第2話 三角関係 どーなるの!?(脚本)
〇遊園地
帰ろうとした 優萌花
思い直し 引き返す
歩羽 優萌花「せっかく 誘ってくれたのに 逃げるなんて ダメだ わたし!」
しかし 一度 遊園地を出たので
再度 入場料を払わねばならない
歩羽 優萌花「ショック~ やっぱ帰ろうかな・・・ いや 逃げちゃダメ!」
そんな 優萌花が見た光景は・・・
完全に 2人だけの世界💛💛
歩羽 優萌花「うぐ! とても 声かけれない・・・」
久々津 操乃「生前 遊園地行ってなかったよね~」
鳥月 流我 「よし! じゃあ 夜まで 遊びつくすか!!」
鳥月 流我 「夜になったら 2人で・・・」
(縁士郎 愛結)
にゃんにゃん❤️❤️
(こればっかり)
歩羽 優萌花(帰りたい・・・ でも 2回もお金払ったし・・・ それに・・・)
歩羽 優萌花「2人から 目が離せない!!」
〇お化け屋敷
操乃と流我が お化け屋敷に入る
追う優萌花は 1人で入る
お化け屋敷スタッフの証言
お化け屋敷スタッフ「イチャイチャして お化けなんか 全然見てない バカ・カップルが いましたね やってられませんよ」
お化け屋敷スタッフ「それと お化けより青い顔色の 暗い女の子が カップルをつけてたね」
お化け屋敷スタッフ「黒いオーラ 放って・・・ お化けより 恐かったよ!」
〇西洋の城
夜の花火を 見上げ
接近する2人
唇と唇が 触れようとした
その瞬間!!
歩羽 優萌花「あああ!!!!」
悲鳴のような 声を聞き
我に返った 操乃と流我
久々津 操乃「優萌花!」
鳥月 流我 「なにしてる!?」
あわてて 逃げ出し
転ぶ 優萌花
ゴミ箱に 頭からつっこむ!
歩羽 優萌花「イタい!! うう・・・ くさい・・・」
遊園地代を 2回も払ったのに
さんざんな 優萌花だった
〇青(ライト)
久々津 操乃「LINE 『あまり記憶ないの・・・ ほんと ゴメン・・・』」
久々津 操乃「『どういう意味?』」
久々津 操乃「『いや実は 優萌花をどう喜ばそうか 2人で計画してたの』」
久々津 操乃「『あなたの話で 盛り上がってただけ・・・ 気にしないでね!!』」
久々津 操乃「『・・・・・・・・』」
変なスタンプしか 返ってこない
無視されるより 不安になる操乃
〇青(ライト)
その頃 霊たちは・・・
縁士郎「うう~ん!! もう少しだったのに 残念!!」
愛結「やっぱり 大人しそうな子の方が いいにゃんか?」
縁士郎「神よ! 今一度 チャンスを!!」
愛結「幽霊が神頼みって・・・ でも お願い 神さま~ん💦」
「(縁士郎 愛結) カップル成立して 愛し合えますように!!」
〇青(ライト)
久々津 操乃「LINE 『次は盛り上げてよ ちょうど 優萌花の誕生日だから!』」
鳥月 流我 「LINE 『なんで 俺なんだよ?』」
久々津 操乃「『優萌花のためなの! あんたのこと 気に入ってるのよ』」
鳥月 流我 「『本当は お前が 俺と会いたいんじゃないのか?』」
鳥月 流我 「『まだ 俺が好きなんだろう?』」
久々津 操乃「『バカじゃない!? そんなわけないじゃん!!』」
鳥月 流我 「『素直になれよ もう少し 可愛くなったらどうだ?』」
久々津 操乃「『そういうところが イヤ! だいいち・・・恋人 いるから』」
鳥月 流我 「『う うそつけ!!』」
久々津 操乃「『ほんと』」
鳥月 流我 「『聞いてないぞ そんな話』」
久々津 操乃「『別れた人に 言う必要ないでしょ』」
鳥月 流我 「『うう でも・・・』」
久々津 操乃「『そっちこそ 私に 未練あるわけ?』」
鳥月 流我 「『バカヤロー!!』」
突然 LINE終了
〇女の子の一人部屋
久々津 操乃(でも確かに 親友の優萌花に あんなヤツを・・・ 私 変かな?)
心の中に
天使と悪魔の 操乃が現れた
操乃天使「それは 優萌花ちゃんに幸せになって もらいたいからよ~💛」
操乃悪魔「んなわけ ねーだろ! アイツと 縁を切りたくて必死なのさ」
操乃悪魔「優萌花に クズを押しつけてる お前は ズルい女だ!!」
久々津 操乃(うう ズルい女・・・そうかも)
操乃天使「ちがう ちがう! 優萌花ちゃんのため~ 操乃はイイ子!!」
久々津 操乃(そうかなぁ?)
操乃悪魔「自分で イイ子なんて 図々しい女! お前は 悪魔だよ!!」
操乃悪魔「本当は今も 流我が好きなんだ それを振り払うために 優萌花を 利用してるのさ!!」
操乃悪魔「だから しつこく 優萌花と流我を くっつけようとしてんだ」
久々津 操乃(流我を 今も好き? まさか?)
久々津 操乃(でも あまり覚えてないけど なんだか と~ても 楽しかった・・・)
久々津 操乃(私・・・どうしたんだろう?)
