耽美の騎士

胡林

エピソード1(脚本)

耽美の騎士

胡林

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〇黒
「お前はそれでいいのか!?」
「春雨・・・!!」

〇荒廃した街
春雨 (はるさめ)「・・・」
???「殿下・・・!?」
???「殿下ぁ──!!」
春雨 (はるさめ)「あっ!」
???「お前・・・」
???「耽美の騎士・・・だな?」
春雨 (はるさめ)「・・・」
???「お願い・・・」
???「僕も殺してよ・・・」
???「僕も殿下のお側に・・・」
春雨 (はるさめ)「く・・・っ」

〇黒


〇大樹の下
春雨 (はるさめ)「今年はいい感じじゃないか?」
春雨 (はるさめ)「アイツも喜ぶかなっ」
春雨 (はるさめ)「むっ!?」
春雨 (はるさめ)「こ、これは・・・」
春雨 (はるさめ)「チョコバナナが畑に生えているが──」
  春雨はチョコバナナを手に取る(収穫)
春雨 (はるさめ)「ん・・・見たらわかる」
春雨 (はるさめ)「立派なやつやん!」
ルイ「ふーん」
春雨 (はるさめ)「うぉっ!?」
ルイ「まじまじとねぇ・・・ ふーん」
春雨 (はるさめ)「お、お前だろ!? このバナナトラップ──」
ルイ「春雨が好きだろうと思ってさ──」
ルイ「反り返ってるやつ」
春雨 (はるさめ)「ん。 すき」
ルイ「・・・」
春雨 (はるさめ)「・・・」
ルイ「あははっ」
春雨 (はるさめ)「お前・・・!」
春雨 (はるさめ)「嫌い!」
ルイ「うんうん」
春雨 (はるさめ)「男たらし!」
ルイ「男性は春雨しか知らないなぁ──」
春雨 (はるさめ)「ふん、どーだか」
ルイ「春雨みたいな耽美な男の娘と知り合う機会なんてないよ〜」
春雨 (はるさめ)「耽美か・・・」

〇草原の道
春雨 (はるさめ)「耽美か・・・」
春雨 (はるさめ)「もうすぐ19歳だなぁ・・・」
春雨 (はるさめ)「耽美期限切れ間近・・・」
ルイ「賞味期限切れみたい」
春雨 (はるさめ)「俺・・・」
春雨 (はるさめ)「おっさんになっちゃう!?」
ルイ「うわぁ──」
春雨 (はるさめ)「男性ホルモンの津波が押し寄せて・・・」
春雨 (はるさめ)「あれ?」
ルイ「家の前に人が・・・」
春雨 (はるさめ)「お客さんか?」
ルイ「珍しいね」
春雨 (はるさめ)「・・・・・・」

〇古い洋館
マシュー「お元気そうですな、 伯爵どの」
マシュー「お連れの方も」
ルイ「伯爵ねぇ・・・」
ルイ「何かご用ですか?」
マシュー「中で・・・よろしいですかな?」
マシュー「お連れの方もご一緒に・・・」
春雨 (はるさめ)「・・・」

〇洋館の一室
マシュー「単刀直入に申しますと・・・」
マシュー「あなたにお話がありましてね」
春雨 (はるさめ)「・・・」
マシュー「耽美騎士団の春雨」
春雨 (はるさめ)「え・・・」
マシュー「知らぬワケがない」
マシュー「たとえ引退したとて」
マシュー「その名前には価値がある」
春雨 (はるさめ)「何が言いたいんだ?」
マシュー「力をお貸しいただきたい」
マシュー「革命が成ったとて」
マシュー「政治には力がいるのですよ」
春雨 (はるさめ)「無理だ」
春雨 (はるさめ)「俺はもうすぐ19歳になる」
春雨 (はるさめ)「耽美が無くなれば・・・ただの人だ」
春雨 (はるさめ)「もう『耽美使い』じゃなくなるんだ」
マシュー「ほう・・・」
春雨 (はるさめ)「それに・・・俺はもう・・・」
マシュー「では、 いてもらうだけでよいのですよ?」
マシュー「我々の陣営に。 あなたの名が鎮座することに価値が──」
ルイ「もういいだろっ!」
ルイ「春雨はもう、 剣は振るえない」
ルイ「春雨はここで。 僕と一緒にいる」
春雨 (はるさめ)「ルイ・・・」
ルイ「帰ってくれ」
マシュー「・・・」
マシュー「ここで・・・ 一緒に・・・ですか」
マシュー「ふんっ」
マシュー「失礼した・・・」
春雨 (はるさめ)「・・・」

〇古い洋館

〇洋館の一室
春雨 (はるさめ)「ルイ・・・」
春雨 (はるさめ)「ごめん」
ルイ「ん? どうして?」
春雨 (はるさめ)「俺のせいで、 もうここにはいられないかも」
ルイ「あ──、 そうなるのかな」
春雨 (はるさめ)「俺・・・ やっぱり一緒にいないほうが・・・」
ルイ「春雨」
ルイ「旅行に行ったこと。 あったっけ?」
春雨 (はるさめ)「旅行?」
ルイ「春雨がここに来て2年・・・」
ルイ「旅行に行ってみたいと思ってたんだ」
春雨 (はるさめ)「え・・・」
ルイ「東の果てに・・・ 『すっぽん』とかいう国があるんだって」
春雨 (はるさめ)「精がつきそう!」
ルイ「どうせなら、 それくらい遠くに行ってみようか」
ルイ「誰も追ってこれない所に」
春雨 (はるさめ)「俺・・・と?」
ルイ「うん。 一緒に」
春雨 (はるさめ)「でも、 この土地はルイの大事な財産だろ?」
春雨 (はるさめ)「ご先祖さまから受け継いだものだろ?」
ルイ「そうだね」
春雨 (はるさめ)「俺なんて・・・」
ルイ「ん──?」
ルイ「そういえば・・・」
春雨 (はるさめ)「?」
ルイ「男たらしとか言ってたよね? 僕のこと」
春雨 (はるさめ)「は?」
ルイ「知りたい?」
春雨 (はるさめ)「え!?」
ルイ「『男性は』 春雨しか知らないけど・・・」

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コメント

  • 主人公が可愛らしい男の娘!しかも攻守交代もアリ!?←
    タイトルから設定からチョコバナナまで、とにかく全て心に刺さってしまいました!

  • 耽美に誘われ、タイトルコールでやられ、途中バナナなど2回ほど、こけそうになり、閨でドキドキし、最後も初見の終わり方と、全てをもっていかれ、形を変えられた気もしています。

  • 耽美って何だっけ?と恥ずかしながら意味を調べ直しておりました💦
    斬新な設定で予想が全くつきませんが、要所要所にクスッと笑えるやり取りがあって面白かったです😆

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