著作権を考えよう!(脚本)
〇公園のベンチ
sgru3「どうも、sgru3です」
アシスタントA「私はアシスタントのアシスタントAです!」
アシスタントA「・・・って! 私の名前酷くないですか?!」
sgru3「いやー、考えたけどめんどくさくてw これからする話も込み入った内容だから、ちょっとでもライトにしようかと!」
アシスタントA「・・・もう良いです! で、今回は著作権について考える回ですね?」
sgru3「はいはい。 ちょうどボイス機能とかも追加になったので、ちょっと考えたいなと」
sgru3「と、言う出だしで制作側なりにTapnovelでの”著作権”について考えようかなと思いますので、よければお付き合い下さい!」
アシスタントA「それで? まずは、どこからいきますか? 著作権と言っても広いですよ?」
sgru3「さすがアシスタントAだ! その通り、著作権ってのは広大なカテゴリーで簡単に切りくず事ができない!」
sgru3「なので、今回はTapnovelでの機能における「スチル」「ボイス」を中心に考えようと思っています」
アシスタントA「では、まず「スチル」からどぞ」
sgru3「かしこまりました!」
sgru3「「スチル」ってのは、いわゆるカットインの絵の事で、Tapnovelでは追加で解放条件を満たすと使えるようになる機能だ」
sgru3「この絵はアップロード方式になっている。つまり、自分で用意する事ができる訳だ」
sgru3「容量に制限があるにせよ、当然ここでの著作権問題は考えられるだろう」
アシスタントA「そう言えば、以前に公式への質問で「自分で撮影した風景は使用して良いか?」ってありましたね?」
sgru3「そうそう、で・・・公式の回答は「権利関係が難しく、建物の風景などの使用はダメです」と言う感じだ」
アシスタントA「そこらの建造物の著作権なんて、許可を誰に貰えば良いかわからないし、手間を考えると膨大過ぎますよね」
sgru3「所有者の許可だけでなく、使用者や建築者や建築のデザインをした人なども絡むとすればイチ個人には手に負えないな」
アシスタントA「そうですよね。 そこらにあるビルだってどんな人がどう権利もってるかわからないもの」
sgru3「じゃぁ、空だけならセーフとなるか? 自然にある光景ならどうだろう?」
アシスタントA「それらは著作物とは言えないし、自分で撮影したものならOKじゃない?」
アシスタントA「人が映っていたら”肖像権”とかが絡むから絶対ダメだし、キャラクターなんかが映っていてもダメだろうけど」
sgru3「では、その空の風景が”某写真家”が撮影したものだったとしたら?」
アシスタントA「それはダメ!に決まってますよ! だって、プロの撮影したヤツとかでしょう?絶対ダメですよソレ!」
sgru3「なら、このスチルをどう判断する?」
アシスタントA「んむむむむ・・・」
sgru3「こうなるよな? 自分が撮影したか、プロが撮影したかは調べないとわからない」
sgru3「風景の画像なんか”フリー素材”なのか”プロの撮影した”ものか”自作”かなんて、アップした本人にしかわからないんだよ」
アシスタントA「えー・・・そんなのズルくないですか? でも、確かに見てすぐの判別なんて100無理ですね」
アシスタントA「運営さんも検閲が大変ですよね」
sgru3「まぁ、この空の写真は私が撮影したものなんだけど、今後そう言うのが出ないとは言い切れない訳だ」
sgru3「私が言いたいのは、これは運営側のルールや方針に従って制作しなくちゃいけない 制作側の問題と言う事だ!」
sgru3「なんでもかんでもアップロードできてしまうが故に、ついつい目を引くものを上げたくなるのも事実だろう」
sgru3「しかし、自作でないものは勝手に使用してはならないし、許可得たかどうかの確認も運営には大きな負担だ」
sgru3「だけども、話は簡単! 自作なら良い訳だから、とにかく自作のものを使用すれば良いと思う!」
アシスタントA「じゃぁ、自作のピ〇チュウとかもOKってなりません?その言い方!」
sgru3「そうだな。 しかも、制作者が「ピ〇チュウ」ではありませんとか言い出したら・・・」
アシスタントA「パロディ好きって層はそれなりに居ますから、そういうのを考える人も居ると思いますよ」
sgru3「まー、常識的に考えてアウトなんですが。そこも含めて運営の方針・ルールを守って創作していきたいですね」
アシスタントA「他人のモノを使用して、著作権侵害で訴訟とかされるリスクありますしね」
sgru3「そうだな! 東にある「某夢の国の黒いあの御方」なんて使った日には大変な事になるぞ」
アシスタントA「それ!めっちゃヤバイやつです!」
アシスタントA「Tapnovelでは画像アップの際に「自作である事」をアップ側が宣誓してからになりますから・・・」
