運命の動き(脚本)
〇ダブルベッドの部屋
8番「・・・あれ?」
8番「眞弓ちゃん、いないな」
8番「食堂に行った記憶はないけど」
8番「少し見に行って」
???「・・・」
8番「・・・!?」
???「・・・よかったなあ、我らが長が寛大なお方で」
???「私なら、大衆の前であのようなことを言われたら」
???「──間違いなく、殺していたな」
〇ダブルベッドの部屋
4番「・・・っ!?」
4番「ほ・・・本当、に、言ってるの?」
11番「冗談で言うわけないでしょ」
4番「えへへ・・・そっか・・・へへ」
11番「・・・あの、返事もらってないんだけど」
4番「嫌なわけないよ」
4番「すっごく・・・嬉しい」
11番「・・・だから、もう」
11番「俺の見えないところで、苦しまないでくれ」
4番「・・・うん」
4番「・・・ちゃんと、藤宮のこと頼るね」
11番「・・・ああ、それでいい」
〇城の会議室
5番「なんか・・・話すことねえな」
9番「じゃ、僕の身の上話でも聞いてよ」
7番(風月)「興味ないです」
9番「話すことないって言ったのに!?」
10番「そういえば、なぜ私達はここに連れてこられたんですかね」
7番(風月)「・・・僕とか5番さんは、ウェルニアを嫌ってる枠、ですかね」
5番「・・・俺は嫌ってる、というわけじゃない」
5番「情報提供があって、調査してるだけだ」
10番「どんな調査を?」
5番「内通者に言われたのは、リーダーが随分洗脳に長けた男らしい、というだけだ」
5番「そいつの兄が入信して、就職もせずに出家したようだ」
7番(風月)「信者の人生奪ってるじゃないですか!?」
5番「洗脳だったり、強制だったりしたら、な」
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