11.蜜月(脚本)
〇おしゃれなレストラン
熊代真樹(旧姓竜崎)「あぁ~、雨降ってきちゃったよ」
前嶋琴美「あ~、まだ梅雨ですもんね」
熊代真樹(旧姓竜崎)「あ! でもさ」
熊代真樹(旧姓竜崎)「昨日は、晴れてて良かったよね!」
熊代真樹(旧姓竜崎)「鷲尾くんと、お祝いしたの?」
前嶋琴美「あ・・・あー・・・うん。 そう、ですね」
熊代真樹(旧姓竜崎)「ふ~ん・・・そう♡」
鷲尾拓海「お疲れさまです!」
熊代真樹(旧姓竜崎)「お疲れ~♪」
前嶋琴美「お疲れさま」
鷲尾拓海「お疲れさまです。 着替えてきます」
熊代真樹(旧姓竜崎)「あ~! 私、今日早めに子供のお迎えに行かなきゃいけないんだった!」
前嶋琴美「え!?」
熊代真樹(旧姓竜崎)「雨降ってるから、お客さんあまり来ないと思うし」
熊代真樹(旧姓竜崎)「後は、任せた!」
前嶋琴美「は、はい」
鷲尾拓海「準備できました!」
熊代真樹(旧姓竜崎)「あ、鷲尾くん。今日は私、早めに失礼するから、あとよろしくね」
鷲尾拓海「あ、はい。わかりました」
熊代真樹(旧姓竜崎)「じゃあ、お先で~す♪」
「お疲れさまです」
「・・・」
鷲尾拓海「二人きり、ですね」
前嶋琴美「・・・うん」
〇中規模マンション
― 7月下旬 ―
― 店休日 ―
〇綺麗な部屋
鷲尾拓海「えっと・・・こう?」
前嶋琴美「うんうん! 上手~拓海くん!」
鷲尾拓海「そう?」
鷲尾拓海「そ~れそれそれそれ~♪」
前嶋琴美「おお! すごっ! 全部やっちゃった!」
鷲尾拓海「たこ焼きひっくり返すの楽しい~♪」
前嶋琴美「私も、ひとつくらいひっくり返したかったなぁ・・・」
鷲尾拓海「えっ!? ごめん!」
前嶋琴美「ふふふっ、別にいいよ♪」
前嶋琴美「うん、焼けたみたい♪ ちょっと待っててね~」
鷲尾拓海「うわ~! お店のたこ焼きみたい!」
鷲尾拓海「美味しそう♪」
前嶋琴美「拓海くんがひっくり返すの上手だったからじゃない?」
鷲尾拓海「いや、琴美さんの仕上げが上手だから・・・」
前嶋琴美「た、食べよっか♪」
鷲尾拓海「うん」
前嶋琴美「コールスローとかスープもあるからね~」
前嶋琴美「でも、まずは・・・たこ焼きからね♪」
琴美は、たこ焼きをひとつ箸でつまんだ
前嶋琴美「はい♪ あ~ん♡」
鷲尾拓海「え! あ・・・うん♡」
鷲尾拓海「あ~~~~~~」
口を開ける拓海に、琴美はたこ焼きを拓海の口から遠ざける
鷲尾拓海「ん?」
鷲尾拓海「・・・」
鷲尾拓海「ちょっと、も~! 琴美さ~ん・・・」
前嶋琴美「あはは! ごめ~ん!」
前嶋琴美「では・・・改めまして」
前嶋琴美「あ~ん♡」
鷲尾拓海「あ~~~~」
鷲尾拓海「ちょ! も~~、またぁ?」
前嶋琴美「あはははは! ぷぷっ、しつこい?」
鷲尾拓海「しつこい」
前嶋琴美「ごめんごめん!」
前嶋琴美「はい、あ~ん♡」
鷲尾拓海「あ~~」
鷲尾拓海「ん! (モグモグ) 美味しい!」
鷲尾拓海「美味しいよ! 琴美さん」
前嶋琴美「ホント? よかったぁ」
鷲尾拓海「じゃあ、次は琴美さん」
鷲尾拓海「あ~ん♡」
前嶋琴美「あ~~」
前嶋琴美「あ~~?」