アシスタントA「この「自作」は「自分で作ったもの」と言う意味で、完全なオリジナルある必要がありますね」
sgru3「では、ここから込み入ったケースを考えていくぞ。 まずは、AI画像の利用についてだ」
アシスタントA「AI画像って、確かAIが勝手に絵を作ってくれるものですよね?」
sgru3「そうだ。 最近の流行でもあるが、これを自作品に使えると思うか?」
アシスタントA「AIが作ったから、そもそも権利が誰にあるのかわかりませんねソレ・・・ どうなんだろう?」
sgru3「これについては、公式より「AI生成のものは使用できない」と明言されているぞ!」
アシスタントA「それは知りませんでした! どこに書いてあったんですか?」
sgru3「公式のツイートを漁ったのさ」
アシスタントA「公式ツイートは見てなかったなぁ。 サイトのマニュアルだけしか見てまなかったから今知りました」
sgru3「マニュアル等にその内まとめてくれると思うけど、作者側は公式ツイートの内容を確認するべきだろう」
アシスタントA「まだまだTapnovelは黎明期と言える訳ですね!作る側が積極的にルールを確認するのが大事だと思いました!」
sgru3「その通りだな。 「公式に書いてないからセーフだろ」とか言う作り方はダメだな」
sgru3「さて、ちょっとずつグレーなゾーンへいこうとするか。 次は”東方関連”についてだ」
アシスタントA「”東方”と言えば”ゆっくり実況”とかのコンテンツもあって、2次制作が活発な一大カテゴリーですね」
sgru3「そう。 原作者が「2次制作OK」としている事から現在でも多くの2次制作がある」
アシスタントA「2次制作の”ゆっくり”ですら、商標権登録問題とかで結構騒ぎましたよね?」
sgru3「そうなんだ。 で、結論から言うと「2次制作は原則禁止」と言うのが公式見解だ」
アシスタントA「東方と言う原作を使った時点で2次制作になるから、ダメって事になりますね グレーとは言えないですよ?」
sgru3「勿論だ。 しかし、2次制作は「当社が許諾したもの」ならOKでもあるとされている」
アシスタントA「つまり、今はダメだけどって事ですね。 公開さえしなければ、公式が許諾を得た瞬間に出すのもありって話しかな?」
sgru3「そう言う事。 それに、コラボや使用解禁で話題になる大きなコンテンツだけに可能性がある」
sgru3「また、読み上げ機能のボイス使用については「各読み上げソフトの利用規約に沿う」と言う話も出ていたからな」
sgru3「ここまで来ると「ゆっくり劇場」的なものの制作に取り掛かってる人が居てもおかしくない状況だろう」
アシスタントA「う~ん・・・でも それって、何番煎じですか? オリジナルなんですか?」
sgru3「そう!その辺がグレーだと思うんだ。 Tapnovelにそう言うコンテンツがないだけで、他所には山ほどある」
sgru3「ここで”ゆっくり系”を出すのはライバルが少ない分目立つし、視聴数もそれなりに見込まれるだろう」
sgru3「こう言うのは大概”早い者勝ち”になるだろうけど、そういうので覇権取り合うって状況はちょっと疑問だな」
アシスタントA「言っても、制作は自由ですから。 そこの辺りはsgru3の価値観がめっちゃ入ってますね」
sgru3「さて、東方関連についてはこれぐらいにしておいて。次は”3D”の使用についてだ!」
アシスタントA「そう言えば最近3D制作もそれなりに浸透してますよね?」
sgru3「そうだ。 スマホアプリやBlenderの存在、VRMの普及なんかも背景にある」
sgru3「私も一昨年前までは一切3Dの知識がなかったが、現在では自作のステージ制作までできるようになった」
sgru3「で、この自作3Dモデルは使用して良いのだろうか?と、なる」
アシスタントA「これは難しいですね・・・ だって、VroidhubからDLしたものか自作したものかわからないもの」
sgru3「恐らく公式的にも「また検閲しなアカン内容増えたやん!」て、なると思うんだ」
アシスタントA(公式なんで関西弁やねん・・・)
アシスタントA「自作なら良いのでは?と、私は思いますよ3Dでもそれは一緒では?」
sgru3「甘いっ!!」
sgru3「その”自作”がどこまで”自作”なのか確認できないのが3Dモデルには大きな問題として存在しているんだ!」
アシスタントA「何言ってんですか?」
sgru3「これは3Dモデル自作しているからわかる話なんだが、3Dはパーツごとにテクスチャなんかが設定できるんだ」
sgru3「それは目・・髪の毛・・・服・・肌 細いそれぞれにテクスチャが振り分けられるんだよ」
sgru3「その一つにでも、他者の作ったものを使用していたとすれば、その3Dモデルは果たしてオリジナルだろうか?」