操乃天使「本当に 優萌花ちゃんのためなのよ 優萌花ちゃんが 流我にひかれてるの 見ててわかるもの!!」
操乃天使「操乃は 友達思いなだけ! ガンバ!!」
久々津 操乃「わかんないけど とにかく頑張る!」
混乱している 操乃だった
〇カラオケボックス
結局 2回目のセッティングは
カラオケボックスにした
前回のような 失敗がないよう
衣装は 地味なスウェット
だが・・・
流我も 部屋着だった!
久々津 操乃「なに アンタ そのカッコ! もっと おしゃれしなさいよ!!」
鳥月 流我 「お前に会うのに これで十分だろ」
歩羽 優萌花「2人とも やっぱり気が合うのねぇ」
歩羽 優萌花「気にしないで 私もコレ 部屋着だからぁ・・・」
鳥月 流我 「マジかよ?」
久々津 操乃「いや マジっぽい・・・」
久々津 操乃「それより お誕生日おめでとう!」
歩羽 優萌花「あ ありがとう でも・・・」
歩羽 優萌花「今日じゃないから・・・ もう とっくに過ぎてる」
久々津 操乃「ウソ!! マジ!? ご ご ゴメン!!!」
鳥月 流我 「サイテーなクズだな お前」
久々津 操乃「ウルサイ!! アンタに 言われたくない!!」
鳥月 流我 「クズクズクズ!!」
久々津 操乃「そっちこそ! クズクズクズ!!!!」
歩羽 優萌花「ほんと・・・気が合うよねぇ 2人 お似合い・・・」
歩羽 優萌花(私が入る スキマはないなぁ・・・)
その時 霊たちは・・・
縁士郎「誕生日か・・・ そういえば今日は 僕たちの記念日だね」
愛結「10年前の今日 告白してくれたにゃん うれしかった!!」
縁士郎「すごい 恥ずかしかったけど・・・ 勇気だして よかった!!」
愛結「もう一回 聞きたいにゃん❤️」
縁士郎「もう一回!? だ ダメダメ 恥ずかしい〜」
愛結「聞きたい 聞きたい~!!」
愛結「言ってくれなきゃ 化けて でちゃうから~ん💖」
縁士郎「しょうがないな~ じゃあ 言うよ──」
鳥月 流我 「愛してるよ❤️ 死んでも 離れない」
久々津 操乃「愛してるにゃん💕 生きてる時と 変わりなく」
その時 優萌花は歌っていた
「キス・ミー・・・いますぐ──🎵」
歌につられるように
操乃と流我は キスをした!!
優萌花は 歌を止めた
それ以上 歌えなかったのだ
だが 取り憑れている2人は気づかない
うらみ~ます のろい~ます🎵
マイクを捨てて 飛び出す優萌花
マイクが バースデーケーキに
ぶっ刺さる
ハウリングで
我に返る 操乃と流我
〇非常階段
歩羽 優萌花「こないで」
久々津 操乃「あぶないよ! 降りてきて!」
歩羽 優萌花「近寄ったら 飛ぶ」
久々津 操乃「優萌花!!」
歩羽 優萌花「操乃のこと 信じられない・・・」
歩羽 優萌花「言ってることと やってることが バラバラ・・・ヒドイよ」
歩羽 優萌花「彼を 紹介してくれるんじゃなかったの? もしかして・・・」
歩羽 優萌花「からかってる?」
久々津 操乃「ちがう! 自分でも わからないの・・・」
久々津 操乃「気づいたら・・・体が勝手に・・・ 誰かに 操られてるみたい」
久々津 操乃「私が 私じゃない感じ・・・・ もう 自分が わからない!!」
歩羽 優萌花「わかった・・・」
カッターを出す優萌花
久々津 操乃「優萌花!!」
久々津 操乃「なにするの!?」
歩羽 優萌花「親友だと 思ってたのに・・・」
歩羽 優萌花「そうやって 誤魔化すんだ」
久々津 操乃「(かすれ声) ちがうよ 本当に・・・わかって・・・」
カッターの刃先を出して
腕にあてる 優萌花
腕には リストカットの跡
久々津 操乃「え? 優萌花?」
久々津 操乃「ダメ! 死ぬなんて!!」
歩羽 優萌花「死ぬ??」
歩羽 優萌花「切るだけよ」
久々津 操乃「切るって?」
歩羽 優萌花「切ると落ちつくの スーとするんだ」
久々津 操乃「・・・・・・・」
歩羽 優萌花「私 落ち着かなきゃね」
笑顔で腕に刃をあてる
その時 霊たちは・・・
縁士郎「人間ヤバ! おそろし~!」
愛結「あの子 怖いにゃん!! えーん えーん!!」
腰を抜かして
なんの役にも立たない
果たして 優萌花はどうなる?
果たして 作者はどうする?
ちゃんと あとのこと考えているのか??
確かめたければ 続きも見てね💛
他の物語も面白く拝見しております。次の展開が楽しみです。
ここから音楽と効果音を使い出しましたね。遊園地デートと前回同様LINEのやり方も中々上手い。LINEスタンプとLINEの会話シーン参考になりました。幽霊バカップルのお陰で大混乱の親友・・・ちょっと面白くなって来ましたね・・・
第一話の冒頭から、ガッチリと掴まれてしまいました✨
霊たちの虚構性の強さと、操乃ちゃんたちの強烈な生々しさの融合で生じるこの空気感、とにかくパンチが強すぎて圧倒されます😂 このテイスト、大好きです🥰
LINEスタンプの表現や、操乃ちゃんの心中の葛藤の描写が巧みすぎて…💕
以前に作品タイトルをお見かけするもすぐに読まなかった過去の自分にマジ説教です😊