前嶋琴美「ちょっと拓海くん、そこ口じゃないんですけど」
鷲尾拓海「ぷぷっ、お返し♪」
前嶋琴美「もぉ~~!」
鷲尾拓海「じゃあ、はい♡」
前嶋琴美「(パク、モグモグ)」
前嶋琴美「うん♪ 美味しいね!」
〇おしゃれなレストラン
― 8月下旬 ―
高校生A「やほやほ~♪ 鷲尾さん、おひさ~!」
高校生B「今日から補習なんだよ~!」
鷲尾拓海「いらっしゃいませ! 補習お疲れさまです」
鷲尾拓海「アイスカフェオレでよろしいですか?」
「はぁ~い! お願いしまぁす♪」
南「・・・」
鷲尾拓海「前嶋さん、アイスカフェオレをふたつお願いします」
前嶋琴美「はい! 了解です」
南「・・・」
前嶋琴美「鷲尾くん、アイスカフェオレ、ふたつ持って行ってもらえる?」
鷲尾拓海「はい」
鷲尾拓海「アイスカフェオレ、お待たせしました!」
高校生A「鷲尾さん、ありがとぉ!」
高校生B「鷲尾さん、夏休みでしょ? どこかに遊びに行かないんですかぁ?」
鷲尾拓海「ええ、ずっとバイトですね」
高校生A「ええ~、つまんなくないですか?」
鷲尾拓海「いいえ、全然」
鷲尾拓海「僕、ここのバイト──」
鷲尾拓海「大好きなんで」
鷲尾拓海「(チラリ)」
前嶋琴美「・・・」
鷲尾拓海「・・・大好き、なんですよね」
〇中規模マンション
鷲尾拓海「琴美さん・・・今日も、寄っていい?」
前嶋琴美「うん、もちろん♪」
店休日の前日の夜
拓海くんは
私の部屋へ
寄るようになっていた
〇綺麗な部屋
前嶋琴美「拓海くん、お先~♪ 次、どうぞ~」
鷲尾拓海「うん」
鷲尾拓海「は~、さっぱりした♪」
拓海は、ソファーに腰かけた
鷲尾拓海「あれ~? 琴美さ~ん?」
前嶋琴美「はぁい、ちょっと待って~」
前嶋琴美「はいはい、ごめんね~。 顔のお手入れしてて」
前嶋琴美「どしたの?」
拓海は、琴美を手招きして、自分の膝をポンポンとたたいた
前嶋琴美「え? ・・・あ、うん」
前嶋琴美「これでいい?」
鷲尾拓海「うん」
拓海は、琴美を後ろから抱きしめ、頬ずりする
鷲尾拓海「琴美さん、もう肌冷たくなってるね」
前嶋琴美「ん・・・化粧水とかつけたからね」
前嶋琴美「拓海くんは、まだあったかいね」
鷲尾拓海「・・・」
鷲尾拓海「向こう、行こ?」
〇部屋のベッド
ふたりはベッドに腰かけ、拓海が琴美をギュッと抱きしめる
琴美が拓海の首元に顔をうずめる
前嶋琴美「(スンスン・・・)」
鷲尾拓海「ちょ・・・琴美さん、くすぐったいよ」
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ギャーーー!!激!甘!!(指の間)
これ見ていいんですか、二人に怒られませんか!
拓海くんエロ才能発揮しすぎじゃないですか!
しかし間に挟まる南ちゃんが切ないですね……😭
ほくろの雑学が全く入ってこない甘さでした。
蜂蜜、砂糖、ガムシロ入りの熱々たこ焼きなのでした。そろそろ辛いものも必要ですね。お兄さんが恋しくなってきました。
きゃあああ、ご馳走様ですっっ!!!!💕
年齢制限、全然大丈夫!
これで終わりではないんでしょうけど、イチャラブ堪能しました!🙏