アシスタントA「うわっ・・・めんどくさいですね。 80%オリジナルとかになる訳ですか?」
sgru3「違うな。 他者のテクスチャを使用した部分だけがオリジナルじゃない3Dモデルとなる」
sgru3「こうなると、テクスチャごとに許諾を得ないといけなくなる。 これもまた膨大な作業になるな」
アシスタントA「えー・・・。 そもそも、VRoid自体がPixivのものみたいな前提もありますけど?」
sgru3「そうそう。 だが、これで作成したモデルを自作品として運用するのはOKなんだよ」
アシスタントA「もう、誰が権利持ってて、誰のものか訳わかりませんね」
sgru3「ここは公式見解を待つしかないと言う事になるだろうな。 3Dマップも同様になるだろう」
アシスタントA「sgru3なら3Dで背景自作とかやっちゃいそうですしね」
sgru3「やるだろうな。 それに「マイクラで自作したモノなら良いだろ」とか言う人も出そうな気がする」
アシスタントA「マイクラも大きなコンテンツだし、自作マップとなると判断が難しいですね」
sgru3「Blenderでローポリにすればマイクラみたいな建造物できるから、マイクラがダメって言い切っても無駄だしな」
sgru3「3Dは話が終わらないから、ここぐらいにしておいて・・・・ 最後に、CG使用についてだ」
アシスタントA「CGってコンピューターグラフィックスの総称ですよね。 これはかなり際どい」
sgru3「そう。 ここで言いたいCGとは、ペイントソフト等の機能で生成した絵の事だ」
sgru3「現在のペイントソフトには様々な機能があって、例えば「雲模様」とか「モザイク処理」なんかがある」
sgru3「自分では描いていないが、機能で自作できてしまうものもある。 それら全ては”CG”と言えると思う」
アシスタントA「PCとそう言う系のアプリがあれば誰にでもできますし、年々クオリティも上がってますしね」
sgru3「際どいのが有料ソフトにある機能だな イラストレーターなんかだと、基本機能だけでも色々あるし使えそうだ」
アシスタントA「もう自作と言われたらわからないし、そこまでアウトと言われると加工ソフト一切使えない感じになりますしね」
sgru3「これにはスマホの絵文字やらアイコンやらも含まれると俺は思っている。 機能を使った絵は”CG”だろうな」
sgru3「今後これらを使う人も居るだろうし、これに対して「絶対ダメです」と言うと使えるものがほとんどなくなるのも事実だ」
アシスタントA「今や画像編集ソフトを使用しない人なんてほとんど居ないし、運営の公式絵も該当しちゃう可能性すらある訳ですよね」
sgru3「そう。 線引きがとても難しくなる。 自由度が下がる可能性は大いにある」
sgru3「現状は明確なルールがないにしろ、今後問題とならない作品が出ないとは限らないだろう」
アシスタントA「作者側としては自由度を取りたいところですね」
sgru3「そうなんだ。 だけど、色々考えると結構使えるスチルって本当に狭まってくるんだよ」
sgru3「例えばさっきのAI絵だけど、線画は自分で描いて色だけAIってケースならどうなるのか?とかもある」
アシスタントA「自動着色機能ってヤツですね」
sgru3「そう。 こんなの線画が自作の時点で公式には言わないとわからないレベルになる」
sgru3「だけど、AIはダメだと言う前提に立つとコレはダメだとなる」
アシスタントA「何を言いたいかわかった。 そうなると、自作の線画にバケツツール等で自動配色したのは?って事?」
sgru3「そう言う事! 線画だって自動検出で編集できる時代なんだよ?どこまでが自作?となるよ」
sgru3「AIを使わせろ!と言いたいのではなく。 線引きがどこにあるのか、本当にそこは運営も明記しにくい話だと思うんだ」
アシスタントA「現在だからこそですよね」
sgru3「うん。 自作した絵であっても、勝手にアンチエイリシアリングとか入って加工された絵にならざるを得ない事がある」
sgru3「これらは”AI”ではない。 とは言え、加工OKなら様々な他の機能を許すことにもなる」
アシスタントA「メディアンとかエンボスとか。 機能を限定されても、色塗りでその機能使う人も居るから難しいですね」
sgru3「どこまでを”可”とするかは運営の采配次第だと言えるが、制作者は常に頭の中で”自作品”かを見直さないといけないな」
アシスタントA「うわー! そうなると、本当に気軽にスチルをバンバン出すのはヤバいなぁ・・・」
sgru3「だけど、文章だけのこんな内容よりやっぱ目を引く絵が沢山あった方が視聴数稼げそうに思うだろ?」
アシスタントA「自分で言っちゃダメですよ・・・。 ま、そんなの言われなくてもそうなんでしょうけども・・・」
アシスタントA(そもそも・・・ 内容が頭痛くなるヤツだっつーの!)
