あすの僕ら

木佐マコ

エピソード14(脚本)

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〇学校の屋上
  うわぁ!
  8日目
姫路伊織「いたた・・・」
星桐彦「・・・・・・」
  バタンッ
星桐彦「!」
星桐彦「今・・・」
姫路伊織「桐彦?」
星桐彦「扉の音したよな。誰か出て行った?」
姫路伊織「扉?」
星桐彦「もしかして」
  扉に向かって走る桐彦。

〇階段の踊り場
夏川乙女「そういえば、星くんはどこからはじまるの?」
星桐彦「え? どこからって?」
夏川乙女「今日のことよ」
夏川乙女「私はいつも、気付くと屋上に続く階段の途中にいるの」

〇学校の屋上
  ゆっくりと扉を開ける桐彦。

〇階段の踊り場
星桐彦「・・・やっぱり」
夏川乙女「え?」
星桐彦「あ、いや・・・今、ここから出て行ったの、夏川だよな?」
夏川乙女「何? そんなこと」
星桐彦「いや、てことは、さっきまで俺たち一緒にいたってことなのか? とか・・・」
夏川乙女「だから? 何が言いたいのよ」
夏川乙女「休憩時間に屋上にいることが、そんなに不審?」
  キーンコーン♪ カーンコーン♪
星桐彦「な、夏川。どこに行くんだ?」
夏川乙女「どこって。チャイム、聞こえないの?」
星桐彦「え? もしかして授業?」
夏川乙女「当たり前でしょ。 あなたも早くしないと遅刻するわよ」
星桐彦「え? ちょっと・・・え?」
星桐彦「夏川!」
夏川乙女「何よ?」
星桐彦「俺が昨日言ったこと、その・・・覚えてる?」
夏川乙女「昨日? 何?」
星桐彦「!!」
夏川乙女「もういいかしら。行かないと」
星桐彦「・・・・・・」
星桐彦「伊織」
姫路伊織「感情をさらに閉じ込めたのか。 なるほど、あの子らしい選択だ」
星桐彦「あの子って、夏川のことか?」
星桐彦「・・・伊織、もしかしてお前、夏川に何かした?」
姫路伊織「僕は何もしてないよ」
星桐彦「じゃあどうして、夏川は急に・・・」
姫路伊織「君こそ、あの子に何を言ったの」
星桐彦「え?」
姫路伊織「まあ、大方予想はつくけれどね」
姫路伊織「僕の悪い予想が当たらなくて、よかったよ」
星桐彦「・・・俺のせい?」
星桐彦「俺が、好きだなんて言ったから・・・」
姫路伊織「君に恋愛は向いてないって言ったじゃない」
姫路伊織「君も眠るといい。それで元通りだ」
星桐彦「伊織! それってどういう・・・」
  伊織を追うが、そこに伊織の姿はない。

〇教室
  長井、出席簿の角で桐彦の頭を叩く。
星桐彦「いてっ!」

〇教室の教壇
星桐彦「・・・・・・」
星桐彦「俺のせい・・・」

〇教室の教壇
星桐彦「・・・・・・」
佐原俊平「メシ、食わねーの?」
星桐彦「・・・平穏か」
佐原俊平「ん?」
星桐彦「今って、平穏かな」
佐原俊平「あ? 何? いつものお前の平穏病?」

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