オープニング・開発者ご挨拶(脚本)
〇テレビスタジオ
タケウチ「みなさんこんにちは。 フラグフレーズ開発者のタケウチです」
タケウチ「フラグフレーズは、本の中のフレーズから空想を広げ、会話を楽しむ読書会ゲームです」
タケウチ「竹内真の小説、『図書室のキリギリス』『図書室のピーナッツ』『図書室のバシラドール』と続くシリーズの中で考案されました」
タケウチ「本って不思議で、どんなに言葉を尽くして薦められても読まないこともあるし、逆にフレーズ1つで読みたくなることもありますよね」
タケウチ「本を1冊読んでも、1つのフレーズだけ心に残る、ってこともあります。 フレーズには、そういう力があるみたいです」
タケウチ「たとえば太宰治。 短い生涯でどれだけの本を書いたとしても、それを全部読んでるって人は、まぁ滅多に見かけませんよね」
タケウチ「でも、「生まれて、すみません」ってフレーズを知ってる人ならたくさんいますし、それだけで話が盛り上がったりもします」
タケウチ「極端な話、本が消えても、作家が消えても、フレーズは残ったりするわけです」
タケウチ「そんなフレーズの面白さを、いろんな角度から味わってみようというのが、このフラグフレーズなんです」
タケウチ「今回は、昔ばなし大学専門コースの勉強会で集まった人たちで開催したプレイ記録を、タップノベルの形で作品化してみました」
タケウチ「・・・こういってると「昔ばなし大学って何だ?」と思う人もいると思いますが、ゲームの進行につれて分かってくると思います」
タケウチ「なんだかフィクションっぽい名称ですが、ちゃんと実在してるんですよ」
タケウチ「ですから、基本的に実録・ノンフィクションです。 タップノベルのシステムは、そういうアーカイブにも向いてると思うんですよね」
タケウチ「そしてタップノベル化にあたっては、参加者のお名前やビジュアルは変更しています」
タケウチ「プライバシーに配慮、ってのもありますが・・・既存の絵柄にしちゃうのも、メタバースのアバターっぽくて楽しいですもんね」
タケウチ「僕の姿も、本当は舞台の黒衣(くろこ)にしたかったんだけど、見当たらないのでグラサン黒スーツにしてます・・・」
タケウチ「なんか『世にも奇妙な物語』とか『MEN IN BLACK』みたいだけど、参加者の中に宇宙人が・・・ってことではないはず」
タケウチ「・・・だと思います」
タケウチ「さて、今回のゲームでは「昔ばなしの関連本」ってテーマで見つけてもらったフレーズを、様々な角度から眺めて遊びます」
タケウチ「フレーズから想像を広げてお喋りや投票を楽しみながら、最後には出典の本を紹介しあって、今回の「フラグ本」を決定します!」
タケウチ「参加してくれたプレイヤーと一緒に、読者の皆さんにも楽しんでいただけたら嬉しいです」
タケウチ「よろしくおねがいします!」