sgru3「あ! さっき最後って言ったけど。 追加であるんだよ!」
アシスタントA「はぁ・・・話長いですね・・。 (そこがsgru3らしいけど)」
sgru3「スチルで今まで「絵」にばっかり焦点を当ててきたんだけど、重要な見落としがあると思うんだ。わかるか?」
アシスタントA「・・・見落としですか? 結構細かい所まで話をした様には思いますが、まだあるんですか?」
sgru3「あるんだよ・・・! それは・・・「フォント」だ!」
アシスタントA「な・・・・なにぃーーーっ!!?」
sgru3「フフフ・・・! これは運営さんもきっと見逃してると思うので、追記させてもらったんだ!」
アシスタントA「確かに・・・。 スチルに文字とか載せてる人は多そうですからね」
sgru3「実際居ると思うんだ。 だって、表紙にですら様々なフォントを散見する訳だからな」
アシスタントA(視聴者様すみません・・・。 何分sgru3は書き専なので、他の方の作品を全然読まないんです・・・)
アシスタントA(なので、これは各フォントを使用しているスチル等を否定しているのではありません・・すみません)
アシスタントA「えーっと・・・。 要するに、フリー素材同様にフリーフォントにも著作権あるって話しですね?」
sgru3「そう言う事だ。 フリー素材と同列に考えるなら、フリーフォントも使用はダメって事になる」
アシスタントA「まー、レタリングにも権利はありますから間違った見解ではないと思いますが。 フォントは良いんじゃね?と・・・」
アシスタントA「言い出したらキリないと思いますし・・・」
sgru3「私も本当はそう思っている。 だが、著作権を考えると言う事は そこまでも考えるって事かなと」
アシスタントA「いや、でも・・・ 私らの口調とかもそう言う観点で言うと「パクリ」ありませんか?」
sgru3「ぱ・・パクリやパロディは・・・ ぁりまぁ~~す!!」
アシスタントA(絶対わざとやんけ!)
アシスタントA「さ、長丁場が過ぎるのでサクサク次にいってくださいませ!」
sgru3「次は「ボイス」だな! ちょっと場所でも変えるか。 気分転換って事で!」
〇シックなバー
アシスタントA「・・・って! どこやねーーん!!」
sgru3「安心して下さい。 ただの背景です」
アシスタントA(めんどくさ・・・っ!)
