれい!」
あくあ「ありがとうございます、お嬢様」
ネモ「おいしそう いただきまー」
あくあ「お嬢様 まだ食べちゃだめです 美味しくなる魔法をかけていません」
あくあ「お久しぶりのご帰宅ですから お忘れでしたか?」
ネモ「テヘペロ!」
ネモ(生体ユニットメイドカフェにも美味しくなる魔法かけるやつあるんだ・・・ やってみたい!)
あくあ「それではお嬢様 手で無限∞のマークを作ってください」
ネモ「はい!」
あくあ「そして自分がゼリーと一体化した 想像をしてください」
ネモ「はい!」
あくあ「私が、せーのと言ったら 一緒に、水、水、キュン!と唱えてください」
ネモ「はい!」
ネモ(もえもえきゅんじゃなかった! (そこがいい))
あくあ「せーの!」
「水、水、キュン!」
あくあ「きゅーーーーーーん!」
ネモ「んー!!」
あくあ「もっともっともっとー! パフェに手を近づけて!」
ネモ「はーーい!! な、なんか、手から腕にかけて ビリビリする」
あくあ「いい体感ですね  これでおいしくなりました」
ネモ「こりゃ、ぜったいおいしいわ いただきます」
ネモ「んまー! 程よい甘さで癒やされる」
あくあ「魔法をかけると エネルギー量が高まり、 さらに美味しくなるのです」
ネモ「へえ〜」
あくあ「それではお嬢様、ごゆっくり」
ネモ「またね、あくあさ〜ん」
  水槽の前に幕が下りて
  あくあさんが見えなくなった
ネモ「ふう・・・うまかった メイドカフェだから 味は期待していなかったけど これは嬉しい予想外!」
あくあ「ネモお嬢様・・・ 写真撮影の準備が整いました ステージの方へおいでください」
ネモ「あ! 呼ばれた レッツゴー」

〇実験ルーム
ネモ「この水槽の中に入るんですか?」
あくあ「はい、段差があるので ご注意くださいね」
あくあ「うふふ お嬢様とこうやって水槽ごしに  遊んだ記憶がよみがえります」
ネモ「えっ そんなことあったかな」
あくあ「きっと思い出しますよ 洞察力が高まる効果のある 生体ユニットゼリーパフェをお召し上がりになったのですから」
ネモ「なるほど、味覚はダイレクトに記憶に 結びついているとも言う!」
あくあ「さて、カメラはあちらです」
  あくあさんが前方を指差す
ネモ「はっ キメ顔つくらなきゃ!」
あくあ「ふふふ そう緊張しなくても大丈夫ですよ たくさん撮って、気に入ったものを選びましょう」
ネモ「はーい!」

〇実験ルーム
あくあ「お嬢様、写真が出来上がりました」
  フォトブックが回転寿司のレーンみたいなのに乗って流れてくる
ネモ「かわいい!! 感動!! 生体ユニットになれて いい記念になりました!」
あくあ「お喜びいただけて光栄です」
あくあ「こうやってお嬢様とずっとお話していたのですが・・・」
あくあ「そろそろ、おでかけの時間になります」
ネモ「あっという間だった・・・」
あくあ「私は生体ユニットの身・・・ 出口までお見送りできず・・・さびしいです」
ネモ「またいやされに来ます!」
あくあ「お嬢様 またのご帰宅お待ちしております」

〇ホストクラブの待機スペース
あくあ「お嬢様のお出かけです」
メイド一同「行ってらっしゃいませ お嬢様」
ネモ「行ってきます~」
  スピーカーから聞こえる
  生体ユニットメイドさんのお見送りの
  声を聞きながら私は店をあとにした

次のエピソード:生体ユニットメイドカフェバイトレポ

コメント

  • これは好きな人はたまらなく楽しそうですね!
    近い将来有り得そうな発想で、現実に出来たら是非とも行ってみたい!ハマってしまいそう…笑

  • 異空間の心地よさが伝わってきました! メイドカフェに偏見がないわけではないですが、人それぞれ癒される条件って違うということには納得です。女の子にも人気なんでしょうね。

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