エピソード1(脚本)
〇怪しい部屋
俺は遥輝(はるき)。元気満点な小5だ。俺の周りは、俺を暑苦しいという。なぜなら、皆元気をなくしてしまっているから__
遥輝(いつからだっけ。皆が笑えなくなったのは・・・)
この世界がめちゃくちゃになってから、皆は笑わなくなった。皆自分のことでいっぱいいっぱいで、他人のことまで気にしてられない
遥輝「はぁ。母ちゃーん、おやすみー」
軽くため息をついた後、今も部屋に閉じこもっているであろう母に声をかける
母「・・・・・・ん。おやすみ」
母の不機嫌そうな声が返ってきて、唇を噛む
遥輝(母ちゃんがこんなことになったのも、全部、全部あいつのせいだ・・・・・・!)
ベッドに飛び込み、ぎゅっと強く目を閉じる。そのまま、寝ようとするも、雨の音がうるさすぎて眠れない
遥輝(こんな世界・・・・・・もう懲り懲りだ・・・・・・)
遥輝(よ〜しっ!決めたっ!俺がこの世界を変えてやるっ!)
そう決意した俺は、明日街に出かけることに決めた__
遥輝「ふわぁ・・・・・・。もう朝か・・・・・・。ふわぁ〜」
2度も欠伸をもらし、今にも閉じそうな目を擦る。そして、頬を力強く叩き、眠気を覚ました
遥輝「よーしっ!今日は街で仲間を探すぞっ!」
世界を変えるには、俺1人の力だと難しい。そんな考えなんて思いついてはいなかった
とりあえず街をブラブラして、何か発見しようなんて、軽く思っていたのだ
俺は適当な服を選び、母ちゃんに声をかけて、家から飛び出した
遥輝「母ちゃん、行ってくるーっ!」
母「行ってらっしゃーい」
母「って、どこ行くんだよ・・・・・・」
行く宛なんて、何1つも考えていなかった自分を、後から恨むことになる__
周りのみんなが覇気をなくしているのに、どうして主人公の彼は意気揚々と街に繰り出していけるのか。きっと、みんなが何かに騙されているのをわかっているからなのかもしれませんね。
住む世界の人間が覇気を無くして理由は何だったのだろう?メシアには分かっていて、何とかしようと立ち上がり冒険に出ようとしている序章。メシアの活躍が楽しみです。