アシスタントA「で、ボイス機能追加は嬉しいですね!」
sgru3「そうですね! これで次は「音源」を自由に上げて、作品に使う事ができるようになります」
アシスタントA「あの・・・。 ワザと今「音源」ってしましたよね?」
sgru3「当然です! だってそうでしょ?ボイスは音源ファイルを再生する機能に違いないですから」
アシスタントA「へりくつ・・・」
sgru3「わかったと思いますが。 この機能使えば、既存で存在しないSEだって実装できる事になりますね」
アシスタントA「SEどころか環境音からBGM 「音源」をどれでも使用できますね・・・」
sgru3「これが「自作」ならOKで、今のところフリー音源はフリー素材と同じ基準なら使えないとなるはずです」
アシスタントA「またさっきと同じ展開ですね。 「自作」かどうか、どう判別するんだって事ですよね・・・」
sgru3「そうなりますね。 なぜなら「音楽編集ソフト」使えば、簡単に音源が作れますから」
sgru3「その作ったものがフリー音源加工したのか、自作なのか、ソフトで生成したのか・・・判別は非常に困難です」
アシスタントA「Audacityを使えばピッチ変更や合成したりとかで、いくらでも編集できますしね」
sgru3「更に、Youtubeとかから生音録音したりして音素材にする方法だってあるから 自作と立証する方が難しいかも・・」
アシスタントA「またもや制作側がどれだけ配慮できるかと言うか、ちゃんと自作にこだわれるかになりそうですね」
sgru3「ボイス機能については実装が最近なので公式見解自体がまだまだ少ない」
sgru3「またまたケースで考えようと思う。 まずは、自動音声読み上げ機能です」
アシスタントA「これは公式が「各読み上げソフトの規約に沿う」って明言してますね」
sgru3「ああそうだ。 ただ、このソフト意外にすそのがひろいって言うか、多いからな」
sgru3「アプリにかかわらず、ReadSpeakerみたいな人工音声サイトもあるから。 それぞれ規約を確認しないとな」
アシスタントA「これって、最近流行りの「合成音声」とか「加工音声」とかはどうなるんだろう?」
sgru3「いわゆる「バ美声」ってやつだな」
sgru3「自分でしゃべった声をボイスチェンジャーで加工する機能は、近年かなり進化しているからなぁ」
アシスタントA「フルボイスのTapnovel作品も夢ではない訳ですかね・・・?」
sgru3「こうなるとボカロ使う人も出てくるだろうなぁ。ボカロも今や色々なタイプがあるから、見分けが難しいだろうな」
アシスタントA(運営側じゃなくて良かった・・・)
sgru3「さて、それではグレーなゾーンを探りたいと思うが・・・音に関してはさっきも言った「音源」問題がある」
sgru3「今や、個人で収録した「音源」を加工して編集して素材化することは簡単になった」
sgru3「楽器音で言えば「ガレージバンド」なんかもあるし、個人で作曲すら可能になっている」
アシスタントA「音源を加工するだけでなく「ロック調」とか「クラシック調」で自動生成もできますしね」
sgru3「あぁ。 自動でビート刻んでくれるし、音の質も良いからな」
sgru3「こうなると、もはや「自作」なのかどうかがわからない。 アプリにある音だったのかどうかすら」
アシスタントA「生演奏しました!と言われてもわからないよね。それほどアプリは進化してる」
sgru3「ゲーム音で演奏とかもできるから、ピコピコ音だからどうとかも言えないし。 作者のみぞ知る世界となっている」
アシスタントA「それらのものに「自作」か否かを判別させるのは非常にタイトって事ですね」
sgru3「と、なると・・・結局は・・・」
「自己責任!!」
sgru3「制作側が常に著作権を考えて作るしかないし、ヤバイ素材を持ってくるなって話しになるかなと思います」
アシスタントA「その為の「自作」確認タグ・・・! その為の「自作」確認作業・・!!」
sgru3「訴えられても知らねーぞ と、までは言ってませんが。 そうならないよう作りましょう」
アシスタントA「それと、公式が「使用できません」って明言しているものは使用しない事ですね!」
sgru3「そうだな。 どうしてもこの場面で他にないから!と、なる事は多々あるだろうと思う」
sgru3「しかし、今ある素材で上手く料理してみせるのも制作者の腕の見せ所ではないだろうか?」
アシスタントA「私の立ち絵が3Dモデルじゃなくても十分内容伝わる様にしなさいって事ですね!」
sgru3(なんで俺が釘刺されてるんですかね・・・)
sgru3「音源となると使い道が多いですから、制作者側のモラルとかも今後問われていく事になるでしょう」
アシスタントA「特にさっきも言ったYoutubeの音源とかですよね」
sgru3「そうです。 今ならTiktokからとかも考えれます。 そりゃ視聴数は伸びるだろうけど・・・」
sgru3「ここはそもそも、そういう作品を期待されている場所なのか?と、思う訳で・・」
アシスタントA「めっちゃコメント来る! タップ数もダンチ! ランキングも覇権取ったど!!」
sgru3「ど・・・どうした急に・・・!?」
アシスタントA「視聴数が正義や! トップランカーこそが神!! ポンコツは黙っとれぇぇええ!!」
アシスタントA「鯖のメンテ代分課金しろゴルァッ! 時給アップ早よっ!! 違法残業にザビ残撤廃っ!!!」
sgru3(ヤバイ・・・! 長丁場過ぎてアシスタントAが壊れ始めてる!早くまとめないと!)
