〇屋敷の門
あずさ「ここが・・・煌さんのお家・・・」

〇屋敷の門
煌「これからはお前の家でもあるんだからな・・・ほら、行くぞ・・・」

〇畳敷きの大広間
あずさ「・・・広い・・・」

〇畳敷きの大広間
煌「ちょっと待ってな・・・着替えを用意してくる・・・」

〇畳敷きの大広間
あずさ「はい！」

〇畳敷きの大広間
　　煌さんが居なくなってから、煌さんに色々聞きたいことを考えた・・・しばらくすると・・・

〇畳敷きの大広間
「お待たせ」

〇畳敷きの大広間
　　着物姿の煌さんが現れた

〇畳敷きの大広間
あずさ「えっ・・・煌さん?!」

〇畳敷きの大広間
煌「ハハッ！驚いたか？ 家では着物姿なんだよ・・・」

〇畳敷きの大広間
あずさ「そうだったんですね・・・ とてもカッコイイです・・・」

〇畳敷きの大広間
煌「へへっ・・・カッコイイだろー！この着物はお気に入りだからな！」

〇畳敷きの大広間
あずさ「・・・お召し物も、もちろんカッコイイですが・・・」

〇畳敷きの大広間
煌「ん？」

〇畳敷きの大広間
あずさ「煌さんはもっとカッコイイです！」

〇畳敷きの大広間
煌「なっ?!」

〇畳敷きの大広間
煌「・・・そうか？ ありがとな・・・こんなに真っ直ぐと思いを伝えてくれて・・・そんなの初めてだ・・・」

〇畳敷きの大広間
あずさ「?初めて？煌さんは言われ慣れていると思っていました・・・」

〇畳敷きの大広間
煌「上辺だけのカッコイイなんて・・・仕事場で散々言われ慣れてるよ・・・」

〇畳敷きの大広間
あずさ「仕事場？」

〇畳敷きの大広間
煌「ま、それはまたおいおいな！」

〇畳敷きの大広間
あずさ（なんか上手くはぐらかされた気がする・・・）

〇畳敷きの大広間
あずさ（まぁいいか！ 煌さんは煌さんだもん 私を救ってくれた唯一の恩人・・・）

〇畳敷きの大広間
煌「あずさにも服を見繕ってきたんだが ・・・１人で着付けれるか？」

〇畳敷きの大広間
あずさ「な、なんとか・・・頑張ってみます・・・」

〇畳敷きの大広間
煌「じゃあ俺は別室にいるから・・・ 分からなかったら聞きに来い！」

〇畳敷きの大広間
あずさ「はい！分かりました！ ありがとうございます！」