sgru3「そこは・・・まぁ・・・。 私は自分の作りたいもの作っちゃう人なんで人の価値観をとやかく言わないですが」
sgru3「訴訟になったりしなくても 他者のモノを許可なく色々な手で使うのはよしましょうよ・・と言う事で・・・」
アシスタントA「オチは!? オチはないんかワレェエエエッ!!」
sgru3(ひょっとして、定時過ぎたからこのキャラになってんじゃねぇのか・・・コイツ ザビ残がどうとか言ってたし・・・)
アシスタントA「うっ・・・・!! そ・・・創作とは・・・!! うごごごごごっ!!」
sgru3(無の力に飲まれたか・・・)
sgru3「えー・・・っ・・・ とりあえず、オチもついたみたいなんで今日はこの辺りで」
sgru3「ダラダラと建設的ではない「著作権を考える」だけの内容でしたが。 ありがとうございました」
こうして、sgru3の個人的な考察はひとまず幕を閉じたのであった。
この作品は「考察」であり、公式ルールなどは改めて公式発表の内容を必ずご確認ください。
〇男の子の一人部屋
sgru3「さて、ここからは余談的に 運営さんへの希望とかを少しばかりやろうと思います」
sgru3「とは言え、新機能続々!と言う状況なので既に準備中とか実装予定もあるかなと思うので気軽に流していこうと思います」
1.フリー素材問題
sgru3「スチルや音源でも出てきましたが、フリー素材が多くて優秀な為に出る問題かなと思います」
sgru3「「運営が許諾したものがOK」と言う前提なら、運営でのフリー素材実装が最も望ましいと言えるでしょう」
sgru3「公式が使えるようにした素材なら、私たちは権利関係で気にせず創作できるようになると思います」
sgru3「とは言え、フリー素材も膨大な数があると思いますから。 有名どころを幾つか抑えて欲しいですね」
sgru3「背景・SE・BGM・・・。 増えれば増える程嵩むサーバー代・・・ 某サイトの二の舞にならないか心配w」
sgru3「制作者側も素材のライト化を意識したいところですね」
sgru3「「スチル」はそもそもサイズが大きいので容量大きくなりがちです」
sgru3「ダウンサンプリングするなりして、1MB前後でおさえていきたいところですね」
sgru3「個人が色々なスチルをフリー素材代わりに用意して大容量になるくらいなら、ある程度フリー素材用意した方が・・・と」
sgru3「個人的にオススメのフリー素材サイトあるんですが、何か具体名上げると攻撃されそうなんでやめときますね」
sgru3「早く〇〇さんとタッグして!とか、許諾得てください!と、思うばかり。 が、そこは黙って待つがヨロシですね」
2.読む所と作る所が別問題
sgru3「何故サイトを分けたのだろうか・・・ と、言えば恐らくデータ管理やページの記述的な都合だろうと思いますが・・・」
sgru3「私の様な「書き専」となると、作品掲載サイトに一切いかなくなりますよ・・・ (珍しい部類ですが)」
sgru3「書く人が必然的に別サイトに出入りしているんですが、読者を増やす意味ではどうなのだろうか?と、思います」
sgru3「大体の創作サイトでは読む人も書く人も同じページに一度は行ってから、別れる仕組みになっていると思います」
sgru3「だから、書く専門の人用に日記を書く機能とかもあって。 作者と読者交流ができます」
sgru3「Tapnovelの作品特化は男気あるシステムで個人的には好きですけどね (日記とか面倒だし)」
sgru3「ただ、ページ全体のアクセス数も同じ入り口にすれば更に増えると思ってしまう」
sgru3「今更統合は更に難しいと思うので、まぁこの問題は解決しなくても良い内容である事には変わりないと思います」
sgru3「とりあえず、余談はこの辺で。 新たな機能追加あれば、また考察するかもしれませんし、何もしないかもです」
sgru3「あ! 出来れば「使用できるもの/できないもの」はまとめて欲しいかなと・・・」
sgru3「ツイッターの過去を遡れば明言している事がありますが、なかなかこれも大変な作業になってきますので・・・」
sgru3「公式ルールの確定は創作の幅を減らすのも事実ですけどね」
sgru3「そこは、聴く側も「何でもかんでもアンサーを得てはいけない」と言う事に気付いていた方が良いかなと」
sgru3「言及されちゃうと、グレーゾーンはなくなりますから」
sgru3「運営も「片目開いてますが」ぐらいで目を瞑って見逃す内容だってあると思います 創作は常に綱渡りですしね」
sgru3「必要なルールが何か 互いに考えて行けたら一番ですね」
と、なんかカッコウつけて去るsgru3であった。
〇学校の廊下
アシスタントA「イチ大事!!イチ大事~~~!!」
sgru3「あれ? 撮影終わったんじゃなかったっけ?」
アシスタントA「追記回ですよ! 地味に閲覧数も伸びてるので 編集からヤレって言われました!」
sgru3(相変わらず露骨なんだよなぁ・・・)
sgru3「で、今日は何用ですか?」
アシスタントA「はいっ!?知らないはずないでしょ!! 『ChatGPT』ですよ!! それしかないでしょ!!」
sgru3「わかってはいたけど。 どうせダメですって結論だろ? 何話す事あるんだよ」
アシスタントA「良いから初めて下さいよ! 考察をすれって言ってるの!」
sgru3「あー、まぁ・・・ やるか。(適当)」
sgru3「と、言う事で。 近頃耳にする『ChatGPT』について 話していこうと思います」
アシスタントA「やれ。 早くやれ。 再生数伸びるようにやれ」
sgru3(このアシスタント圧強すぎん・・?)
sgru3「え・・・えー。 まずは、簡単に『ChatGPT』について 話すべきですかね」
sgru3「私は使った事ないので、実際とは異なるかもしれませんが。 AIによるチャットが可能な機能です」
アシスタントA「要するにAIイラストの文章版ですよね」
sgru3「そ・・・そうです。 (私居るか・・コレ)」
sgru3「で、最近問題になったのが 「(卒業)論文をChatGPTで・・」 と、言う感じのニュース」
アシスタントA「ただのチャット機能だと思ってたら 打ち込んだ文章に対して的確な返答があるから、論文に使えたみたいですね」
sgru3「これ凄いよね。 で、当然この界隈の人なら頭に浮かぶ 「展開に悩んだから・・AIに!」と」
sgru3「「ChatGPTで作品を生み出そう」 そう考える人が居てもおかしくない それぐらいの話に、今なってますね」
アシスタントA「sgru3が考えるよりAIが考えた方が 絶対再生数も増える内容でしょうね。 しかも、面白い作品ができる」
アシスタントA「もう、クリエイターいらないじゃんw」
sgru3(なんか追加回の割に毒強すぎん?)
sgru3「で、まぁ・・・。 実際「0.」ベースからAIに頼む人って そこまで居ないかなとは思うんですが」
sgru3「例えば「主人公は女か男で悩んでる」とか 選択肢の結論をAIに考えさせたり 「この後どうなる」の続きを聞いたりと」
sgru3「どう考えても「AIありがとう!」な そう言う使い方は今後出てくると思うし それって、もうわかんないと思う訳です」
アシスタントA「AIにある程度答えさせたら、後は自分の言葉や書き癖に変えればわからないですね。 こりゃ、楽だな創作者も」
sgru3「もっと手を抜くなら、プロットだけ打ち込んで物語自体を生成させることも 今ならできそうな気さえしてますね」
アシスタントA「主人公は女子高生。 戦う事で病が治る。 敵は病を撒いた科学者」
アシスタントA「と、言う感じで設定だけ打ち込んで。 後は『ChatGPT』が旨く料理してくれる 良い時代ですねー」
sgru3「問題は、これらを検閲できるか。 と、言う話になるけど・・・。 結論は「できない」・・・だな」
アシスタントA「そうですね。 私らのセリフだって、今まさにsgru3が ChatGPTで生成したものかもしれない」
アシスタントA「誰が「AI生成」の文章なのか そうでないかをジャッジできるのか そんなの。無理って話ですね」
sgru3「あぁ。 これはある意味「AIイラスト」よりも かなり厄介な話しだと思う」
sgru3「幸と言うか・・・ AIイラストって、本人にその画力があるかないかで判別ができる点がある」
アシスタントA「sgru3が急にハイクオリティの絵を出してきたら、それもうAI製ですよねって 言ってるようなもんですからね」
sgru3「そうそう・・・」
sgru3(なんか・・・ 今回は特に傷つく事言うよなぁ・・・)
sgru3「ところが、文章には「法則」はあっても 「個性」と言うのが難しい。 表現なんかも、大体出尽くしてるしな」
アシスタントA「その中で「平凡にまとまった文章」と 「AI生成した文章」の差異は限りなくゼロ ヤバイですね・・・コワイですね・・・」
sgru3「もし、AI生成した内容を入れた作品が出てきたら公式はどうするのだろう。 と、思ったところでどうしようもない」
sgru3「本人が否定したら、それまでだからな。 判定基準など文章にはないのだから」
sgru3「「AIで作りました!」って言う人も居ないだろう・・・。 そんな事したら消されるだけだしな」
アシスタントA「今は『ChatGPT』が話題だけど。 この先はもっと日本語対応したヤツとか 小説・物語生成AIも出るかもね」
アシスタントA「ねぇ・・・sgru3。 そうなったら、もう意味ないんじゃない。 創作なんて・・・さ」
アシスタントA「だって、そうでしょう? みんなだって、きっともうAIの文章で満足して行くんだよ」
アシスタントA「AIイラストが証明しちゃってるじゃん? 人が描くよりもハイクオリティで・・・ それで稼ごうとしてる人も出てきた」
アシスタントA「作品だってきっとそうなるよ・・。 あなたが考えたより面白くてさ・・・ みんな見るような内容でさ・・・」
アシスタントA「凄い時間を割いてなくてもさ・・・。 貴重な休み一日中考えたネタでもさ・・・ AIはそれらも学習してくんだよ・・・」
アシスタントA「勝てっこないよ・・・。 もう、やめよ・・・。 創作なんて・・・ね?」
sgru3「・・・・やめないね」
アシスタントA「どうして・・・? 報われないんだよ? AIが全部やってくれるんだよ・・・?」
sgru3「わかっちゃいないよ・・・。 創作者ってのはな・・・」
sgru3「自分が『生きた証』を・・・ 作品に込めてんだよっ!!」
アシスタントA「『生きた証』・・・・っ!!?」
sgru3「他の人は違うかもしれない・・・ けどな、私はそうだ」
sgru3「自分が描いた世界・・・。 自分が夢見た物語・・・」
sgru3「それを少しでもカタチにしたいから それが「見たい」から。 だから「完成」に向かって進むんだ」
sgru3「だからAIがどうした。 AIが考えようもないメチャクチャを 自分だから生み出せる内容を目指すだけ」
sgru3「読者や視聴者がどっちを選ぼうが そんな事は作り手には関係ない」
sgru3「私が死んでも作品は残る。 自分だから生み出せたものだからこそ 意味をなすんだよ・・・」
アシスタントA「それがAI以下のものだったとしても・・ 自身から精製(生成)されたものなら それが価値だと言う事ですね」
sgru3「そうだ。 だから、最後に言わせてほしい」
sgru3「AIだろうと、自作だろうと 読み手・視聴者はどちらを楽しんでも良いし、それを作り手は責めてはいけない」
sgru3「自分なりに「作った意義・意図」 そう言うのがあれば充分じゃないか」
sgru3「AIが何だ。 一緒にこの先もやってこうぜ 作り手の皆さん」
sgru3「自分だけが持ってる「価値」を込めて 一つ一つ作品を出す」
sgru3「読み手や見てくれる人は 居てくれないと困るし、寂しい。 作り甲斐もないってなるけど」
sgru3「作品へ込めた思いは きっと生き続ける。 私はそう思う」
アシスタントA「さっすが底辺クリエイター。 もう少し閲覧される努力もいると 私は思うけど。まぁ、仕方ないか」
アシスタントA「それぞれの作品に込めた思いが いつか届くと良いですね♪」
sgru3「あぁ。 時間かけた分は楽しませてやる! って、思いながらみんな作ってるから」
sgru3「AIに負けてる文章だろうが気にしない! 気持ちを込められるのは人間だけ!」
アシスタントA「ちょーフツウに良い言葉で締めたね。 捻る気なさすぎw」
「それでは、追記回でした!」
ありがとうございました❣️
勉強になりました。
色々な面でタイムリーだし、
知らない事も多く、
考えさせられました❣️
ドラマ化の脚本と自分の原作の間で悩み苦しみ、
亡くなった某漫画家さんの
ご冥福をお祈りします。😖
著作権は中々難しくグレーの部分が多いので、ライター側としてどういった立ち振舞をするべきか、参考になりました😉😉😉😉✨
日進月歩の変化に著作権当局の判断やシステムが追いついていない問題もありますね。現時点で全てを俯瞰で理解している存在は少ないと思います。sgru3さんのような方の指摘によって改善できる点が増えていけばいいですね。